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ねたばれ感想 + ロケーションの紹介

私のニューヨーク Blue Night(Here and Now) (2018)


頭痛に悩まされていたジャズシンガーのヴィヴィアンは、検査の結果

医師から、難病の脳膠芽腫で、治療を続けても余命14カ月の末期の状態だと

説明される。

翌日朝8時に手術になるが、その際、付添人を必ず連れてくるよう言われ

元夫のニックに会いに行くが、うまく伝えられず、

新作ライブを聴きに来た、ヴィヴィアンの自宅に滞在する母にも言えないまま

朝が近づいていく…。

 

以下ネタバレあり

 

 

「5時から7時までのクレオ」(1962)Cléo de 5 à 7 のオマージュ作品。

歌手のクレオが、診断結果を待つ間の2時間、自分は癌なのではないかと

心配しながら、パリ中を彷徨い、7時に医師に会うまでが描かれている。

 

 

【映画ロケーション】

 

 リハーサル後、ヴィヴィアンが歩くシーン。 ウエスト25thストリート

(自転車の男性が、誰かと電話で言い争いになっているのを眺める。)

 

ドレスを購入した店 New York Vintage Inc

 

ヴィヴィアンの新作ライブ会場 BIRDLAND

 

病院外観 Alexandria Center

 

(あらすじ)

ジャズシンガーのヴィヴィアンは、その日病院の待合室にいた。

彼女のマネージャーのベンから、リハーサル時間の連絡が入るが

病院へいることを伝えず、電話を切る。

医師のマリアンヌ・ホルト博士から、脳腫瘍の中でも最も悪性の脳膠芽腫だと

説明があり、治療後の生存率14か月と言われてしまう。

手術後の副作用として、運動障害、言語障害、歌声にも障害が起こる可能性が

あると言われ動揺するヴィヴィアン。

リハーサルに遅刻したヴィヴィアンは、マネージャーのベンに病気のことを

告げられないまま、メンバーに謝罪しリハーサルに入る。

(ドラマーのジョーダンとの関係)

(ヴィンテージ店でドレスを購入)

(新作ライブのインタビュー)

(ライブ会場での打ち合わせ)

Lyftのドライバーは、乗車後もずっと電話をしたまま。

電話を切った途端に爆音でロックを流し、止めて欲しいと訴えるヴィヴィアンに

「1曲だけだから」と音楽を止めないため、途中で車を降りてしまう。

帰宅すると、母ジャンヌがおり、色々なことを責められ言い争いに。

冷静になった後、母に謝罪し、Lyftに置き忘れたドレスを引き取りにいくついでに

元夫のニックの家に向かう。

ニックに相談したかったヴィヴィアンだが、娘のリサイタルの話になり

病気のことを伝えられずに立ち去る。

(陸橋から遠くを眺めるヴィヴィアンにクジラの話をする老女。)

(移動途中、古い友人のテッサと会い、誕生日パーティーに急遽参加する。)

ドラマーのジョーダンが演奏しているライブ会場に行くと、特別ゲストとして

ステージに招かれ、ヴィヴィアンはルーファス・ウェインライトの歌を

カバーする。

ライブ後、ジョーダンの家に行くが、彼が寝た後に立ち去り

真夜中にもう一度ニックの家にいくためLyftを利用すると、昼間と同じ

ドライバーのサミの車だった。

ヴィヴィアンは、娘に昼間に買ったドレスをプレゼントし、ようやくニックに

体調がよくないことを伝える。ニックは、仕事を優先してきたヴィヴィアンを

責めるが、彼女を心配してのことだった。

早朝、まだ寝ているルーシーやニックに声をかけずに立ち去り、帰宅。

寝ている母を起こさないまま、入院の準備をし、家を出て

マネージャーのベンに連絡をする。

ヴィヴィアンは、サミの車に乗り、病院へ向かう。

 

昨日からのヴィヴィアンの様子を見てきたサミは、病院でヴィヴィアンを待つと

言うが、ヴィヴィアンは丁寧に断り、既に到着していたベンとともに病院へ向かう。

(身につけていたアクセサリーをはずし、手術へ向かうヴィヴィアンのアップ)

~おわり~

 

 

彼女が歌ったのは、ルーファス・ウェインライト

「アンフォロー・ザ・ルールズ」。素敵な歌声だった。

 

 

彼女が病気のことを誰にも伝えないために、周囲は彼女の心情に(病状に)

気付かないまま、すれ違いのように会話が続いていく。

彼女は孤独感に押しつぶされそうになりながら、ニューヨークの街を

彷徨っていく。

彼女は誰に手術の付添を頼むのだろうか、と思いながら観続けていた。

母親や元夫、娘には心配かけたくないという気持ちが伝わってくる。

人生を歌に捧げたヴィヴィアンが頼ったのは、やはりマネージャーだった。

手術が成功したとしても、グレード4とされる脳膠芽腫の余命は短い。

副作用が出れば、もう歌うことも出来なくなる。

マネージャーのベンも、連絡を受け、どれだけのショックを受けただろう。

ラストで、ベンがヴィヴィアンを支えながら病院に入っていく姿に涙した。

 

アメリカでの評価は、いまひとつだったが、主人公と年齢が近いため

心に響く作品だった。

 

 

個人的には…

元夫がサイモン・ベイカー

愛人がテイラー・キニーって!

羨ましすぎてクラクラします。