凄腕の傭兵だったマックス。 コロンビアのジャングルでの戦闘中、仲間に裏切られ、瀕死の重傷を負うが、神父に助けられる。
イライアス神父の教会で過ごすうちに、神の道に生きようと決める。
元ボスのルクラークは、非暴力を貫くマックスを煽るように教会を襲撃し、イライアス神父も殺害されてしまう。さすがのマックスも、我慢の限界を超え、反撃を始める。
完全なるＢ級作品だが、単純な展開で、苦手な殺害シーンなどを除いては意外にも楽しめた作品だった。苦手シーンは早送りなので、正味30分。
ジョン・ウィックや「イコライザー」のロバート・マッコールのように最強な主人公が、バッタバッタと倒していく様子は爽快。
主人公マックスを演じる、ドミニク・ヴァンデンバーグのことは全く知らなかったが、ウィキペディア（英語）によると、映画内でも武術を使っているように、日本で空手を習い、その後タイでも修行をし、母国ベルギーに帰国後に軍隊へ。
その後、フランス人外人部隊に入隊、タイでフリースタイルの格闘家となり、現在は、俳優兼スタント、ということのよう。
D Legionnaire という名前のYoutubeチャンネルでは、彼の動画が沢山紹介されています。日本の道場での空手の動画などもあり、興味ある方は検索してください。
映画の最後には、フランス外国人部隊の仲間たちに捧げるというメッセージ。
THIS FILM IS DEDICATED TO MY TEACHERS AND TO THE SOLDIERS OF THE FRENCH FOREIGN LEGION 2REP I SERVED WITH.
この後にドミニクさんの詩も。
LEGIONNAIRE (フランス外国人舞台）
CONFLICT CRIES DEATH AND DEATH RESOLVES.
THE BETTER YOU LEARN HOW TO KILL,THE MORE YOU WILL ACHIEVE THE LEVEL OF BRUTALITYTHAT MIGHT KEEP YOU ALIVE.
WRAPPED IN A CLOAK OF SILENT DISCIPLINE LIKE A MOMENT IN LIFE THAT CANNEVER BE THE SAME AGAIN.
YOU MARCH OR DIE.
VIVE LA MORT!
DOMINIQUIE VANDENBERG
衝突は死 死は解決
殺しは残虐さと共に生きること
移ろう命のごとく静かな規律の中で
歩まねば死が待つ
死に栄光あれ
ドミニク・ヴァンデンバーグ
男気なメッセージ、ビシビシと伝わってきます。
監督は、ジェシー・Ｖ・ジョンソン。
…なるほど。
