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今日もまたクリスマス・イブ Tudo Bem No Natal Que Vem Just Another Christmas (2020)

Netflix作品紹介より

クリスマスは嫌いだけど家族のことを心から愛している男性は、

永遠にクリスマスを迎えるタイムループにハマったことで、

人生で何が大切なのかを知ることになる。

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

主人公のジョルジは、クリスマスが誕生日。

誕生日<クリスマスという状況に子供のころから嫌な思いをし、

大人になった頃には、同じようにクリスマス嫌いの友人らと集まり

普通の1日としてクリスマスを過ごしていた。

 

その後、ジョルジは結婚し子供が産まれると、家族と子供のために

大嫌いなクリスマスを祝わなければならなくなる。

嫌々準備をはじめるホルヘは、ある年ハプニングが起こり

意識を失い、目覚めると、翌年のクリスマスイブになっていた。

ジョルジに記憶はないが、見た目にはふつうに1年過ごしていたようだ。

仕事で昇進し、給料もあがっていると知り喜ぶが

364日分は、すっかり記憶から消えていた。

 

クリスマスイブは、昨年のイブと全く同じ展開で大騒ぎになり

翌日目覚めると、364日間の記憶が消え、次の年のクリスマス・イブに

なっていた。

その後、色々な病院へ行くが、12月24日以外のジョルジは普通に過ごして

いるため、治ることはなかった。

 

その後も目覚めるたびに年が進み、小さかった子供達も立派に成長していたが

自分が知らない間に愛人を作り、妻と離婚訴訟をしていた。

その後、目覚めると、ついに愛人だった女性と再婚をしていたジョルジ。

クリスマスイブ以外のジョルジからのビデオメッセージを見ても

ピンとこない。

クリスマスイブのジョルジは、妻を愛しているため、妻とやりなおそうと

考えていた。

 

以前のように妻と旅したいと語っていたジョルジのために

翌年から、クリスマスイブは海外旅行に行き、ジョルジは目覚めるたびに

パリやイギリス等、家族と1日海外で楽しく過ごすことが出来た。

 

その年は、久々に自宅のベッドで目覚めたジョルジ。

実は、ジョルジの娘が赤ちゃんを出産しており、ジョルジはおじいちゃんに!

喜ぶジョルジだったが、実は娘は乳がんになっており、抗がん剤で髪が

抜け落ちている状態。検診を後回しにしたため、進行してしまったと話す。

可愛がっていた愛犬も実は、三代目になっていたことを知る。

娘との短いクリスマスイブの夜を過ごすジョルジ。

 

翌日目覚めると、1年が過ぎ、娘は亡くなっていた。

ジョルジの父がやってきて、久々の再会に涙するジョルジ。

父にひ孫を見せたジョルジは、「もっと別の人生があったかも…」と

つぶやくと、妻の祖父(長生きすぎないか?)が『願い事を』とつぶやく。

そこへ、ジョルジのクリスマスケーキが運ばれてくる。

ジョルジは人生で初めて、自分のバースデーケーキに願い事をしながら

ロウソクの火を吹き消す。

 

目覚めると、記憶が消えた年のクリスマスイブに戻っていた。

心を入れ替えたジョルジは、クリスマスを思う存分祝うために

子供達とクリスマスのプレゼントを買いに行き、パーティーの準備を

はじめる。(乳がんの定期健診のチラシも大切に保管。)

家族が揃い、楽しいクリスマスイブを過ごす。

 

~おわり~

 

 

クリスマスがテーマなコメディ作品なので、最後は元に戻って

めでたしめでたしということはわかってはいたが

それでもじわじわと感動させられていった。

 

1年に1日しか目覚めないとしたら。

自分も周囲もどんどん歳を取り、家族の大切な出来事にも

悲しい別れも立ち会えない。

 

去年の年末、家族の体調が悪く、年に1度の帰省が出来なかった。

今年会えるのを楽しみに年越ししたが、新型コロナのため

今年の年末の帰省も諦めることに。

年に1度の帰省。

この映画を観て、自分たち家族の状況が重なり、コメディなのに

涙が出てきてしまった。

あと何回、皆で集まれるのだろう。