午後2時、ニューヨーク地下鉄運行司令部で働くガーバーは、ペラム発1時23分の電車「ペラム123号」が緊急停止したことに気付く。しかも、その電車はなぜか1両だけほかの車両と切り離されて停止していた。胸騒ぎを覚えたガーバーが無線連絡すると、ライダーと名乗る男が人質19名の命と引き換えに、残り59分で1,000万ドルを市長に用意させるよう要求してくる。無線を通じて彼らと粘り強い交渉を続け、人質の解放と事件解決を図るが…。
以下ねたばれあり
デンゼル・ワシントン、大好きな俳優なのだが最近パッとしない。
この作品も、ジョン・トラボルタと出演しているのだが、驚くほど練られてない。
NY市長役にジェームズ・ギャンドルフィーニ、というキャスティングは最高だけど
せっかくの面白いキャスティングがまったく行かされていない。
ああ、もったいない!
歯がゆい。
ツッコミどころも色々あって。
スナイパーさんのズボンにネズミがもぐりこんで噛まれて、
つい撃った…というのは、わからなくもない。
でも、地下鉄テロのような事件が起きている時に、反対路線は普通に電車が
走っていたり。バンバン撃ってる犯人がいる車両の横を走らせて良いもの?!
身代金を運ぶ様子も、あんなに何台ものバイクでサイレン鳴らしまくって
走らせているのに、事故ありすぎじゃ?(まあ、無茶な走行しているのですが)
拍子抜けしたのは、ラスト。
彼は市長と簡単に話しをし、地下鉄で家路へ。
(この時の市長の話も感動していいのか、笑っていいのかわからず。)
奥さんに頼まれた牛乳を持って帰宅。
わかる。その設定わかる。
けれど、必要だったのかな?あのシーン。
もっとドキドキさせたり、感動させられたり、泣かされても良さそうな
話しなのに、最後まで肩透かし。
カモネッティ警部補との男の友情みたいなものも
もっと濃く描いてほしかった。
そうすれば最後のヘリからの挨拶も「カッコいい!」って思えたのに。
ああ、やっぱりもったいない!
【映画ロケーション】
グランド・セントラル・ターミナル
マンハッタン橋