映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

カウボーイ & エイリアン Cowboys & Aliens (2011)

カウボーイ&エイリアン (字幕版)

男が目を覚ますと、そこは広大な砂漠の真ん中。右わき腹に刺し傷があり

左手首に謎の器具が取り付けられていた。

記憶を失っており、自分が誰かもわからない。

器具を取り外そうと、石で叩いていたところに、ならず者3人が通りがかり

男に襲おうとするが、一瞬で3人を瞬殺する。

彼は一体何者なのか?

 

以下ネタバレあり

 

 

Cowboys and Aliens (English Edition)

原作スコット・ミッチェル・ローゼンバーグの2006年の同名コミック。

地球の資源を狙うエイリアンvs1800年代のアメリカ西部開拓地の人間、

という設定が同じだが、登場人物等はだいぶ変わっている。

 

 

【映画ロケーション】

 

撮影は、主にニューメキシコで行われていた。

村のシーンは、有名なロケ地"Bonanza Creek Ranch"。

 

宇宙船の基地:プラザ・ブランカ

 

 ゴースト・ランチでも少し撮影されていたそう。

 

 

西部劇は苦手なので、好んでは観ないのだが

(理由:野蛮 頭の皮を剥いだり、決闘、ならず者などが怖い。)

ダニエル・クレイグ主演で、ハリソン・フォードが出ると知り観ることに。

ハリソン・フォードが馬に乗るシーン、久々見たかった!

 

 聖杯の騎士のシーンが好きだった。(映画:インディージョーンズの話)

 

 

原作では、1873年の設定。

その時代のカウボーイらとエイリアンとの闘いという設定に、観る前は少し

違和感がありすぎでは?と心配になったが、意外とすんなり受け入れられた。

ハリソン・フォードが宇宙人を撃ちまくっていると、“ハン・ソロ”と重なり

最終的に、敵のUFOを操縦してしまうのでは?と想像していました。

白髪になったとはいえ、ハリソン・フォード健在でした。

 

 

ダニエル・クレイグが、選ばれた理由として、映画「荒野の七人」の

スティーブ・マックイーンにたたずまいが似ているからと言われている。

確かに髪型や顔つきなども似ているかも。

 

ジョン・ファヴロー監督は製作の際、黒澤明監督の「七人の侍」の雨のシーンを

参考にしたとインタビューで語っている。

上記の「荒野の七人」は、「七人の侍」のリメイク作品としても有名。

 

 

撮影のようす

 

 

エイリアンの目的は、いつものごとく地球の資源(金)。

金貨や金属でできたものを集めており、人間を連れ去るのは、どんな生物なのか

調査をするためだったと判明する。

他の星でも、資源欲しさに絶滅させ、その星の唯一の生き残りであるエラは

エイリアンに狙われた地球の人々に警告するために、地球人に姿を変えて

地球に滞在していた。

エラという地球に味方する異星人と、エイリアンの武器を奪い使いこなす

ジェイクという登場人物がいるおかげで、アメリカの西部開拓時代の人々が

高度な技術を持つエイリアンと対等に戦えるという、説得力はあった。

 

 

 

 個人的には、アダム・ビーチが演じたナット・コロラドをずっと

応援していました。

最初の頃は、彼に厳しく当たっていた大佐も、彼の思いを知り、徐々に

変わっていく様子が良かった。

 

 

設定は突拍子もないですが、「七人の侍」に影響されたという監督が作った

作品は、日本人にぐっとくるところがあるはず。

まだ観ていない方は是非。