ヒーローとしての活躍がようやく世間に認められ、ニューヨークの市民から愛される存在となったスパイダーマン(トビー・マグワイア)。私生活では、MJ(キルスティン・ダンスト)との結婚も秒読みに入り、ピーター・パーカーの人生は絶好調だった。しかし、警察からもたらされたある衝撃的な真実が、ピーターの心をかき乱す。最愛の伯父ベンを殺した真犯人が別に存在し、その男=フリント・マルコ(ト-マス・ヘイデン・チャーチ)が刑務所を脱獄し、現在逃亡中であると。激しい怒りに燃え、復讐心を募らせるピーター。そんなピーターに、ある謎の黒い液状生命体がとり憑く。その黒い液状生命体は、スパイダーマンの衣装を黒く染め、パワーもスピードも今までと比べられないほど強力な“ブラック・スパイダーマン”へと変化させてしまう。ただ同時に、ピーターの心まで黒く変化させていく。
以下ネタバレあり
少々冒険な三作目だった気がします。
コミックではお馴染みのサンドマンやヴェノムが登場したのは嬉しく、特に
サンドマンはコミックの雰囲気そのままで良いですが、何だか慌しいまま終わって
しまいました。
盛りだくさんな作りで、凝っているといえば凝っている。
しかし…ピーターことトビー君、いいのでしょうか?
歳とった?髪薄い?太ってる?
黒いスパイダーマンのシーンは無理があり、気恥ずかしくて目を覆いたかった
瞬間もありました。
トビー君、頑張ってるけど、似合ってない。
特にパンパンなお顔に前髪をペタっとおろしたお顔は、まさに
彦麻呂さん。
出てくる人達も、悲しい人ばかり。
主役のピーターを筆頭に、家族に恵まれず女優の夢も断念気味のMJ、
大富豪でハンサムなのにお父さんが亡くなり、結婚直前でMJに逃げられたハリー、
サンドマンもヴェノムも元は人間。
誰も救われないなあ…とラストでしんみりしてしまいました。
サンドマン、お金手に入れたかどうかが今一番心配?
テーマソングは、大好きなマイケル・ブーブレ!