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映画「いまを生きる」 DEAD POETS SOCIETY を観る

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2011年4月11日 映画「今を生きる」 DEAD POETS SOCIETY
先日の放送を(既にDVDがあるのに)録画し、観ては泣くを繰り返す。
以下、お勧めシーンをいくつかご紹介します。

以下ネタバレあり

 

Carpe Diem … その日を摘め
Seize the day … その日をつかめ
紀元前1世紀、古代ローマの詩人ホラティウス 『歌集』(Carmina)第1巻第11歌

「今この瞬間を楽しめ」 「今という時を大切に使え」 Wikipediaより

英語教師ジョン・キーティングが、厳格な規則でしばられている学生達に詩の楽しさを教え、今という時間を大切に楽しめ!と伝えるシーン。

 


 

「秘密を教えよう」と、生徒を集め、ホイットマンの詩を使い説明する。

O me! O life! おお私よ。命よ。 
of the questions of these recurring; 幾度も思い悩む疑問
of the endless trains of the faithless 信仰なき者の長い列
of cities filled with the foolish;  愚か者に満ちた都会
what good amid these, O me, O life? 何の取り柄があろう 私よ 命よ

アップル社が、このシーンのセリフがそのまま使い、素晴らしいi PadのCMを作成しました。

We don’t read and write poetry because it’s cute.
我々は何故詩を読み、書くのか。
We read and write poetry because we are members of the human race.
それは我々が人間であるという証なのだ。
And the human race is filled with passion.
そして人間は情熱に満ち溢れている。
And medicine, law, business, engineering, these are noble pursuits and necessary to sustain life.
医学 法律 経営 工学は、生きるために必要な尊い仕事だ。
But poetry, beauty, romance, love, these are what we stay alive for.
だが詩は、美しさ ロマンス 愛こそは、我々の生きる糧だ

To quote from Whitman,
ホイットマンの詩を、

O me! O life!… of the questions of these recurring;
おお私よ 命よ 幾度も思い悩む疑問
of the endless trains of the faithless
信仰なき者の長い列
of cities filled with the foolish;
愚か者に満ちた都会
what good amid these, O me, O life?
何の取り柄があろう 私よ 命よ

Answer. That you are here – that life exists, and identity;
答え… それは君がここにいる事

That the powerful play goes on and you may contribute a verse.
命が存在し 自己があるという事
That the powerful play goes on and you may contribute a verse.
命が存在し 自己があるという事

What will your verse be?
君らの詩とは?

 


 

キーティングの授業を目を輝かせて聞き、吸収していく生徒たち。
この日の授業では、生徒たちを机の上に立たせ、「物事を常に異なる側面から見つめることが必要だ」と話すキーティング。
このシーンでは、ロビン・ウィリアムズがお得意のモノマネを披露する。
マーロン・ブランドジョン・ウェインがもしシェークスピアを演じたらとモノマネしてます。

 


 

自作の詩を発表する授業。
引っ込み思案でいつも自信がなくオドオドしているトッド・アンダーソンが指名されるが、案の定、出来ないと尻込みをする。
キーティングは、そんな彼の才能を引出し、素晴らしい詩を詠ませ、クラスメイトから拍手が起こる。

 


 

厳格な父親から、学校での課外活動を減らすよう命令されていたニール。
しかし、父親に内緒で、『夏の夜の夢』の舞台に出演し、大成功を収める。
ところが、父親に見つかり、陸軍士官学校に転校させられることになったニールは、自分の未来に絶望し、父親の部屋で自らの命を絶つ。

 


 

チャーリー・ダルトンら仲間から、ニールの死を告げられれたトッドは、号泣する。
自分の感情を出さないおとなしいニールが、悲しみを爆発させるシーン。
何回観てもこのシーンで一緒に泣いてしまう。

 


 

学校は、ニールの自殺の原因として、キーティングに責任を押し付け、死せる詩人の会のメンバー達に、両親の前で証言するよう脅し、キーティングは学校を去ることに。

キーティングが学校から去る日、彼らは校長の授業を受けていた。
トッドが、強要されたことを伝えようとすると、校長は退学だと脅し、トッドを黙らせ
キーティングに出ていくよう命令する。
トッドは、キーティングが最初の授業で引用していたウォルト・ホイットマンの詩の一節、Oh Captain, My captain!と言い、机の上で立ち上がる。
校長へのせめてもの抵抗、そして恩師キーティングへの思いをぶつけるトッド。
次々とOh Captain, My captain!と言い、机のうえに立つ生徒たち。
校長がいくら止めようとしても、彼らは止めず、机の上に立ちキーティングを見送り
キーティングは彼らに「ありがとう。」と言い、~エンディング~。

 


 

最後に、ファンメイドの素晴らしい動画を。

 

エミー賞授賞式のロビン・ウィリアムズ・トリビュート。
いつまでも私の一番の憧れの人、愛をこめて。