カーターとフランキーは、偶然出会った野良犬をこっそり家に連れて帰り、ベンジーと名付けた。
ある日、いつも行く質屋で強盗事件に遭遇し、2人は誘拐されてしまう。
ベンジーは、2人を救うため、必死に走り続ける。
以下ネタバレあり
映画「ベンジー」といえば、私にとっては1974年の映画。
日本でもベンジー・ブームが起きました。
ベンジーと名付ける人も多かったはず。(もしくは、ラッシーとか。)
1974年の作品の日本向け主題歌は、「そよ風のベンジー」。
作詞が、歌手の太田裕美さん。
1977年には続編が公開。この時のベンジーは、ベンジーの娘。
邦題は「ベンジーへの愛」。幼い兄妹が誘拐されるという設定。
3作目は、1980年の「Oh! Heavenly Dog」(邦題:名探偵ベンジー)
4作目は、1987年の「Benji the Hunted」(邦題:がんばれ!がんばれ!ベンジー)
5作目は、2004年の「Benji Off The Leash!」
(邦題:ラブいぬ ベンジー はじめての冒険)
第1作目の比べると、シリーズ作品は、徐々に魅力が薄れてきてしまう運命。
そこで、2018年、リブートとした今作が公開されました。
1974年の第1作の監督(その後のシリーズ製作も)で、今作品も製作総指揮に名を連ねているジョー・キャンプ。
その息子が、この映画の監督のブランドン・キャンプ。
親子2代で、ベンジーシリーズを作っています。
【映画ロケーション】 ルイジアナ州(ニューオリンズ)での撮影
ガソリンスタンドでベンジーが車に乗り込むシーン:Cranky Corner(店名そのまま)
ニュー・オリンズの名物移動販売:Mr.OkraことArthur Robinsonさんも登場。
妹から発表会に来て欲しいと頼まれるシーン:ニューオリンズ Carondelet St.
(ベンジーが2人の後を追う)
兄妹で路面電車に乗り継ぎ、向かった質店(店長 サム・キング)
グラバーSt ニューオリンズ (ドア等に映る住所は、そのまま。)
(ネタバレあらすじ)
子供向けの動物が主人公の映画なので、ベタに展開していく。
父親の遺品の時計が質に入れられており、それを取り戻そうと兄カーターと妹のフランキーが、足繁く質店に通っていた。
その店に強盗が入り、兄妹は事件に巻き込まれ、犯人らに連れ去られてしまう。
兄妹に可愛がられたベンジーは、2人を救うべく監禁場所を発見し、兄妹の母ホイットニーや刑事に知らせ、2人はベンジーのおかげで救出される、というおはなし。
ストーリーは、予想通りの展開でのエンディング。
ただただベンジーが可愛い。
子供達が可愛い。
ニューオリンズの風景も楽しめます。
6/10点 お子様向けの作品と考えれば満点。