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あの夜、マイアミで One Night in Miami (2020)

あの夜、マイアミで

1964年2月25日、WBAWBC統一世界ヘビー級王者のソニー・リストンと戦った

プロボクサーのカシアス・クレイ(のちのモハメド・アリ)は、ヘビー級の

世界王者になる。

カシアスの勝利を祝うために、マルコムX、アメフト界のスター、ジム・ブラウン、

歌手のサム・クックが、あるホテルの一室に集まり、それぞれが話をする中で

人種差別問題が浮かび上がってくる。

 

以下ネタバレあり

 

 

 原作は、2013年初演の舞台『One Night in Miami』。

実在する有名人が登場し、史実に合わせながら話が進んでいくが

あくまで架空のお話。

 

 

登場人物の1人、カリウス・クレイ。

1964年2月25日、ソニー・リストンとの試合で世界王者に。

1964年、ネーション・オブ・イスラムへの加入を機に、リング・ネームを

モハメド・アリに 。

 アリは、マルコムXと出会い、イスラム教に改宗したと言われている。

 

 

マルコムXというと、私にとっては”=デンゼル・ワシントン”だったが

キングズレー・ベン=アディルが演じるマルコムもなかなか良かった。

ただ、デンゼルが演じるマルコムXは、まさに“降りてきた”という演技。

アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。

 

 

モハメド・アリマルコムXと親交があったサム・クック

映画では、マルコムXから、ボブ・ディランの「風に吹かれて」のような歌を

作ってほしいと言われて「A Change Is Gonna Come」を作ったというように

描かれているが、実際は違うようだ。

彼は33歳の時に、女性がらみの騒ぎを起こし、モーテルの管理人の女性に

撃たれて死亡。管理人は、正当防衛とみなされ無罪となっている。

 

 

最後に、NFL、カレッジフットボールラクロスの全部で

殿堂入りを果たした、スーパースター、ジム・ブラウンの紹介。

クリーブランド・ブラウンズで、彼の背番号32番は、永久欠番になっている。

映画に登場する4人の中で、唯一ご存命なのが、ジム・ブラウン氏。

NFLの100人の偉大な選手”というランキングでは、常に上位にランキングされ

2002年には最も偉大な選手として選ばれている。

 

  

舞台が原作のため、映画は主にホテルの部屋での4人の会話が中心になっている。

ここでの会話から、各界のレジェンドである4人の、その後の方向性が

決定づけられたという内容。

カシアス・クレイNOIに入信し、モハメド・アリに⇒反戦⇒ライセンス剥奪

マルコムXNOIを脱退⇒NOIメンバーによる暗殺

サム・クック⇒「A Change Is Gonna Come」人種差別問題へのメッセージソング

・ジム・ブラウン⇒アメフトを引退⇒俳優の道へ。

 

 

モハメド・アリというと、

蝶のように舞い、蜂のように刺す (Float like a butterfly, sting like a bee)や

強気な発言等ばかりが思い浮かぶけれど

改めて、彼のリング外での戦い、活動を学んでみたいと思います。