映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

バサジャウンの影 El guardián invisible (2017)

Redondo, D: Guardián invisible

スペイン、バスク地方バスタン渓谷で、連続殺人事件が発生。
州警察は、地元出身の元FBI捜査官アマイアに捜査主任を命じる。
死体発見現場では、バスク神話の精霊・バサジャウンの姿が目撃されていた。
アマイアは、迅速に捜査を進めていくが、地元に戻ったことで、子供時代のトラウマがよみがえり、精神的に追い詰められていく。

以下ネタバレあり

 

バサジャウンの影 (ハヤカワ・ミステリ1914)

原作は、ドロレス・レドンドのスペインのベストセラーミステリー小説。
バスタン渓谷三部作の第一章。

 

主演のマルタ・エトゥラのインタビューと撮影風景

 

[主人公・アマイアの関係者]

アマイア:主人公 元FBI捜査官 サラザール家の末っ子

フローラ:アマイアの姉 サラザール家の長女 実家の製菓会社を継ぐ

ロサウラ:アマイアの姉 サラザール家の次女

ビクトル:長女フローラの元夫

フレディ:次女ロサウラの夫

Tía Engrasi:アマイアのおば (名前の読み方がわからない!)

アマイア父:優しい (現況不明 亡くなっている?)

アマイア母:アマイアを激しく虐待していた。現在、施設入院中。

 

犯人の殺害動機は、少女らが純潔を守らず、伝統ある大切な谷を穢していると考え、殺害し、死体を清める儀式を行っていた。
死体を清めるということは理解できるが、股間にチャンチゴリ(響きが面白い)って、どういう意味?

犯人は何故、自分が谷を清めなければ?と思ったのだろう。
あの悪魔な母親のもとに、足繁く通っていたという話があったが、離婚後の事件は、彼女に操られていた可能性もあるのか?
謎だらけなので、まずは原作を読んでみたいと思う。

 

【映画 未解決部分】

(家族)
母親が、アマイアだけ虐待していた理由。(姉2人にはふつうだった)
姉たちは母の虐待を気付いていなかったのか?
アマイア両親の出会いや結婚生活はどんなものだったのか?
父親の現況は?亡くなっているならば死亡原因は?
あの母親と父親は何故結婚したのか?

(事件)
被害者の腕を切断したのは誰なのか?(犯人は自分ではないと供述)
切断した腕や人骨を森の洞窟に集めたのは誰なのか?
バサジャウンは、誰なのか?
アマイア義兄フレディと被害者アンネの歳の差不倫のきっかけ(SNS?出会い系?)
犯人が、一番最初に殺害を始めたきっかけ。
股間にキャンディ、もしくはチャンチゴリを置いたのは?

 

 第二作目の予告編
アマイアのおなかがだいぶ大きくなっています。
海外のサイトを確認すると、今作品よりは評価は低め。
二作目で、謎は少し解明されているのだろうか?

 

【映画 ロケーション】

アマイアのおばさんの家 (宿泊施設 Apartamentos Rurales Txarrenea

 

サラザール製菓 (PANIFICADORA BAZTANESA S.A. 公式サイトに映画紹介ページ)

 

よく映る橋 Elizondo Bridge

 

撮影に使われた街の紹介
スペインで人気作品のため、Youtube上にロケ地の紹介動画が色々ありました。