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T-34 レジェンド・オブ・ウォー (2019)

T-34 レジェンド・オブ・ウォー (字幕版)

第二次世界大戦ソ連の士官イヴシュキンは、ナチス・ドイツ軍に捕らえられ

捕虜となっていた。戦車の指揮官だったイヴシュキンは、収容所で行われている

戦車戦の演習のために、ソ連の戦車T-34を操縦するよう命令される。

T-34は、弾の装備がない状態で戦うため、死ぬまで戦い続けるしかない。

イヴシュキンは、仲間と愛する女性のために、無謀な脱出作戦を計画する。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

第18回ゴールデン・イーグル賞では、13部門にノミネート、監督賞、脚本賞

視覚効果賞の3部門受賞。

ナチス・ドイツの収容所が舞台というと、どうしても暗い作品を思い浮かべて

しまうが、この作品に登場するロシア人の捕虜たちは、決して諦めず

突き進んでいく。ロシア人が観たら、より一層爽快なのだろう。

実際には、戦車でドイツの収容所から脱出したという事実はないとimdb

書かれていたが、別のロシア語のサイトでは、1944年の出来事を参考に

しているとも書かれていた。どちらだろう?

飛行機での脱出は実際にあったが、せっかく脱出をしたのに、ロシア側に怪しまれ

スパイの疑いで投獄されてしまったらしい。

 

 

名シーンのひとつ、白鳥の湖を踊るT-34。

 

メイキング映像:冒頭の戦いのシーン

海外の情報サイトによると、ロシアのカルーガ州にあるStrelkovka村という

場所に村全体を建設したと書かれていました。

ソ連邦元帥ゲオルギー・ジューコフの出生地として有名。

 

 ロケ地好きとしては、最後の橋が実在するのかとても気になっていましたが

この動画で完全なVFXだと知り、残念しきり。

 

 

 

【映画ロケーション】

 

ハインリヒ・ヒムラーの登場シーンは、プラハのルドルフィヌムでの撮影

(ロシア版Wikipediaより)

 

街で食料や服等の略奪シーン チェコの西部にあるロケト(ロケット)という街。

このシーンは、VFXではなく、街並みがそのまま映されていました。