正反対の方向に重力が存在する双子の惑星。この重力は相手側の物質には決して作用することはなく、上の富裕層が暮らす世界と下の貧困層が暮らす世界、二つの世界は互いの頭上に存在しながら、その交流は固く禁じられていた。だがある日、下の世界に暮らす少年アダムは、上の世界に住む少女エデンに恋をしてしまう。二人は人目を盗んで密会を重ねるが、ある日監視していた警備隊に見つかり、その逃走の際にエデンは上の世界に落下してしまう。このことが原因で、長い間エデンを死なせてしまったという罪悪感に悩まされていたアダムだったが、時が経ったある日、彼女が生きていることを知る。エデンに再び会いたいと願うアダムは、二つの世界を繋ぐ唯一の巨大企業「トランスワールド社」の社員となり、上の世界への侵入を試みるのだった。
以下ネタバレあり
この映画を見て、自分が子供の頃から空想していた世界が実現した!とビックリ。
子供の頃、寝転がって天井を見て、天井を歩けたらどんな感じだろうかと空想していました。
今でも、ソファに寝転んで読書をしている時など、天井を見て
ある時足がすーっと天井にくっついて天井側に住めたら面白いのに、と思ったり。
監督・脚本のフアン・ソラナスが、山頂にいる男性が、逆さまの世界の山頂にいる
女性を見つめている、という夢を見たことで、この映画が生まれたとのこと。
ネットではどうやら、賛否両論。
確かに突っ込みどころがありますが、これは童話の世界のおはなしと思えば
おや?と思うことをググっと飲み込んで、楽しめるファンタジー作品だと思います。
一番は、やはり美しい映像!
あらゆる場面が、絵になります。
この作品のフォトブックみたいなものがあったら絶対買うのに!
もしくは絵本を作ってほしい!清川あさみさんに作ってもらえたら。。。
反対側の世界の美しい夜景を見上げながら自転車をこぐシーンがスキでした。
メイキング映像
ヒロイン役には、キルスティン・ダンスト。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は、凄みさえ感じましたが
大人になってからは、クールな顔立ちなためか
ヒロイン役があまりピンとこない気がいつもするのですが
映画を観ると、彼女の演技に引き込まれることが多いです。
映画にあった顔の皺をとるお薬、わたしにくださーーい!