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THE BOYS ザ・ボーイズ S1 全8話

 

あらすじ

ヴォート社は、数百という特殊能力を持つスーパーヒーローを抱えるエージェント。その中のTOP7を"セブン"と名付け、メディア露出、グッズ販売をし、莫大な収益を上げていた。ヒューイという青年は、目の前で恋人を、セブンのメンバーが高速移動中に衝突し、殺されてしまう。彼が、ヴォート社や加害者であるヒーローの誠意の無さに憤っていた頃、ザ・ボーイズと名乗るヴォート社の裏の実態を暴こうとするチームのリーダー、ビリーに声をかけられ、彼らと行動を共にすることに…。

 

以下、ネタバレ感想あり。

 

 

目次

 

 

第一話:発端 "The Name of the Game"

ヒューイ・キャンベルの恋人ロビンが、スーパーヒーローのA-Trainの高速移動中にぶつかり殺害されてしまう。目の前で恋人を殺されたヒューイは、ショックでトラウマを抱えることに。A-Trainのエージェントであるヴォート社の弁護士は、45,000ドルの和解を提案するが、誠意を感じられずヒューイは和解をためらっていた。

同じ頃、アニー・ジャニュアリーこと"スターライト"は、新たなセブンになるべくオーディションを受け、ランプライターの引退後、セブンの新メンバーになることに。ところが、同じセブンのメンバーで彼女の憧れだったディープから脅迫され、性的な要求を…。

その後、ヒューイの働く電気店に、ビリー・ブッチャーという男が現れ、ロビンの死に関し笑い話にしているA-Trainの映像を見せ、彼の活動に協力するよう説得。ヒューイは、和解契約のためヴォート社に入り、盗聴器をしかけるが、それを透明能力を持つトランスルーセントに目撃されてしまう…。

 


 

第二話:指導 "Cherry"

ブッチャーとヒューイは、捕獲したトランスルーセントをフレンチーのもとに連れて行く。トランスルーセントを殺すための弾丸を作るも、殺害できず。行方不明のトランスルーセントを探すホームランダーが、彼らの隠れ家に接近。トランスルーセントと対峙し、追い込まれたヒューイは、彼を殺害してしまう…。

 


 

第三話:収穫 "Get Some"

トランスルーセントの死体をブッチャーとフレンチーが片付けている間、ヒューイーは自宅に帰り、父親に本当の気持ちを伝え、家を出る。

一方、スターライトがデートレイプから女性を守った時の防犯カメラの映像が流出し、彼女の人気がUP。更なる人気をと、セクシー路線のコスチュームを着るよう会社から命令されてしまう。

ブッチャーらは、A-Trainの恋人であるポップクローを監視するため、マザーズミルク(MM)を仲間に加えることに。

監視により、A-TrainがコンパウンドVという能力強化剤を使用していることが判明。入手経路を知るために、ポップクローを脅迫しようと考える。

海に沈められたトランスルーセントの死体が、ディープによって発見される。箱の内側には、ブッチャーが書いたあるメッセージが書かれていた…。

 


 

第四話:彼女 "The Female of the Species"

ポップクローから得た情報から、コンパウンドVの入手ルートを探していた途中で、監禁されていた女性をフレンチーが救出。彼女は、コンパウンドVの被験者だったことが判明する。

コンパウンドVによりセブンの地位をつないでいたA-Trainは、今回の騒動によりコンパウンドVの入手が危うくなり、ポップクローに身を隠すよう説得し、逃亡した女性を探すことに。

ホームランダーとクイーンメイブは、ハイジャックされた飛行機の救出に向かうが、失敗。目撃した乗客たちを見殺しに。

その後、墜落した航空機の残骸が流れ着いた海岸に立ったホームランダーは、セブンが軍の指揮系統に入っていないために救出出来なかったと訴え、軍との契約の必要性をメディアでアピールする。

 


 

第五話:信念 "Good for the Soul"

宗教イベント「Believe Expo」でヒューイは、エゼキエルに証拠のテープを見せ、秘密を暴露すると脅し、ヴォート社がポリオ・ワクチンと偽り、コンパウンドVを新生児に与えスーパーヒーローを作っていることを知る。

スターライトは、Believe Expoでのスピーチで、会社が作った原稿通りにスピーチせず、性的被害にあったことを世間に訴える。

 


 

第六話:無垢 "The Innocents"

ブッチャーはヒューイを連れ、スーパーヒーローの被害者の支援会に。その後、ブッチャーの妻がホームランダーにレイプされた後に失踪したことを明かす。

ヴォート社副社長のマデリンは、スターライトの加害者がディープであると知り、公式に謝罪させ、ディープの人気は下降線に。

マザーズミルクとフレンチーは、人の心を読む能力を持つメズナーに、監禁されていた少女の心を読ませることに。彼女の名前は、キミコ。ヴォート社がコンパウンドVを与えたテロリスト集団"光解放軍"に育てられていた。

 


 

第七話:防衛 "The Self-Preservation Society"

スターライトへの性的虐待で謝罪会見をしたディープは、オハイオ州に左遷される。

メズナーが、ホームランダーにTHE BOYSの顔写真を渡したため、メンバーの家族が狙われることに。

A-Trainは、ヒューイの父親を人質にとるが、キミコに襲われ、足を骨折。

ホームランダーは、ブッチャーのことを思い出し、ヴォーゲルバウム博士にブッチャーの妻ベッカのことを尋ねる。博士は8年前、ベッカがホームランダーの子を妊娠し、異常な早産で母子ともに死んだと説明する。

 


 

第八話:発覚 "You Found Me"

能力者であるテロリストと戦うため、軍はヴォート社と契約し、コンパウンドVに関する捜査は打ち切られる。

骨折したA-Trainは、私服での買い物中に店員から受けた差別的な対応を受け、すぐにでも怪我を治そうとコンパウンドVを過剰摂取してしまう。

ブッチャーは、ホームランダーの弱点であるマデリンの自宅へ行き、彼女を爆弾で縛り上げ、ホームランダーを待ち受ける。ホームランダーに、ベッカの件で最後まで嘘をついたマデリンを殺害。ブッチャーは、ホームランダーを巻き添えに自爆しようと、爆弾のスイッチを押す。

 


 

登場人物

 

【ザ・ボーイズ】

 

ビリー・ブッチャー:カール・アーバン

元FBI捜査官。ザ・ボーイズのリーダー。

妻:ベッカ ヴォート社でマーケティングの担当をしていた。

ホームランダーにレイプされた後、失踪。

 

ヒューイ・キャンベル:ジャック・クエイドメグ・ライアンの息子)

電気店で働く少し気弱で平凡な青年。

恋人のロビンをAトレインとの衝突で殺される。

父との二人暮らし。

 

フレンチー:トマー・カポン

フランス人。

幻覚剤を常用している。銃の密輸入等の裏稼業。

シェリーというガールフレンドがいる。

 

マザーズミルク:ラズ・アロンソ

あだ名はMM。

非行少年らの更生施設で働く。

愛妻モニークには頭が上がらない。

娘を溺愛している。

 

キミコ:福原かれん

誘拐・監禁され、コンパウンドVを与えられていた。

フレンチーに助けられ、彼等と行動を共に。

 


 

【セブン】 スーパースター軍団

 

ホームランダー(HOMELANDER):アントニー・スター

セブンのリーダー。

星条旗柄のマントを羽織る。スーパーマン的存在。

目から赤いレーザー光線、飛行能力あり、亜鉛以外のものは全て透視できる。

聴覚も発達し、銃弾にも負けない強靭な肉体を持つ、不死身のヒーロー。

 

ディープ(THE DEEP):チェイス・クロフォード

水辺担当。イルカやロブスターなどの水棲生物と会話が可能。

腹部にえらがあり、水中呼吸が出来る。

 

Aトレイン(A-TRAIN):ジェシー・T・アッシャー

高速移動能力・電車を丸ごと引っ張れる力もある。

黒人のスーパーヒーロー。

能力向上剤であるコンパウンドVの常用者。

第一話冒頭で、ヒューイの恋人を殺害してしてしまう。

兄ネイサンが:専属トレーナー

 

トランスルーセント(TRANSLUCENT):アレックス・ハッセル

透明人間(皮膚を炭素系メタ物質に変化させ光を捻じ曲げ透明に見せる)

趣味:覗き(女性トイレ)

 

ブラック・ノワール(BLACK NOIR):ネイサン・ミッチェル

全身黒のコスチュームの覆面ヒーロー。

シーズン1ではまだ一言も話していない。

 

クイーン・メイヴ(QUEEN MAEVE):ドミニク・マケリゴッ

スーパーヒロイン。

暴走する車に身を投じても、怪我をしない強靭な肉体を持つ。

元恋人:エレナ (同性愛者)

 

スターライト:エリン・モリアーティ

電気を操るヒロイン。怪力の持ち主。

セブンでは、新人。

母:ドナ・ジャニュアリーは、敬虔なクリスチャン。

 


 

【ヴォート・インターナショナル社】

 

マデリン・スティルウェル:エリザベス・シュー

ヴォート・インターナショナル社・副社長。

ホームランダーの担当。(肉体関係も?)

一人息子を溺愛している。

 

アシュリー・バレット: Colby Minifie

広報担当。

セブンのメディア活動をサポート、スターライトの指導係も。

 

スタン・エドガー:ジャンカルロ・エスポジート

マデリンの上司。

社長???

 

ジョナー・ヴォーゲルバウム博士: ジョン・ドーマン

科学者。

研究室でホームランダーを育成。

 

 

🦅 CIA 🦅

スーザン・レイナー:ジェニファー・エスポジート

CIA副長官。

CIA時代のブッチャーの同僚。

 


 

 

感想

 

家族にすすめられ、一日で一気見。グロテスクなシーンが多いので、18禁されています。

 

ヒーローの嫌な部分が明らかになる反面、彼らの悲しみや孤独なども描かれており単なる悪者に思えなくなってくるところが、悔しいところ!ホームランダーでさえ、第8話で見方が変わってきます。

 

スターライトを脅して性的なことをさせた、最低野郎のディープも徐々にお笑い担当になっていき(救おうとしたイルカやロブスターが無残にも…)最後は、やけになり、坊主頭にしておりました。今後はいい人キャラで行くのでしょうか?

 

謎なのは、ブラック・ノアール。寡黙なキャラクターなので仕方はないですが、今後目立った活躍や彼のいきさつなども判明するのでしょうか?

 

ブッチャーの妻も、何故あんな選択をしたのでしょうか?元々会社側の人間ということもあるのかな。妻の失踪が原因で、荒んでしまったブッチャーに一言詫び入れてほしい。

 

一度だけ出ていた、姿を替えられる能力のスーパーヒーローは今後登場するのでしょうか。新シーズンでは、新たな能力者たちが続々と登場とかしそうで心配です。多くなりすぎると、何でもありになるので、面白くなくなりがちだから。

 

まずは、テロリストとの闘い?それとも?キミコが急に英語上手になっていたら、ちょっと笑っちゃうかも。

 

それにしても、心を読み取るメズナー役のハーレイ・ジョエル・オスメントには驚き。顔はあのままで、体がおじさんになっているので、着ぐるみみたいに一瞬見えました。

 

 

まずは、早く新シーズンが観たい!待ち遠しくてSNSで、キャスト等フォローしまくりました。

 

最後の最後に、能力を消す薬が開発されるという展開だけはやめてほしいです。

 

 

シーズン2のトレイラーが公開されています。

あいかわらずスプラッター。(苦笑い)