九尾狐(クミホ)伝説をテーマにしたラブファンタジー作品。
匂い立つ花のように男性を惹きつける美貌の持ち主のハラ。
しかし、本当の姿は、999年間人間界で生きてきたクミホと呼ばれる九尾狐。
人間に生まれ変わる為には、心から愛する男性と出会い、100日目に彼の精気を
吸い取らねばならない。
残り少ない日々の中、ハラは、タクシードライバーの青年ヒョギと出会う。
〔ねたばれあり〕
映画といえば、チョン・ウソン出演作しか観ていない今日のこの頃。
この作品は、ウソンデビュー作でもあり、なにやらセクシーなシーン
(たいしたことはない)もあるということでレンタル。
映画の始まりは、なんと地獄から。
これがどうにもコミカルでびっくり。舌を切られる人がいて、その舌をくっつける
薬を売る人がいて……。安っぽいオープニングに少々めまいが。
まず登場するのは、クミホを退治するために地獄から現世に電車で送られる
頼りなさげな男性。この人、インパルスの板倉氏に似ている。
クミホが住んでいる家は、一応ゴージャスな家という設定なのでしょうが、
どうも日曜大工的に作られたような作りで、良く見るととても安っぽい。
ウソンのデビュー作で、若く、顔がパンパンしております。一瞬整形?と
思いましたが、今は歳を取った分無駄な肉がそぎ落とされたのでしょう。
服装もメイクも二昔前ぐらいな印象です。
びっくりするのが、ウソン演じるヒョギが、ハラに怒って暴力をふるうシーン。
あれはヒドイ。正直ひきました。
最後に首絞めておきながら、いつの間にか仲直りしていたりするので、
典型的な家庭内暴力夫っぽい。
女性が男性に暴力ふるわれているのを見た瞬間、ハラの味方になっていました。
「ハラ、そんな男はやめなさい!」と助けたくなりました。
個人的には「冬のソナタ」のキム次長こと俳優のクォン・ヘヒョさんが脇役で
出ていたのもポイントアップ♪
で、70点。