ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、
世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。
しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。
殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。
しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き……。
残虐シーンさえなければ…。
何度「ひゃー!」と早送りにしたことか。
けれども、そのシーンを除けば、素晴らしい作品だった。
しかし…Dr.マンハッタンだけはどうしても笑ってしまう。
ベトナム戦争に助っ人に行ったというシーンには、かなりつっこみまくり。
巨神兵???
人間にも地球にも嫌気がさした…と行く場所が火星。
もう何にも言えません。
最終的に“悪”という立場に追い込まれるが、
全てを受け入れて、また一人火星へ。
青い大きな星の王子さま、といったところか?
ニクソン政権が続き、冷戦が続いているという設定だと
わかるまで少し時間がかかった…。
ベトナム戦争に(Dr.マンハッタンのおかげで)勝利したという設定には、
ベトナムの人が見たらどう思うかな?と心配になった。
やはりロールシャッハが、一番カッコイイ役どころだろう。
ハンフリー・ボガードのようにトレンチコートを着ていて
あくまでハードボイルド。
不気味だけれども、映画が進んでいくうちに一番感情移入していく。
かなり長い映画ですが、長さを感じなくあっという間に観終わった。
好みでいえば、苦手な映画ではあるけれども
エンディングでとても切ない思いにさせられて、
スゴイ作品だなと感動させられました。