フィラデルフィアに、全米で最初のシリアルキラーと呼ばれた男の悪霊が出現する。残虐の限りを尽くした連続殺人犯の悪霊に挑む、サムとディーン。しかし、兄弟にはもうひとつ問題が。ジョーが悪霊退治に参加したいと言うのだ。そして、エレン一家と父ジョンの秘密も明かされる。
脚本: マット・ウィッテン
監督: キム・マナーズ
♪フォーリナー "Cold as Ice" / チープ・トリック "Surrender"
★ディーンのケータイ着信音はディープ・パープル "Smoke On The Water"
今回の話しは、映画「壁の中に誰かがいる」に似た内容で、
閉所恐怖症な私は怖くて怖くて、途中早送りしていました。
ジョーの母親のエレンは、前回エピソードで「隠し事はなし」と怒り
また今回は、言葉の端々にサムとディーンの父親について何か
言いたそうにしていました。
最後にわかったのは、エレンの夫(ジョーの父)は、最後の狩りで
一匹狼であったサム達の父親ジョンと組み、ジョンに裏切られて
亡くなったということでした。
ジョンにも理由はあるのでしょうが、エレンはずっとうらんでいた
のでしょうね。
エレンから聞かされたジョーは、ディーンを拒絶…。
(ちょっと前までは仲良しで、命を救ってもらったのに…)
今回の犯人(悪霊)は、実在する人物ハーマン・ウェブスター・マジェット
通称H. H. ホームズと呼ばれた男性でした。
この男、ハンサムだったということで、最初は資産家の女性と結婚し
彼女の資産で大学を卒業、医師免許を取得すると、すぐに彼女と
別れ、開業するが、保険詐欺で逃亡。その後は結婚詐欺を繰り返す
というありさま。
関わった女性の多くが、失踪ということです…。(-_-;)
今回のエピで出てきたのは、彼がシカゴ博覧会に合わせて
建設をした、いわゆる“殺人ホテル”です。
罠を仕掛けたドアや、迷路など、沢山の仕掛けがあり
外部に音が漏れない気密構造になっていたそうだから驚き!
ガス室や解剖室まであったそうで……、狂ってます!
本人27人しか殺害を認めておりませんが、実際には200人近い
人(ほとんどが女性)の死骸が見つかったそうです。
怖すぎっ!
このホテル、色々な業者に少しずつ作らせていたので
誰もこのホテルの正確な間取りがわからなかったそうです。
ホテル業がうまくいかなくなると、宿泊者の男性などに高額な
保険をかけ殺害するという保険金詐欺を繰り返していたようで、
結局は、保険金詐欺で逮捕され、その後殺人ホテルから大量の
死骸が発見されました。
ドラマでも言われていましたが、彼は死後遺体を切り刻まれることを
恐れ(何たる自分勝手な!)、またミイラにして見世物にするという
噂などもあったため、死体をコンクリート詰めにし、死体を地下3mに
埋めるよう依頼、実際に彼の弁護士がそうしたと言われています。
35歳で公開処刑。35歳という年齢にもびっくりです!
(ドラマで出てきた姿は、4,50代男性ぐらいでした。)
最後にディーンが、セメントを流して彼を閉じ込めていましたが
あんなものでうまくいくのか?と思いながら、見ていました。
あまりに単純…。(-_-;)