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BULL/ブル4 法廷を操る男 S4 #1 偶然の連鎖 Labor Days

Bull: Season Three [DVD] (シーズン3のジャケットです)

 WOWOW公式よりあらすじ抜粋

みそかの夜、ある男が元妻と4人の知人を殺害し、駆け付けた警察官に射殺される事件が発生。2年後、その男に酒を注いだことが事件の引き金になったとして、当時バーでバイトをしていた女性パトリシアが過失致死の疑いで逮捕、起訴される。ブルは、パトリシアの父親から弁護とコンサルの依頼を受けるが、イジーの件でベニーがTACを辞めており、法廷では苦戦が続いていた。周囲の助言もあり、ブルはベニーに会いに行くが……。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

2年前の大晦日の夜、楽しく過ごす客たちの中に、1人やけ酒のように飲み続ける

男性客がいた。バーでアルバイトをしていたパトリシアは、彼を心配し、

オーナーにこれ以上飲ませないほうがいいと助言するが、店長は酒を出せと命令。

その後、店を出た男性客が、運転して帰る様子を目撃し、心配したパトリシアは

店を飛び出しタクシーで男の後を追う。

ある家に到着し、家の中に入ったのを確認してから、タクシーで店に戻るが

実は男は、その家にいた元妻と知人たちを射殺し、駆けつけた警察官に

射殺されていた。

 

パトリシアが、犯人に酒を飲ませたことが事件の引き金になったとして

過失致死の疑いで起訴されてしまう。

彼女の父が大金持ちだったこともあり、注目の裁判となる。

TACを辞めたベニーの後任の弁護士は、取引するべきだと訴えるが

パトリシアには非がなく、取引をしても前科がつくことを心配するブルは

躊躇する。

 

情勢不利な状況の中、ベニーが裁判所に現れ、ブルの手助けをすることに。

ベニーは、パトリシアと事件との因果関係はないと、陪審員に訴えていく。

パトリシアがバーテンダーとして酒を注いだことが、犯行の引き金になったとしたら

犯人に銃を売った店も、犯人が通った射撃場も、因果関係があるのでは?と

陪審員に考えさせていく。

最終弁論後も、陪審員は6vs6の状態。

評決が出ないまま、数日が過ぎていき…。

 

 

何故か唐突に27年後の大晦日の夜に飛ぶ。

星空のもとで、草むらに寝転ぶ若い妊婦。

彼女は、ブルの娘でベニーの姪。

夫であろう男性と、今回の裁判の結末について語っている。

陪審員は話し合いをするが、評決が出ず、13日後

地方検事局は、パトリシアに対する告訴を取り下げ、

パトリシアは無罪になったと話す。

離れた場所に建つ、明かりが灯る家から

ブルとベニーが呼びかける声が聞こえてくる。

タイムズスクエアのボールが落ちるよ!というベニー。

(そしてエンディング)

 

 

今回の事件のテーマは、Sometimes, things just happen. 

物事は、時々偶然に起こる。

ドラマの中では「世の中、たまたまそうなることがある。」と話していた。

偶然が重なっただけで、誰が悪いわけでもない。

悲しいことが起きると、悪いのは誰?何か?と因果関係ばかり考えてしまいがちな

世の中に対してのメッセージだろうか。

 

 

因果関係に関して、アメリカでよく例にあげられるのが

シカゴ大火のキャサリン・オレアリーの牛の話。

1871年10月8日に起きたシカゴの大規模火災の出火原因が

キャサリン・オレアリーの牛が搾乳時に、ランタンを蹴って倒し火がついた

というもの。新聞記者のねつ造と判明するが、

彼女が移民だったこともあり、スケープゴートになったと言われている。

強風や乾燥等、色々な悪い偶然が重なったのが原因と言われているが

キャサリンと牛が公式に無罪となったのは、1997年とWikipediaに書かれていた。

いったい、どれだけバッシングされてるの!?

 

ともあれ、BULLの新シーズンはじまった!

嬉しい!