ホテル・ハイビスカス [Blu-ray] (2009/07/24) 蔵下穂波照屋政雄 商品詳細を見る |
沖縄のとある場所に、"ホテル・ハイビスカス"はあった。ホテルといっても、実は客室はひとつだけのオンボロ民宿。男の子たちを子分に従えるオテンバ娘の美恵子は、そこで両親やおばあちゃんたちと暮らしていた。ある日、美恵子は学校の帰りに、行き倒れになっている青年と出会う。美恵子は青年を"ホテル・ハイビスカス"に連れて行き、青年はそこに宿泊することに…。
「ナビィの恋」の中江裕司監督が、再び沖縄を舞台に描くハートフルな物語。仲宗根みいこの同名漫画を原作に、小学3年生のオテンバ娘・美恵子の冒険と成長を、温かく描いている。元気いっぱいに美恵子を演じるのは、3000人以上の沖縄の小学生の中から選ばれた蔵下穂波。NHK「ちゅらさん」で人気者となった平良とみ、沖縄民謡歌手の照屋政雄といった沖縄の人々と、余貴美子らベテラン俳優陣の絶妙なコンビネーションも見どころである。眩しい太陽、抜けるような青空、そして三線の響きと、郷土色豊かに描かれた、すべての人を魅了する心温まる一作。
〔ねたばれあり〕
面白かった!楽しかった!笑ってじーんときて、沖縄行きたくなって!
主役の美恵子ちゃんが、とにかくパワフルで元気いっぱい!面白い!
ところどころクスクス笑わせたり、爆笑させたりするシーンが。
何度か観て、気づいて笑えるところもあるかも。
沖縄が好きで、沖縄の本などをたまに読んでいるせいか、方言にはあまり違和感がなかったけれども、初めて沖縄の言葉を聞く方はちょっとわからないところも多いかも。
でもそこがまた良かったりもする!
ストーリーは、
?フェンス
?太陽(ていーだ)母ちゃん
?美恵子の大冒険
?お盆どうーい
の4つの話になっている。
?フェンス
タイトルを観た時は、「???」だったが、このストーリーのラストにタイトルの深い意味が伝わってくる。
後からジワジワくるラストのフェンス。
?太陽のような母ちゃんは、明るくて元気いっぱい!?のストーリーでも大活躍している。でも、母ちゃんが太陽でいられるのは、父ちゃんがいるからだと思います。
?恵美子の大活躍するこのお話では、?から話に出てくる沖縄のガジュマルの樹にいる精霊キジムナーが登場!?
キジムナーを呼び出す歌を教えてくれるおじぃが、何と沖縄のジミヘンと呼ばれる登川誠仁!
ちなみに美恵子のお父さん役も沖縄民謡界を代表する照屋政雄。
?お盆どうーいは、沖縄でよく言われる「まぶい(魂)落とし」のお話。びっくりすると落とすと言われて、そのまぶいを取り戻すために「まぶいぐみ」「まぶやーぐみ」と呼ばれる儀式を行わなければなりません。
ユタと呼ばれる沖縄の霊能者に頼んだり、トイレの神様にお願いしたりするらしく、映画ではおばあがトイレでまぶいぐみをしています。
ラストも楽しく和気あいあいとおしまいです。
これがいいんだなーと笑って幸せな気持ちになって観終わります。
元気がない時に、まぶい落としたんじゃないか?(腑抜けている)と思ったら、この映画を観てパワーもらいましょう!