22世紀。人類は地球から遠く離れた宇宙にまで進出していた。そこで豊かな大自然と未知の動植物が生息する衛星パンドラに出会い、“アバター・プロジェクト”を開始する。青い肌と人間よりも大きな体を持ち、原始的な生活を送る先住民族“ナヴィ”が暮らすこの星の大地には、莫大な利益をもたらす鉱物が眠っていた。だが、大気は人間にとって有毒な性質。鉱物採掘を実現するには大気の問題をクリアしなければならない。これを解決するために、ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体“アバター”を生み出し、自由に活動できるようにすること。それがプロジェクトの目的だった。戦闘による負傷で下半身が麻痺、車椅子の生活を送っていた元兵士のジェイク(サム・ワーシントン)は、体の自由を取り戻すために計画に参加、“アバター”を手に入れる。
以下ねたばれあり
ロケ地
山の風景
武陵源風景名勝区(中国) 天門山等
熱帯雨林のシーン
ケフア樹木園(カウアイ島)
ポカホンタス
ジェームズ・キャメロン監督は、1995年のディズニー映画「ポカホンタス」が、この映画のベースになっていると語っている。
ネイティブ・アメリカンのポカホンタス=衛星パンドラのネイティリ
イギリス人開拓者ジョン・スミス=地球人のジェイク・サリー
※どちらもイニシャルJ・S
ナヴィ語
衛星パンドラに住む人間型の種族たちが話す言葉。
南カリフォルニア大学の言語学者ポール・フロマー (en:Paul Frommer)によって作られた言葉で、映画用に1,000 語程度の語彙が用意されたという。
サム・ワーシントン
主演のジェイク・サリー役には、マット・デイモンとジェイク・ギレンホールが最終選考まで残っていたが、ジェームズ・キャメロン監督はあえて有名ではないサム・ワーシントンを選んだと言われている。
オーディションの頃は、まだ車上暮らしをしていたという。
ひとこと
素晴らしい作品だったが、ところどころ既視感あり。
他のネット上でのレビューでも書かれていたが宮崎駿作品に共通する点がある気が。
宮崎駿作品を知らない国の人が、”凄い世界観!”と感動することが少々悔しくもあり。
アカデミー賞作品賞受賞は出来なかったが、9部門ノミネートされ、3部門で受賞している。(美術賞・撮影賞・視覚効果賞)
娯楽としては最高の作品。ブルーが基調の画面が美しい。
制作風景動画
追記
「アバター」のテーマランド
2017年5月、WDW「アニマルキングダム」に新たなテーマランド「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」がオープンしている。