2007年8月12日。ブレンダとデヴィッドの婚約を祝うパーティの会場。駐車場にライトを消し忘れた車があるという声が。ブレンダの車らしく、彼女はデヴィッドにキスすると駐車場へ。しかし彼女は会場に戻らず、心配したデヴィッドが探すと、駐車場には彼女のブーケが落ちていた。そしてそれには真っ赤な血が……。
数か月後の現在。ウエストヴァージニア州からフィラデルフィア市警に、ブレンダが失踪した際に駐車場で目撃された車が盗難車として発見されたという連絡が。すでにブレンダは殺された後かもしれないが、まずは盗難車を運転していた容疑者を取り調べなければならない。リリーとヴァレンズが護送役に志願。リリーたちはコールドケースの扉を開く。
以下ねたばれあり
またまたイヤな事件でした。
映画「コレクター」のように、女性を拉致し、光の無い地下室に閉じ込めていた犯人。
犯人は、子供の頃に深い井戸の中で溺れかけている女性を助けず、女性が諦めの表情になって井戸の中に沈んでいく姿を見てから、女性が心の支えを失った姿に強い関心を持つようになったという。
オフィシャルブログにも書かれていたが、ドラマ「クリミナル・マインド」であればBAUの皆が犯人が何故そうなっていったのか分析してくれるけれど、今回はきっかけは井戸の出来事だけれども、普通はそんな女性がいたらすぐに助けようとするはず。そうしなかった少年時代はどんなものだったのか、少し詳しく掘り下げてほしかった。
今回は、いつものコールドケースとは違い、犯人を護送しながら推理・捜査していくというもので、サスペンス風でドキドキ怖くて面白かった。たまにこういう変わったエピソードが入ると、ドラマがピリっとする気がする。
しかし犯人、逮捕後も反省しないだろうな。
犯人の一言から、被害者のいる場所、そして被害者がまだ心の支えを失っていなかったという結末がとても良かった。観ているほうも救われたような気になった。
ラスで、OneRepublicの「Come Home 」を聞きながら、救出されるのを見て、ほっとしました。