1997年9月7日。フラックヴィル刑務所の一角。強盗罪で12年間も服役してきた男、ピート・ドイルが出所する日だ。他の受刑者たちにピートは、今後は改心して悪の道から足を洗うと誓うが、きっかけは彼に届いた息子ピーティからの手紙だという。だが、ピートは出所後、何者かに殺される。
そして現在。麻薬課のガサ入れの現場に呼び出されるリリーたち。ドラッグの売人の部屋の冷蔵庫から、切断されたピートの右手が発見されたという。売人は10年前、路上に倒れていたピートの遺体から右手と拳銃を盗み、ピートの指紋を売って金にしていた。リリーたちはコールドケースの扉を開く。
心を入れ替えよう、足を洗おうという人たちの足をひっぱる人間というのがどの世界にもいるのだろう。悪がかっこいい、伝説の悪党を憧れるという人たちも。
ピート・ドイルも、何故邪魔をしようとする人物達のテリトリーで生きていこうと決めたのか不思議だった。誰も知らない土地に行き、新しい人生を歩もうと思わなかったのか?
子供のそばにいたいと思ってのことなのか?
まっとうに生きようという決意が固いわりに、やはり考え方が安易な気もする。
父が別人になったことを許せない息子が犯人か?
悪党仲間が、心を入れ替えたピートを許せず殺したのか?
それとも、出所後何かと嫌がらせをしてきた警官が、どうしても許せずにピートを殺したのか?
それとも、息子の新しい父親が“邪魔をするな”と殺してしまったのか?
と、色々な推理をしながら観ていた。
結局、お金に困ったダニエルが犯人だった…。
あまり感情移入が出来なかったエピソードだけれど、
ジョン・パイパー=ファーガソンがピート役で出演していたのは嬉しかった。
「ブラザーズ&シスターズ」の長女の夫ジョー役で有名な俳優さん。
オーストラリア出身のワイルドな雰囲気の俳優さんで
とてもかっこいい!!!(≧▽≦)
麻薬課のサッカルドが意味深に初登場。
今後、何かと登場しそう。
まさか、リリーと付き合いだす…なんてことはないよね!?