映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

赦しのちから Overcomer (2019)

赦しのちから (字幕版)

高校でバスケットボール部のコーチをしているジョン・ハリソン。

来季シーズンこそ優勝を!と生徒らを鼓舞していたが、町にあった工場が閉鎖され

多くの住民が移り去り、主力メンバーらも転校し、バスケ部も解散することに。

校長から、未経験のクロスカントリー部のコーチを任されるが、部員希望者は

喘息を患ったハンナ・スコットただ一人。

ある日、牧師と共に訪れた病院で、偶然、元クロスカントリーの選手だった男性

患者と知り合う。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

主演のジョン・ハリソン役を演じるのは、監督・脚本(共同)の

アレックス・ケンドリック。

脚本家の兄スティーブンと共に2013年にケンドリック・ブラザーズ・プロダク

ションズを設立し、キリスト教映画を製作している。

The Love Dare (English Edition)The Resolution for Men (English Edition)

兄弟は、作家としても活躍しており、“The Love Dare”(結婚関連のノンフィクション)

や“THE RESOLUTION for MEN”が有名。

 

映画のアイデアは、監督が、2011年に子供のクロスカントリーのイベントに

参加した際、子供への指導する様子を見て、ひらめいたという。

コーチング⇒聖人からの教え、というようなひらめきらしい。)

 

 

 

【映画ロケーション】 主にジョージア州コロンバスにて撮影

 

学校のシーン:Brookstone School ジョージア州コロンバス

動画では、映画で使われた中庭等が映っている。

映画の学校名は、Brookshire。あえて、近い名前にしたようだ。

 

レーニングシーン: Evangel Templeの裏庭

映画にも映っている白いサッカーゴールが見える。

宗教映画のため、地域の教会からの協力があったと、海外のサイトに書かれていた。

 

 病室のシーン:セント・フランシス病院(の4Fという記事も)

 

クロスカントリーのシーン: Flat Rock Park

他、Cooper Creek Park や Chattahoochee RiverWalk等でも撮影されています。

 

 

(あらすじ)

ジョン・ハリソンは、高校のバスケットボール部のコーチ。

町の主要産業である製造工場が閉鎖され、バスケ部の主要メンバーは、家族と共に

引っ越し(転校)ていき、バスケ部は廃部に。

校長のオリビアブルックスから、クロスカントリー部のコーチを任されるが

部員は、喘息を患うハンナ・スコット1人。

ハンナは、祖母との二人暮らしで、両親は亡くなったと聞かされていた。

ハンナには盗み癖があり、盗んだものをコレクションしていた。

 

ある日、牧師とともに病院を訪問したジョンは、トーマス・ヒルという男性の

病室に入ってしまう。

トーマスは、糖尿病の合併症に苦しむ盲目の男性で、敬虔なキリスト教信者。

話をするうちに、彼がクロスカントリーの選手だったことを知り、指導の

アドバイスを受けるようになる。

 

ハンナやトーマスと関わるうちに、ジョンは、2人が父娘である事実に気づく。

校長に相談し、ハンナの祖母に許可を得ずに、2人を対面させることに。

ハンナは、父との対面後、捨てられた事実に悩むが、校長からのアドバイス

聖書を読み始め、赦しについて学んでいく。

そして、今まで盗んだものを、持ち主に返しはじめる。

 

州大会のスタート前、ハンナは、ジョンからスタート直前から聞くように、と

イヤホン(+プレイヤー)を渡される。

ジョンは、ハンナの父トーマスから、コースに関する細かい指導や励ましの

言葉を録音しており、ハンナは父の声を聴きながら、レースに挑み、ついに

州チャンピオンに!

 

ハンナと出会って6週間後、トーマス・ヒルは亡くなってしまう。

亡くなる前、トーマスはハンナの未来の誕生日に向けてのメッセージを録音し

USBが、毎年彼女の誕生日に届けられるよう準備してあった。

 

ラストシーン

6年後のハンナ21歳の誕生日。

父の声を聞きながら、ハンナは街の中を走りだす。 ~終~

 

 

 

信心深くない私には、宗教色が強いこの作品は、感情移入しずらかったり

理解不能なところがあったが、それなりに楽しめた。

信心深い良い人しか出てこず、学園シーンでいじめがないというのも新鮮!?

アメリカには、実際こういう学校もあるのだろうか?

 

キリスト教がわからない自分には荷が重すぎた。6/10点。