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ボストン・リーガル3 第17話 血まみれの花嫁 The Bride Wore Blood

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裁判所にいるアランを探す女性の声…。なんと血だらけのウエディングドレスを着て、手には凶器らしきハサミが!彼女は、アランの元恋人で同僚のレナータ・ヒル。自分は殺していないとアランに訴えるが、すぐに警察に逮捕され連行されてしまう。罪状は第一級殺人。

一方、クレア・シムズは、携帯電話を盗んだ罪で訴えられた青年ジェローム・ハリスを弁護することに。

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今回のアランの裁判は、とても見応えありました。

最後にどんでん返しがあり、いつものアランの裁判とは少し違った雰囲気でゾクゾクしました。

アランの元カノで同僚だったレナータ・ヒルが、血まみれのウエディングドレスと凶器のハサミを持ってアランを探しているところからドラマが始まります。

レナータは、挙式前に待合室で気絶している間に婚約者ハビエルが殺されたと言い、慌ててアランに助けを求めに来たと訴えます。

捜査からわかったことは、刺し傷から犯人は160センチ52~55キロ。(レナータにぴったり)他に容疑者らしき人物はおらず、目撃者は24人も。何しろ彼女はドレスに被害者の血を浴び、凶器を持参。

アランは、犯行現場維持が徹底されていなかったと訴えますが、勝ち目はなさそう。

その後検察側の証人から、レナータが婚約者から別れを切り出され、逆上していたことが判明。

動機があったとわかり、アランは一時的な心神喪失に主張を変えれば、刑務所ではなく施設に入れるとレナータを説得。すると、レナータが隠していたことがあると、彼女の秘密を語りはじめました…。

気絶は嘘。犯人を見た。レナータ・ヒルが真犯人だと説明。彼女の本名は、サラ・ポピヨ。

弁護士試験は受からなかったという。

本物のレナータは、弁護士試験をパス。試験結果が出る前に植物の勉強でアラスカへ。

アラスカで恋に落ちた彼女は、弁護士のキャリアを捨て、スーザン・グレイと名乗りアラスカで暮らすことに。そして、サラ・ポピヨは30万ドルでレナータの身分を買い弁護士に。

18年後の現在、スーザン・グレイ(レナータ・ヒル)は恋も仕事もうまくいかずアラスカから戻り、身分を返せとサラのもとに。理性を失ったレナータは、配達員の制服で待合室に入り、サラに襲い掛かったが、彼女をかばった彼を刺して逃げたと言う。サラは、今の身分を捨てられないと訴える。

アランは、クラレンスにアラスカ・クラーク村に住むスーザン・グレイとサラ・ポピヨについて調べるよう指示。

クラレンスの調べにより、1年前にスーザン・グレイが村を出たきり消息がつかめていないと判明。

正直に全て話せば、弁護士法違反で懲役3年。だが、陪審が信じなければ終身刑

話しを信じた上でサラが犯人だと判断する可能性アリ。

そこで、アランは、スーザンまたはレナータのカード履歴を調べるようクラレンスに指示。

最終弁論…、アランは、マティスの「舟」が逆さまにニューヨーク近代美術館に展示されていた話しを例に出し、他に疑うことはないのか?と陪審員に問いただし、第三者の可能性を訴え小芝居を…。第三者の存在を信じたのならば合理的な疑いがあると訴える。

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その後、アランは検事を呼び、取引を持ちかけ第二級殺人の傷害致死で12年でOKする。

驚くサラ(レナータを名乗る女性)。

アランは、最終弁論で第三者(本物のレナータ)の存在をアピールした時にサラが無反応だったのは、本物のレナータが来ないことを知っていたからだと説明。

さらにアランは、カードの使用履歴から本物のレナータが1年前に来ていたことが判明。宿泊・レストラン支払履歴も。その後レナータは行方不明…サラが殺したのだろうと推測。

サラが12年で手を打たないというのなら、弁護士資格を捨てる覚悟で証言し、サラは2件の第一級殺人罪で一生刑務所だと脅す。サラは仕方なく12年で応じるとアランに告げる。

彼女は2人も殺していたのだ…。(-_-;) それなのにあんな芝居に嘘を!

クレアが担当した裁判(携帯電話の窃盗)は、お金にならない!と最初からやる気なし。

被告は、現行犯逮捕で前歴もあった。

被告ジェローム・ハリスにせっつかれながら、面倒くさそうに弁護していると思いきや!

相手の弁護士ウォーレンは、検事局のパーティーでクレアにこっぴどくフラれた男性。

クレアに敵対心を持って、そして勝ち目があると自信満々。

どう弁護していくのだろうと思いましたが、検察の窃盗罪主張に対し、クレアは窃盗の故意について証明出来ていないことを責める。すると判事も、窃盗の故意について説明できておらず、検察の論旨とも違うと考え、意志と行動の一致は認められないと言い、ジェロームは無罪に!

ジェロームは、その後クレアのもとを訪れ、チャンスをくれたクレアのためにもう二度と悪いことはしないと言い、君のおかげで俺の人生は変わるんだと感謝をする。クレアも何だか嬉しそう。

デニーは、先日のラビ事件(ラビの目をガムで撃った!)後、ユダヤ系に対し失言をしたことで更正施設に行くはめに!ベサニーに何度も怒られ、困り顔。

ベサニーは、デニーに真剣に語り始めます。

Israel is a country about the size of New Jersey,

イスラエルは小さい国なの

surrounded by other countries who want todestroy it because of its religious faith.

信仰の違いで周りの国は滅ぼしたがる。

What it’s like to live with that reality every day

彼らはどんな思いで暮らしていると?

you simply cannot separate the history of persecution

迫害の歴史は忘れられない。

and the threat of future persecution from its politics.

国の行く末は政治にかかっている。

Israeli politics go to survival. Can you get that?

彼らにとって政治は生命線よ、分かる?

黙って話しを聞くデニー

少しはベサニーの思いが伝わったかな?

そして、名物バルコニーシーンで、イスラエルについての話が続きます。

アランの話しに「君は左寄りだ。お泊り会は中止!You’re such a Communist! You can cancel our sleep-over.」と怒るデニー。(そもそも予定はなし)

しかし、その後のアランの話しを聞き、納得するデニー

すぐに「お泊り会を」と誘いますが、アランに「延期」と言われて、ムッとするデニー

笑っちゃいました!!!

今回の面白買ったシーンは、血の花嫁を弁護するアランがテレビカメラに追いかけられる時に言うセリフです。

I’m happy to comment on other cases.

他の件のことならコメントしよう。

O.J. did it. Robert Blake did it. John Mark Karr wishes he did it.

O.J.もR・ブレイクもやってるよ。

O.J.とは、日本でも大きく報道されたO.J.シンプソン。

妻殺害容疑で逮捕されるが、大弁護団により?無罪に。

R・ブレイクとは、俳優ロバート・ブレイクのこと。

こちらも妻殺害容疑で逮捕されが、無罪に。

字幕では訳されなかった名前、John Mark Karrは、ジョン・ベネちゃん殺害を自供した人物だが、DNA鑑定により無罪と判明する。

さて次回はお泊り会どうなる?!