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カリフォルニア・クリスマス  A California Christmas (2020)

資産家の息子で遊び人のジョセフは、母親からクリスマスまでに、頑固な女性牧場主を説得し、彼女の土地を買収しなければ会社から追い出すと言われ、彼女に雇われたマニーのフリをして、牧場で働きだす。

以下ネタバレあり

 

 

 

 

ベタ中のベタなラブコメ作品。 タイトルにクリスマスは付くが、典型的なキラキラするクリスマスの風景は無い。
ラストでようやくクリスマスパーティーとはなるが、最初から最後まで、牧場の風景が続く。
一応、悪役は登場するが、思ったほど悪い奴ではなく、諦めも早い。

 

 

Netflix作品の『ROPED』(2019)でも共演している主人公のJosh SwickardとLauren Swickard。

名前からもわかるかと思いますが、実は…

 

 

 実生活でも夫婦。
『ROPED』の共演ががきっかけだそう。

 

 

 結婚後のツイート。
共演二作目(この作品)について話しています。

 

 

(ストーリー)

主人公:資産家の放蕩息子
女性と長続きせず、仕事も身に入らない。
母に、女ったらしの能力を、女性牧場主を口説くために使え!と命令され、クリスマスまでに契約してこなければ、クビだと言われる。

ヒロイン:牧場主の美女
父と恋人を亡くし、母は重い病に苦しんでいる。幼い妹が1人。
父の農場を引き継ぎ、1人で頑張っているが、経営難のため、母親の高額な医療費が払えず、土地を手放すギリギリの状況。
恋人の友人だった男性に、言い寄られて困っている。

 

当然、主人公とヒロインが恋に落ち、主人公がヒロインの窮地を救い、めでたしめでたしというありがちな展開。

主人公を助けるキャラとして、執事のレオと、農夫マニーが良い味を出している。
レオは、農場近くの一軒家を借り、マニーと共に優雅にワインを飲みながら、主人公を手助けしていく。
※ネタバレ この二人のワイン好きが、ヒロインを救うキーとなる。

ラストはもちろんハッピーエンド。
タイトルになっているクリスマス感は、全体通して5%ぐらいか?

 

【映画ロケーション】 

撮影は、カリフォルニア州ペタルーマ。
エグゼクティブ・プロデューサーで、レオ役で出演したアリ・アフシャールの子供時代の家で撮影されたという。

映画冒頭、EXS Entertainmentという社名と共にアリ・アフシャールの名のロゴがバーンと表示されるので、いったい何者?と思って検索したところ、実は凄い人だと知り、映画よりもまず彼の人生に興味を持ってしまった。

 

俳優業としては脇役中心の活動だが、子供の頃から多方面で活躍する多才な人物だった。
EXSというのは、レーシングチームのEasy Street Motorsportsの略で、アリ・アフシャールが創設者。
2001~2007年は、アメリカのスバルと契約し、活躍していたという。

 

2006年と2007年にはNHRAで優勝。
ウィキペディアによると、”(NHRAは)日本ではほとんど知られておらず、報道・放送も皆無だが、アメリカではインディカーF1世界選手権並の人気を誇る”と書かれている。

大学時代に俳優を目指しはじめ、モータースポーツと俳優という二足の草鞋で活躍しながら、最終的にプロデュース業に発展していったようだ。
車のCM撮影なども手掛けているという。

 

車以外にレスリング映画にも出演(プロデュースも)しており、何故だろう?と思ったら、学生時代レスリング選手としても活躍していたということがわかった。運動神経抜群なのだろう。

今後は、彼が関わった映画やドラマ等、注目していきたいと思う。