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ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争 Won't Back Down (2012)

ウォント・バック・ダウン  ママたちの学校戦争 [DVD]

 シングルマザーのジェイミーの娘マリアは、読字障害を抱えていたが

マリアの通うアダムス小学校は、補修など何の対処もしてくれなかった。

ジェイミーは、評判の学校に転校させようとするが、抽選ではずれてしまう。

その会場で、アダムス小学校の女性教師ノーナに出会う。

ノーナも、障害を持つ息子のために抽選に来ていたのだった。

2人は、ペアレント・トリガー法を利用し、学校改革のために運動を始めるが…。

 

以下ネタバレあり

 

 

アマゾンプライムで視聴。

以前、観た記憶はあるが、あまり覚えていなかったので、改めて。

マギー・ジレンホールのファン。なんといっても演技力抜群。

映画「モナリザ・スマイル」のジゼル役が大好きです。

 

 

アレント・トリガー法

公立学校の改組が可能になる法律。

2010年1月(シュワちゃん州知事時代)カリフォルニア州は、全米で初めて

アレント・トリガー法を成立。

生徒の親の半数以上(+教師の半数以上)の支持があれば、公立学校の改組が

可能になる。(予算管理、職員の解雇の権限、チャータースクールへの移行など)

 

この作品は、2010年ロサンゼルスのSunland-Tujungaで起こった

アレント・トリガー法に関する運動にインスパイアされた作品だと言われている。

 

カリフォルニア ペアレント・トリガー法に関連する動画

 

 

映画に出てくる貧困層が通う公立の小学校では、読み書きや数字の計算が

出来ないまま卒業する子供が何割かいる、というセリフがあり愕然とする。

登場人物らのように、読字障害や数学障害などの場合もあるだろうが、教師らに

そもそも成績の悪い生徒をフォローするという考えが無く、定時は15時だと言い切る。

 

アメリカの組合、というと映画「ノーマ・レイ」の主演サリー・フィールド

“UNION”と書いた紙を工場の機械の上に乗り、頭上に掲げるシーンをいつも

思い出し、“善”というイメージがあったのだが、この映画では、教員組合側は

“悪”の存在として描かれていた。

 最後、ホリー・ハンターが演じる組合側のエヴリンの決断にほっとする。

 

大好きなドラマ「FBI失踪者を追え」(Without a Trace)のヴィヴィアン役の

マリアンヌ・ジャン=バプティストが良い人役で出演しているのも良かった。

 

アメリカでは、残念ながらあまり評価されていないようだ。 

アレント・トリガー法の制定を推進する団体が多額の広告宣伝費を投じたことが

問題視されたようだ。

 

校長を演じたビル・ナンの最後の映画出演作だった。

長年の闘病後、2016年ピッツバーグの自宅で逝去。(享年62歳)

 

 

 

 【映画ロケーション】

 

ジェイミーとマリアの母娘が乗っていたケーブルカー デュケイン・インクライン

 

 ジェイミーが、組合のエヴリン・リスクと見学に行った学校。

 

テレビの取材を受け、賛同する保護者らと共にデモ行進を始める場所。