映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

ザ・ウェイバック THE WAY BACK (2020)

ザ・ウェイバック(字幕版)

ジャック・カニンガムは、最愛の息子を亡くし、妻とも離婚。
アルコールが手放せない日々が続いていた。
ある日、母校からバスケ部のコーチの依頼が舞い込む。
ジャックがいたころは、強豪校だったが、現在は弱小チームになり低迷中。
渋々引き受けるが、ジャックの指導により、徐々に勝利を収めるようになる。

以下少々ネタバレあり

 

【映画ロケーション】

First United Methodist Church
Father Edward Devine(デヴァイン神父)にコーチを頼まれた教会
映画では、マリア様の像があったが、撮影用に置かれたとDailyBulletinの記事にあった。

 

 学校:Chaffey High School

 

Angels Gate Park
ラストのバスケットコートでのシーン
撮影は、主にSan Pedroの湾岸地域で行われていたようです。
海を見下ろすバスケットコートのラストは、美しかった。

 

 

あの時、何故、あの道を選ばなかったのか。
どうして、感情に任せて、投げ出してしまったのか。
いったい、いつまで、ひきずってしまうのか。

ジャックが、人生で一番輝かしかった時代は、高校時代。
バスケット部の選手として大活躍し、スポーツ奨学金で名門校進学が、ほぼ決まっていた。
それを蹴った理由が、父親からの愛情不足を嘆き、父親にダメージを与えたくて。

多分、ジャックも卒業後は、大学進学を蹴ったことをすぐに後悔したはず。
そして、選択を誤った自分を責め、成功するはずだった人生を想像しては落ち込んでいたのだろう。

私も長く失敗を引きずるタイプ。
ふと思い出しては、羞恥、怒り、嘆き、猛省。
ジャックも似たタイプなのだろう。
元妻との出会いで、人生が好転したかに思えたが、息子を病気で亡くし、妻ともうまくいかなくなり、離婚。
俺の人生、何でこんなことばかり!?
そんな人は、ごまんといる!悲劇の主人公になるな!と言われても、そんな簡単には抜け出せない。

ジャックは、映画冒頭から、水の中でもがいているイメージ。
ラストでようやく、水面に出て、平穏を取り戻す。

スポーツものだと聞いていたので、感動のラスト!ハッピーエンドで涙!を期待していたので、だいぶ違ったが、これはこれで良かったのかも。

7.5/10点
ベン・アフレックが苦手な私にしては良い点数。