散歩中に友人を殺したと言う老人が拘束された。名前はドナルド・バクスター。彼は同様の手口で7人もの友人を毒殺したと供述する。特捜課の面々もそしてブレンダさえも事件は心臓麻痺による死亡事故であると彼の話を信じようとしなかった。
※ねたばれあり
今回は、元記者の老人ドナルド・バクスターの大活躍によって
そして、その老人の話しを信じ、捜査にのりだしたチームの
おかげで無事解決することが出来ました。
ある老人が、「友人を殺した!」と自供し拘束された。
自分の名前は明かさず、他にも同じ手口で7人を殺したとも言う。
最初は認知症老人のたわごとで、心臓麻痺で死亡しただけだろうと
耳を貸さなかったのだが、検死官から「毒殺だ」と言われて
驚くブレンダ。
調べを進めるうちに、前々から老人は、毒殺だと騒いでいたが
誰も耳を貸さなかったことがわかる。
警察へも出向いたが、The Round File(丸いファイル=ゴミ箱)として
記録は残されず。
ただ一人の家族の息子にも、事件のことを信じてもらえずに疎遠に
されて、どうしようもなくなり、捜査してもらいたいためにウソをついた
のだった。
被害者達は全て火葬されていたが、位牌を集めてみると
無くなっていたり、ペットと同じ骨壷に入れられていたり、
空き缶に入れられていたりと、ひどい扱いをされているものが
多かった。彼らの共通点は、家族から大切にされずに孤独で
また、お金がなく補助を受けているものばかりだった。
犯人は、施設の支配人でした…。
彼は、なんと月末に貧乏で身寄りのない老人を一人殺し
お金持ちの客を月初5日前までに入れることによって
施設の稼働率をUP、ボーナスまでもらっていたのでした。
孤独なお金のない老人も、死ぬことで役にたったじゃないか
などと言う悪魔ぶり。
そんな犯人にブレンダは最後、貴方も刑務所に入ったら
面会の数が徐々に減り、忘れられ、いつの間にかいなくなる
運命になるわねと言ってあげます。
事件の推理も面白かったですが、ブレンダの家探し騒動にも
笑ってしまいました。機械オンチなのか、ドジなのか、
ファックス送信を何度も失敗!(^-^;)
こそこそとポープの部屋のファックスまで使う様子に
笑ってしまいました。
皆にバレバレなのに、何故かそういうことは部下には頼めない
ブレンダが好きです。
あれだけドタバタとFAXで苦労したブレンダでしたが、
結局売り手のオーナーは、家を売る気がありませんでした。
なんと、孤独な老人であったオーナーは、買い手を捜す
ことで、色々な人との出会い、お客さんが来るのを楽しみに
していたのでした。
ドナルド・バクスターと彼女が重なり、ブレンダは母へ電話。
まだ新居は見つからないけれどもお父さんと一緒に
遊びに来てと誘います。泊まるところは何とかするという
ブレンダ。きっと、この売り手の老女の家に泊まらせる
つもりなのでしょう。エンディングから少したって、そのことに
気づいた私はちょっと涙。
今回の脚本も凄いなーと改めて感動してしまいました。
プロベンザとドナルド・バクスターの関係もよかった。
後からじわじわくるエピでした。