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犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク 殺しの法則 Modus

WOWOW公式サイトよりあらすじ抜粋
スウェーデン国家警察の元プロファイラーで、渡米してFBIでも働いていたインゲルは、2人の幼い娘とともにスウェーデンに帰国し、ストックホルム大学で心理学を研究していた。
クリスマス休暇に入り、インゲルは妹の結婚式に出席するため、娘たちとストックホルムのホテルに泊まるが、自閉症である長女スティーナは、女性の料理研究家を男が殺す光景を目撃してしまう。一方、郊外のウプサラでは女性の主教が刃物で刺し殺される事件が発生。スウェーデン国家警察のイングヴァールは、インゲルに捜査協力を求める。2つの事件の犯人は同じ男だが、彼が殺人を犯す目的とはいったい何なのか。クリスマスの街を凍り付かせる連続殺人事件が始まる……。


以下ネタバレあり

 


 

第1話
スウェーデン国家警察の元プロファイラーでFBI勤務の経験もあるインゲル・ヨハンネ・ヴィーク。
現在は、ストックホルム大学で心理学を研究している。
実妹の結婚式のため家族とホテルに宿泊するが、自閉症の長女スティーナは夜ホテルの部屋を出て、料理研究家のイサベラが殺されるところを目撃してしまう。
ショックでホテルを出て、トラックにひかれそうになったスティーナは、イサベラを殺害した男性に助けられる。

感想
初回のため、まずはキャストの説明と、最初の殺人事件、そして犯人が誰なのかも最初から判明している。
何故、料理研究家が殺されたのかが不明。
自閉症の長女が、恐怖ゆえ事実を誰にも伝えられないのがもどかしい。
料理研究家を殺したのは、自分を助けてくれた男性だ、と直ぐ話していたら…、とモヤモヤするが、そうでないとサスペンスドラマにならない。

 


 

第2話
殺し屋のリチャードは、森のキャンピングカーで暮らしており、怪しい宗教団体の一員のようだ。
リチャードは、イザベラ殺害の目撃者であるスティーナの情報を集めを仲間に指示し、イザベラを見張ることに。
料理研究家のイサベラ、主教のエリサベスを殺害するが、二つの事件の共通点はまだ見つかっていない。
刑事のイングヴァールは、犯罪心理の専門家インゲルに協力を求めることに。

感想
リチャードは、PC経由で怪しい宗教団体の教会と連絡を取り合っている。
宗教団体は、遠い場所、もしくは他国らしい。
イザベラは離婚しており、父親の家に子供らが行き来しているが、
今後ハプニングが起こりやすい設定だなと推測。

 


 

第3話
グロリア・ホテルの地下で、イサベラの遺体が発見される。
イングヴァールは、娘が何か見たのではと話をするが、スティーナは話さない。
刑事のイングヴァールは、殺された主教のエリサベスのPCを調べようと自宅を訪ねるが
エリザベスの夫エリークの対応で不審を抱く。
父親のイーサクとともに博物館を訪れたスティーナは、リチャードがいることに気付き、怯える。

感想
主教のエリザベスの夫が、とにかく怪しく映る第3話。
エリザベスは、どうやら同性愛者だったようで、夫はそれをわかって結婚していたようだ。
彼らの息子は、父親の様子に疑問を感じている。
殺し屋は、スティーナを口封じに殺害しようとするが、どうやら脅しているだけで、殺害リストには入れていないようで安心する。

 


 

第4話
殺し屋リチャードの、3人目の被害者は、芸術家のニクラス。
船会社のオーナーであるマーカスが、彼を支援していたが、マーカスの恋人は愛人ではないかと疑っていた。
マーカスは、完全否定し、実際そのようなシーンは無かったが、どうも反応が怪しい。
インゲルは、ニクラスの検視結果から3つの殺人に関連性を感じる。
殺害された主教エリサベスの夫エーリクは、書斎にあった写真の女性と密会する。

感想
芸術家のニクラスのギャラリーには、5,60代の裸の男性が座っている、という作品が。
平凡な私は、これが芸術だとは思えず。
この裸のオジサマが、閉館後、普通に服を着て帰っている場面があり、妙に可笑しかった。

 


 

第5話
リチャードの次のターゲットは、「カフェ・インティーム」の店員ロビン。
ロビンは即死せず、現場から逃げ出しベンチで一夜を明かす。
通行人に起こされ、帰宅後死亡する。

感想
同性愛者をターゲットにしているが、被害者を選ぶ基準がわからない。
何故、このロビンくんになったのか。
いったい何人殺すつもりなのか、わからないところが怖い。

 


 

第6話
リチャードの5人目の犠牲者は、アフガニスタン難民の男娼ハヴレ。
ハヴレと一緒に地下鉄のトンネルで暮らしていたファニーは、事件を目撃したためリチャードに狙われるが、リチャードの目をひっかくなど抵抗し、逃げ出す。
ファニーの爪には、彼のDNAが残っているため、リチャードはファニーを見失った地下鉄駅へ向かう。
ハヴレの遺体のそばにいた、船会社を経営するマークスは容疑者と疑われ、連行されてしまう。

感想
地下鉄のトンネルに暮らしていたファニーには、ものすごい絵の才能があり、リチャードの似顔絵もそっくりだった。
ドラマとはいえ、今後、アーティストとして成功して欲しいと願ってしまった。
あのような生活をしている故、危険察知能力は高いのか?

 


 

第7話
インゲルは、ハヴレがファニーと一緒に暮らしていた地下鉄のトンネルへ。
黒く塗りつぶされた絵を見つけ、復元を依頼する。
リチャードは、インゲルの家に侵入し、脅しのため、スティーナが失くした車を置いていく。

 


 

第8話(最終話)
トンネルの壁の絵が修復され、犯人はリチャードと判明。
同じころ、絵を描いたファニーが見つかり、彼女の爪から採取した犯人のDNAがFBIに送られる。
母インゲルと会えない娘のスティーナとリネアは、自宅に戻るため父の実家の抜け出してしまう。

 


 

全話視聴後の感想(ネタバレあり)
まさか、連続殺人事件のきっかけが遺産相続問題からの殺人依頼だったとは!
どうやって、あのカルト集団につながっていったのかが疑問なので、原作を是非読んでみたい。
日本語で出版されていないのが残念でならない。

カルト集団の詳細も、ぼやけたところが多く、残念。
ただ、ショッキングな場面などが少なくて、殺害方法もオーソドックスなのが個人的には良かった。

原作は、シリーズ化されているので、是非またドラマ化して欲しい。

 

 

最後に犯人役のMarek Oravec のオーディション動画を。
動画の視聴回数を観ると、イケメンだけれど、まだ新人なのかな?という感じ。
レイ・リオッタ風の俳優さんだだが、イケメン世界1のスエーデンでは際立つほどではないのか?