高校でバスケットボール部のコーチをしているジョン・ハリソン。
来季シーズンこそ優勝を!と生徒らを鼓舞していたが、町にあった工場が閉鎖され
多くの住民が移り去り、主力メンバーらも転校し、バスケ部も解散することに。
校長から、未経験のクロスカントリー部のコーチを任されるが、部員希望者は
喘息を患ったハンナ・スコットただ一人。
ある日、牧師と共に訪れた病院で、偶然、元クロスカントリーの選手だった男性
患者と知り合う。
以下ネタバレあり
主演のジョン・ハリソン役を演じるのは、監督・脚本(共同)の
アレックス・ケンドリック。
脚本家の兄スティーブンと共に2013年にケンドリック・ブラザーズ・プロダク
ションズを設立し、キリスト教映画を製作している。
兄弟は、作家としても活躍しており、“The Love Dare”(結婚関連のノンフィクション)
や“THE RESOLUTION for MEN”が有名。
映画のアイデアは、監督が、2011年に子供のクロスカントリーのイベントに
参加した際、子供への指導する様子を見て、ひらめいたという。
(コーチング⇒聖人からの教え、というようなひらめきらしい。)
【映画ロケーション】 主にジョージア州コロンバスにて撮影
学校のシーン:Brookstone School ジョージア州コロンバス
動画では、映画で使われた中庭等が映っている。
映画の学校名は、Brookshire。あえて、近い名前にしたようだ。
トレーニングシーン: Evangel Templeの裏庭
映画にも映っている白いサッカーゴールが見える。
宗教映画のため、地域の教会からの協力があったと、海外のサイトに書かれていた。
病室のシーン:セント・フランシス病院(の4Fという記事も)
他、Cooper Creek Park や Chattahoochee RiverWalk等でも撮影されています。
(あらすじ)
ジョン・ハリソンは、高校のバスケットボール部のコーチ。
町の主要産業である製造工場が閉鎖され、バスケ部の主要メンバーは、家族と共に
引っ越し(転校)ていき、バスケ部は廃部に。
校長のオリビア・ブルックスから、クロスカントリー部のコーチを任されるが
部員は、喘息を患うハンナ・スコット1人。
ハンナは、祖母との二人暮らしで、両親は亡くなったと聞かされていた。
ハンナには盗み癖があり、盗んだものをコレクションしていた。
ある日、牧師とともに病院を訪問したジョンは、トーマス・ヒルという男性の
病室に入ってしまう。
トーマスは、糖尿病の合併症に苦しむ盲目の男性で、敬虔なキリスト教信者。
話をするうちに、彼がクロスカントリーの選手だったことを知り、指導の
アドバイスを受けるようになる。
ハンナやトーマスと関わるうちに、ジョンは、2人が父娘である事実に気づく。
校長に相談し、ハンナの祖母に許可を得ずに、2人を対面させることに。
ハンナは、父との対面後、捨てられた事実に悩むが、校長からのアドバイスで
聖書を読み始め、赦しについて学んでいく。
そして、今まで盗んだものを、持ち主に返しはじめる。
州大会のスタート前、ハンナは、ジョンからスタート直前から聞くように、と
イヤホン(+プレイヤー)を渡される。
ジョンは、ハンナの父トーマスから、コースに関する細かい指導や励ましの
言葉を録音しており、ハンナは父の声を聴きながら、レースに挑み、ついに
州チャンピオンに!
ハンナと出会って6週間後、トーマス・ヒルは亡くなってしまう。
亡くなる前、トーマスはハンナの未来の誕生日に向けてのメッセージを録音し
USBが、毎年彼女の誕生日に届けられるよう準備してあった。
ラストシーン
6年後のハンナ21歳の誕生日。
父の声を聞きながら、ハンナは街の中を走りだす。 ~終~
信心深くない私には、宗教色が強いこの作品は、感情移入しずらかったり
理解不能なところがあったが、それなりに楽しめた。
信心深い良い人しか出てこず、学園シーンでいじめがないというのも新鮮!?
アメリカには、実際こういう学校もあるのだろうか?
キリスト教がわからない自分には荷が重すぎた。6/10点。