地球の滅亡が目前となる中、北極の展望台に1人残った科学者オーガスティン。
最後の便に乗り損ねたと思われる少女アイリスと共に、不思議な共同生活が
始まった。
地球へ帰還途中の木星探査船の乗組員らは、地球からの通信が途絶えたままの
状態を不安に思いながらも、順調にフライトを続けていたが…。
以下ネタバレあり
This summer we had the absolute pleasure of helping Felicity Jones and Charles Guard plan their perfect wedding day
— Sudeley Castle (@SudeleyCastle) August 12, 2018
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サリー(アイリス・サリヴァン)役のフェリシティ・ジョーンズは、
実際に妊娠しており、それに合わせて映画のストーリーを変更したそうだ。
妊娠しているという設定が、結末を和らげてくれたような気がする。
夫は、映画監督のチャールズ・ガード。
結婚式にはエディ・レッドメインも参列されたらしい。
名優グレゴリー・ペックの孫であるイーサン・ペックが、若い頃の
オーガスティン・ロフトハウスを演じていた。
私は吹替を見たので、イーサン・ペックもジョージ・クルーニーも
小山力也さんが吹替をしていたので違和感が無かったが
英語版では、声に違和感が生じると考え、ジョージ・クルーニーの声を
ベースにし、二人の声がブレンドされたような声を作り出したという。
若い頃の設定なので、少し高い声にしているとも海外の記事に書かれていた。
中盤、ミッチェルが船内で見ている映画は、1959年の「渚にて」(On The Beach)。
この映画の主人公:ドワイト・ライオネル・タワーズ中佐を演じているのが
若い頃のオーガスティンを演じているイーサン・ペックの祖父である
この映画も、地球が放射能汚染により滅びていくという設定になっている。
(あらすじ) ※軽いネタバレ
2049年2月。
地球が放射能汚染で壊滅的な状況の中、北極から最後の避難が始まる。
1人、天文台に残ることを決めたオーガスティン・ロフトハウス。
木星探査船“アイテル”の乗組員らは、地球と交信出来ないまま
地球に向け帰還していた。
オーガスティンは、彼らに地球の状況を伝えるために、交信を試み続けるが
いっこうに連絡が取れない。
ある日、北極からの最後の飛行機に乗り損ねた少女アイリスと出会い
オーガスティンとアイリスの共同生活が始まる。
最後の望みをかけ、現在の天文台よりも強力な通信アンテナを持つ、
ヘイズン湖にある天文台へアイリスと共に向かうことを決める。
極寒の地で、途中野宿をしながら、何とか目的の天文台へ到着した2人。
“アイテル”と交信し、地球の状態を伝えた後、ある驚愕の事実を知る…。
SFものは、やはり大きなスクリーンで見るのが良いのだろう。
個人的には、もう一段上の感動が欲しかった。
エンディングでサリーとアドウォール司令官が淡々と作業を再開するシーンは
とても良かった。
最近は、VFXを駆使し、限りなく美しい(宇宙の)映像を…と凝り過ぎるあまり
ストーリーがいまひとつ、という作品が多い気がする。
【映画ロケーション】
惑星"K23"のロケ地:スペイン ラ・パルマ島
主にサリーの調査の様子が撮影されているが、フェシリティー・ジョーンズが
妊娠したため、彼女は島に撮影にはいかず、ボディダブルが演じ、顔を合成した
と書かれていた。
動画01:06あたりで、映画で水質調査をしているシーンに似た場所が
映し出されていく。
新型コロナの影響により、リモートで映画を作りあげていったと
記事に書かれていたが、そう考えると、よく完成したなと思えてくる。
音楽を担当したのは、アカデミー賞作曲賞受賞のアレクサンドル・デスプラ。
新型コロナの影響で、リモートでのやりとりに関する苦労話が
VARIETYで紹介されていた。
新型コロナ影響があったと考えれば、7.5/10点、ぐらいかな。