シークレットサービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)は、同僚のケント・テイラー(マシュー・フォックス)とともに、スペインのサラマンカで開催される首脳会談に出席するアシュトン米大統領(ウィリアム・ハート)の警護にあたっていた。サラマンカ到着直後、大群衆を前に広場でテロ撲滅のスピーチを行うアシュトン大統領が突然、何者かに狙撃される。パニック状態に陥った広場の中で、狙撃の瞬間を目撃した8人は……。
以下ネタバレあり
今回のお目当ては、「LOST」のマシュー・フォックス。
彼を出したということは、逆をついて悪役だろうな…と予想しましたが…。
デニス・クエイド演じるトーマス・バーンズを騙せたな… と思った瞬間の
ニヤリ顔、セクシーでした。
デニス・クエイド、R・レッドフォードみたいにカサカサでひび割れてきてます。
一番おいしい役でしたが、イマイチ華がない。
脇役では、私の大好きなブルース・マッギルが!
この方、政治家役とかお偉いさんなどの役がはまり役。
タイトルのバンテージ・ポイント(vantage point)とは有利な見地の意味で、
登場人物8名それぞれの立場でしか見えない「視点」を寄せ集めるこの映画の
主旨を表しているそうです。(参考:ウィキペディア)
1.レックス・ブルックスなど、テレビ局スタッフの視点大統領のスピーチのニュース映像を撮影中大統領狙撃場面を撮影、そのご舞台が爆発しレポーターの女性が死亡してしまう。まずは、インパクト大!
2.トーマス・バーンズの視点デニス・クエイド演じるシークレットサービスの男性が大統領が狙撃され、ステージが爆発し、人々が逃げ惑う中、テレビ局の車でビデオを見て黒幕を知ってしまう。(それが誰かは知らされない)
3.エンリケの視点サラマンカ市長を護衛する地元刑事。彼女の浮気を疑っている。
4.ハワード・ルイスの視点妻子と別居中のアメリカ人旅行者の男性。事件の様子をカメラで撮り続ける。
5.ヘンリー・アシュトンの視点アメリカ合衆国大統領(ウィリアム・ハート)第二の事件が勃発する。
6.テロリスト側の視点から結末へテロリスト側の視点から、徐々にそれぞれの人の動きが重なって行き、ラストへ進む。
トーマス・バーンズのカーチェイス、ハワード・ルイスのどこまでも良い人っぷり。
デニス・クエイドのほかに誰かいなかったのか?
いつもならケヴィン・コスナーがやりそうな役なのに。
でも、ケヴィン・コスナーじゃありきたりかな。
1つのテロ事件に対して、別の視点から何度もはじめることは、
少し飽きてきますが、別の視点に切り替わる時には、かならずクリフハンガー的に
終っているのでドキドキ・ハラハラ感は持続して楽しめます。
【映画ロケーション】
スペイン マヨール広場