ノルウェー・オスロに初雪が降った日、ある女性が失踪し、その後、彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが発見される。
捜査を担当するハリー・ホーレ警部のもとに、スノーマンと名乗る人物から謎の手紙が届く。
雪だるまの絵と共に“HELLO MISTER POLICE”という出だしで、飲んだくれて公園のベンチで寝ていたハリーを見ていたというメッセージも書かれていた。
以下ネタバレあり
原作は、ジョー・ネスボのベストセラー「ハリー・ホーレ刑事」シリーズの第7作。
残虐シーンが苦手な私は、多少早送りするシーンがあり、観終わってからも少し気分がどんより。
ノルウェーの冬景色が続くため、より気分がブルーになりやすいのかもしれない。
驚いたのが、ゲルト・ラフトー役を演じるヴァル・キルマーの姿。
はじめは、似た役者さんかと思ったが、本人だった。
この映画の撮影時、すでに舌癌の治療中だったようで、出演シーンは全て吹替だったそう。
現在は病気を克服されているらしく、恋の噂などもあり、何より。
地味そうに見える作品だが、出演者は意外と豪華。
主人公のハリー・ホーレを演じるのは、X-MENシリーズでマグニートを演じていたマイケル・ファスベンダー。渋い。
ハリーの前妻ラケル・ファウケを演じるのは、シャルロット・ゲンズブール。
脇役にも、「セッション」でアカデミー賞助演男優賞を授賞したJ.K.シモンズやデヴィッド・デンシックなど、有名曲者俳優が出演。
残念なのは、少し勿体ない使い方をされていること。
原作を読んでから、映画を観た方が、省略されている部分が埋まって良いかもしれません。
ストーリーよりも映像美を取ったのかな?
観ているだけで、冬のノルウェーの景色と事件の内容に冷え冷えしてきます。
【映画ロケーション】
オープニングに映る彫刻 ヴィーゲラン彫刻公園
主人公ハリーの家
レストラン Restaurant Schrøder
オスロ警察本部建物