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ゲットバック 絶体絶命  Миллиард  Milliard(Billion) 2019

銀行のTOPであるレヴィンは、過去に精子提供をしたことで、血のつながった

子供らが産まれていたが、子供達に財産分与をしたくないため、自分の資産を

ビジネスパートナーのレオニードの名義にしていた。

”実際の資産はレヴィンのもの”と書かれた契約書にお互いサインをし

モンテカルロの銀行の金庫に、保管していた。

そのレオニードが亡くなり、彼の娘が財産分与のために現れ、レヴィンは

銀行から追い出されてしまう。

契約書を取り戻さなければ、レヴィンは無一文に。

レヴィンは、精子提供をして生まれた子供達を集め、銀行強盗を計画する。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

【映画ロケーション】

 

レヴィンの銀行の外観:Бизнес-центр Оружейный (ビジネスセンター)

 

秘書と並んで歩いて出てくるシーンも。(ロールスロイスが待機)

 

レヴィン自宅(エントランスシーン):Ararat Park Hyatt Moscow

 

フランス レヴィンとニコライが待機する場所:La Boutique du Glacier前

 

銀行外観:Centre de Formalités des Entreprises - CFE

 

 

 

(映画あらすじ)

 

無断での精子提供

1996年、不妊治療のため医師に精子提供の申し込みをしていた女性は

「特別プラン」として紹介された、銀行家のマトベイ・レヴィンの精子を購入。

しかし、当のレヴィンはそのことを全く知らされていなかった。

 

隠し資産

レヴィンは、共同経営者のレオニードと共に銀行のトップとして活躍していた。

過去に精子提供をしたレヴィンは、子供に財産を奪われないために、

資産の全てはレオニードの名義にし、実際は資産はレヴィンのものと書かれた

契約書をレオニードと交わし、自分は価値がある銀貨1枚だけを所持していた。

 

共同経営者の自殺

レオニードは、ある日、自分が意欲的にまとめていた5億ドルの融資を

直前でレヴィンに契約破棄されてしまい、激怒して詰め寄るも

見極めの甘さを指摘され、ショックで酒を煽り、その後、自殺…。

 

精子提供で生まれた息子

レヴィンは、予定した覚えがない企業との打ち合わせのために、目的地へ向かうと

そこにいた若い青年から「貴方の息子です。」と告げられる。

息子、という事実には驚かず、どうやってスケジュールに組み込んだのかを

尋ねると、どうやらハッキング技術を持つ人物だと判明。

「息子だとたずねて来たのは、これで7人目。私に近づくな。」と立ち去ったのち

秘書からレオニードの自殺を知らされる。

 

レヴィンvsイリーナ

レオニードのお別れの会に、彼の娘のイリーナが現れる。

レヴィンは、遺産に関しては自分に任せて欲しいと言うが、イリーナは

「父の遺産を相続するまで帰らない。私は共同経営者だ。」と主張し

父とは、父の資産は全てイリーナが受け取るという書類があると説明する。

 

レヴィン無一文

翌朝、レヴィンが会社に向かおうと自宅を出るが、車が到着しておらず

やむを得ず、自分の車で会社に向かうことに。

しかし、会社の入り口で警備員に止められ、イリーナに命令されていると説明する。

レヴィンは、イリーナから書類上、銀行は父のものだと言われ、追い出されてしまう。

部下たちも、イリーナ側につき、レヴィン解雇を祝っていた。

 

息子探し

レヴィンは、秘書の女性に先日会った息子のニコライに連絡をとってほしいと頼み

会社を後にする。

翌日、ニコライの自宅にレヴィンが現れ、財産の10億を取り戻すためにフランスの

モンテカルロにある自分の銀行ある証明書を入手する手伝いをしてほしいと頼み

協力者(=息子)探しに出かける。

 

父子チーム結成

2人は、レヴィンがかつて精子を提供した医師をロープに吊し上げ、

息子が何人いるのか追及すると、医師は「17人、いずれも男の子です。」と

白状し、医師の手帳にあった顧客の名前から子供らを探し出すことにする。

レヴィンは、ニコライとともに、建設現場で働いていたゲオルギー、

前科があり、精神に問題があるオレグ、自称“心理学者”のエドワードを

仲間に加え、手始めに現金輸送車強奪計画を立てる。

 

現金輸送車強奪

犯行当日、覆面マスクをかぶった5人は、現金輸送車を待ち伏せし、道を塞いだ後

ゲオルギーの運転するクレーン車で、船に乗せ、車ごと強奪することに成功。

現金輸送車の配達員は、レヴィンの顔を見て安心し、すんなりと大金を奪うことに

成功する。

 

女スパイ

イリーナは、レヴィンの犯行だと気付いており、彼の動きを阻止するために

偽物のレヴィンの娘をレヴィンのもとへ向かわせ、無事仲間に加えられる。

 

 

フランスへ

その後、レヴァン達6人はフランスへ移動。

モンテカルロにある銀行へ行き、現金輸送車で奪った大金を使い

顧客に扮したエドワードは、銀行の貸金庫を借りることに成功する。

エドワードは、臭い匂いが出る装置を貸金庫の中へ。

 

イリーナは、モンテカルロの銀行をレヴィンが襲撃すると考え、銀行行くが

貸金庫は正式な相続が終わるまでは、レヴィンしか開けられないと断られてしまう。

仕方なくイリーナは、レヴィンと会う約束をし「遺産を相続したら半分渡す」と

提案するが、レヴィンから「全て自分の金。イリーナに決定権はない。」と

はっきりと断られてしまう。

 

犯行当日、貸金庫の異様な臭気に気づいた銀行の警備員。

銀行から清掃業者かけた電話をニコライがハッキングし、エドワードが対応をする。

ニコライは、銀行の側で電気系統へのハッキング、

ゲオルギーは、逃走用の大型トラックに乗り待機、

エドワードとオルグ、リューダは、清掃会社に扮し、銀行へ。

3人は、すぐに貸金庫へ入れたが、警備主任の男性が外に停まっていた

清掃業者の車の文字が間違っていることに気づき、強盗団だと察知し、

非常警報を鳴らし、警察にも通報されてしまう。

 

レヴィンは、ニコライに、家族を見捨てるなと説得されるが、彼らを見捨てて

立ち去ってしまう。

追い詰められた3人は、リューダを人質にして芝居をはじめることに。

ニコライは、警察に医師のフりをして銀行の中へ。

 

レヴィンは、近くのカフェで休憩するが、カフェにいた子供連れの親子の姿を

見て、思い直し、特殊部隊の隊員を倒し、退院の服を着て銀行へ入り

警備主任を倒そうとするが、すぐにあっさり倒されてしまう。

待機中のゲオルギーは、銀行の見取り図を広げ、銀行へ車ごと突っ込んで行き

警備主任を倒す。

 

支店長室に隠れていたアンリに、たった一つの資産であった高価な銀貨を渡し

貸金庫を開けてもらい、レオニードとの契約書を手に入れることに成功。

逃走しようとするが、特殊部隊の突入があり、降伏することを選ぶ。

 

レヴィンは、イリーナに遺産は全て譲るから、彼らを解放してほしいと頼み

レヴィンのポケットから落ちた、レオニードとの契約書は、弁護士の手に。

リューダが、イリーナに送り込まれたスパイだと知ったニコライは、

血のつながりがない知って、大喜びする。

 

仮出所

1年後、フランスの刑務所を全員そろって出所すると、出口にイリーナと

リューダの姿が。

イリーナのお陰で、予定より早めに仮釈放になったのだった。

イリーナのリムジンに乗り、仮釈放を祝う。

 

ラスト

オレグが使っていた覆面のモデルだったプロポロフは、銀行強盗に関与している

のではと、マスコミに追われていた。

マスコミを振り切って乗ったプロポロフの車には、レヴィンが。

彼をチームに誘うところで、エンディング。

プロポロフの車のナンバーが 2B CONTINUE(続く)だった!

 

~FIN~

 

 

ロシアの作品だが、とても楽しめた。

オーシャンズシリーズに似た印象。

レヴィンが改心する展開にほっとする。

パッと見、ダメ息子たちだが、何故か皆家族思いで可愛らしい。

イリーナとリューダも加わり、凸凹だが最強チームになっていきそう。

オーシャンズのように、続編あるかな?

 楽しみです!