17年前、ブロンクスのコインランドリーで麻薬の売人と妊婦が銃殺される。売人同士のトラブルに妊婦が巻き込まれたと判断され、当時16歳の売人エディが有罪判決を受けるが、その後17年たって、決め手となった目撃証言が偽証だった可能性が浮上。大学の研修の一環で相談を受けたチャンクが再審を勝ち取る。当時、検察チームの一員だったベニーは責任を感じ、チャンクとともに再審に臨むが……。
以下ネタバレあり
2002年 殺人事件
午前1時頃のブロンクスのコインランドリー店内
ドラッグディーラーのエディ・ミッチェルが、新参者のドラッグディーラーの
マーカスを追い払おうとするが、逆に銃で脅されその場を去る。
その夜、マーカスとコインランドリーに来ていた妊婦のカーラが何者かに撃たれて
死亡していたのが発見される。
事件を目撃した娼婦ヘザー・ベントンが、犯人はエディだと証言し、
16歳のエディは有罪判決を受ける。
エディの裁判の検察チームの一員には、検察時代のベニーがいた。
3か月前
刑務所内で、エディは、テレンスという囚人から収監されたいきさつを聴く。
殺人事件で有罪になったが、無実だと話し、目撃証言した娼婦が
エディの時と同じヘザー・ベントンという娼婦だった。
担当した刑事も同じ人物だったと知り、偽証されたことを確信。
現在
ハドソン大学アプトン教授(弁護士)の元に、エディからの手紙が届き、
ロースクールの学生であるチャンクが、勉強を兼ねて教授の補佐として
エディの弁護を担当することに。
チャンクの調べで、娼婦のヘザー・ベントンは、5件もの事件の証人となり
担当刑事も同じ人物だったと判明。
偽証の可能性が高いと、再審請求が通る。
担当刑事:Valerie Cobb
チャンクから話しを聞いたベニーは、自分の担当した裁判で偽証が
行われたと思えなかったが、眠れなくなり、担当刑事のヴァレリーに
話を聞くことに。
犯人はエディだと断言するヴァレリーに、根拠は?と尋ねると
「情報源は死んだ。あのチンピラが法廷でなにをわめこうと私の言うことが真実。」
と答え、ベニーはヴァレリーが偽証させたことを確信する。
裁判開始
・証人である娼婦のヘザー・ベントンは既に死亡しているため
再審で彼女に関する話(人柄、職業等)は出来ない。
・無罪を勝ち取るには、別の容疑者を見つけることが一番。
・被害者家族の姉夫婦(ガルシア夫妻)から、苦情が出る。
BULLチーム調査
・当時のエディのボスは、その日、家族でバカンスに行っていた。
・ジョージ・モラン マーカスと揉めていた人物だが、既に死亡。
・弾道調査 ⇒ カーラの背中の血痕 ⇒ カーラが先に撃たれていた!
カーラ殺害の動機
・エディは、カーラの恋人との電話のやりとりを聞いていた。
・カーラの電話番号記録⇒カーラの義兄アイザックとの不倫発覚⇒アリバイあり
被害者の姉マリアの証人喚問
・出産する妹に息子のベビー用品をプレゼントするためにカーラと会う
・妹カーラから、夫アイザックとの関係を告白され、夫からもらった
護身用の銃で妹を撃ち、偶然店にいたマーカスも撃ってしまう。
無罪
エディの無罪を勝ち取る。
刑務作業代の3700ドル+損害賠償金+社会復帰サポートに関して伝えるが
エディは、
「街をただ歩いてみたい。誰にも時間を決められず、自分の好きなだけ歩きたい。」
と歩き出す。
その他
・ブルの妻のいびき問題 ⇒ 義弟ベニーから耳栓をプレゼントされる
・マリッサの妊活
子供が欲しいと妊活を始めたが、夫に問題があることが判明し
夫にそのことを伝えずに、妊活を辞めてしまう。
そのことが原因で、夫との間に溝が出来る。
カウンセリングで話をするが、今後の夫婦関係が心配。
二転三転する見ごたえある内容だった。
あの刑事のヴァレリーには罪は無いのか!?
今後、冤罪事件として訴え、有罪になり、服役する可能性はあるのか?
真犯人である姉のマリアは当然有罪になるのだろうが
夫のアイザックは、有罪ではないけれど、人としての罪は重い。
海軍兵学校に入ったという息子は、父親がおばと不倫をして
事実を知った母が、おばとおなかの赤ちゃんを殺して
別の人が冤罪で罪をかぶって17年服役していた…という事実
どう受け取ればいいのだろう。
ドラマとはいえ、重すぎる。
マリッサの夫婦関係も心配。
本当のことを伝えるしか、道は無いと思うが、亀裂は修復できるだろうか。