コンチネンタル・ホテルで殺しを行ったジョン・ウィックは、掟に反したため、懸賞金1400万ドルをかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われことになる。
ジョンは、育ての親のいるルスカ・ロマに助けを求める。
以下多少ネタバレあり
シリーズの3作目で、4作目と5作目が既に計画されているということもあり、中だるみ感が否めないが、ジョン・ウィックの生い立ちや、主席連合、裁定人、誓印やロザリオ等の意味等、細かい設定が説明されている。
日本人の場合、苦笑いしてしまうのが、寿司屋を営んでいる殺し屋ゼロ。
母方の祖母が広島出身というマーク・ダカスコスが演じているのだが、案の定、色々ツッコミどころが。(にんじゃりばんばんって…)
アメリカ版「料理の鉄人」であるアイアン・シェフ・アメリカで、⿅賀丈史主宰の甥という設定で"アメリカ美⾷アカデミー主宰"を演じており、アメリカ人にとっては、受け入れやすいキャスティングなのかもしれない。
猫好き設定なのが嬉しいところ。
タイトルのパラベラム、どんな意味かと検索をしてみたところ、ラテン語で「戦争の準備」を意味すると書かれていた。
映画等でもよく使われているドイツのルガーP08の別名としても有名だそう。
どちらにもかけたタイトルということなのだろう。
次回は、バワリー・キングらの協力を得て、主席連合に倍返ししていくという展開になるのだろうか。
撮影裏話としてよく紹介されているのが、コンチネンタル・ホテル・モロッコの支配人のソフィアを演じたハル・ベリーのトレーニングについて。
銃撃シーンや、ファイトシーンはもちろん、ドッグ・トレーニングも何か月も前から準備していたという。
インタビューでは、どんなに準備をしても、キアヌには追い付けないと語っていた。
【映画ロケーション】
NYコンチネンタルホテル: 住所 1 Wall Street Court, New York
NY公共図書館 ジョンがロシア民話集の本の間に隠してあるものを探しに行く。
ジョンが馬に乗り、殺し屋たちから逃げるシーン。
タルコフスキー劇場:United Palace