女子高生アンバー・アップルトンは、母の愛人に家を追い出され、愛犬と共に
スクールバスの中でホームレス生活をしていた。
彼女は周囲にその事実を隠しながら、老人ホームのヘルパーや、
韓国人の女性達に英語を教えたり、前向きで活動的な日々をすごしていた。
そんなアンバーに、更なる不幸が訪れてしまう。
以下ネタバレあり
原作は、マシュー・クイックの小説『Sorta Like a Rockstar』(2010)。
主人公のアンバー役は、「モアナと伝説の海」でデビューした
アウリイ・クラヴァーリョ。
【映画 ロケーション】
アンバーがアルバイトをするドーナツ屋さん:Annies DONUTS (店名そのまま)
シニア向け住居 Rosemont Court (名前そのまま)
アンバーと母のシーン(オリバーが迎えに来ると知り、アンバーが立ち去る。)
SuperDeluxe(ファーストフード店)
周囲を明るく照らしていくような高校生のアンバー。
亡くなった父の才能を引き継いで、音楽の才能が秀でていた。
父の母校であるカーネギーメロン大学に入学するのが夢。
放課後はドーナツショップで働きながら、老人ホームのヘルパーをしたり
韓国人の女性達に英語を教えたりと、日々活動的に過ごしていた。
そんなアンバーには、誰にも知られたくない秘密があった。
母の愛人に家を追い出され、母や愛犬と共にスクールバスで
寝泊まりするホームレス生活をしていた。
ディズニー映画「モアナと伝説の海」でデビューした
アウリイ・クラヴァーリョが、映画冒頭、まるで踊るように
忙しい1日を過ごしていくシーンは、よく観るディズニーヒロインの
ワンシーンのように見えるため、バスで静かに眠るシーンとの
ギャップに驚かされてしまう。
全てを笑顔で乗り切っていたアンバーだが、突然の不幸が続き
笑顔が消えてしまう。
当然、周囲は心配するが、かたくなに助けを求めないアンバー。
彼女はどうなってしまうのか?
ボーイフレンドとの恋愛、大学進学については
ベタなハッピーエンドとして描かれていないところが良かった。
アンバーのようにはなれないけれど、少しでもアンバーのように
笑顔で前向きに生きていけたら…。