映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

バッド・スパイ The Spy Who Dumped Me (2018)

バッド・スパイ(字幕版)

ロサンゼルスに住むオードリーは、誕生日に恋人ドリューから突然メールで別れを告げられ落ち込んでいた。親友モーガンは、ドリューを励まそうと誕生日パーティーをひらくが、オードリーは気分が上がらず。その後、オードリーは、仕事中に店に来た客に連れ去られ、ドリューが実はCIAのスパイだと聞かされる。

以下ネタバレあり

 

【映画ロケーション】 

ドリューから「ウィーンに行き、カフェ・シーラでヴァーンという人物に会え。」と頼まれ、オードリーとモーガンが車を走らせるシーン。
ロス・サンセットブルーバード

 

ウイーンに到着した2人が呆然と見上げるシーン:スペイン乗馬学校
カール6世によって建てられたバロック様式の建物

 

ウイーンで銃撃戦に巻き込まれ、上品な老夫婦からジャガーを奪うシーン。
紳士役はÁron László、夫人役にはÁgi Bánfalvy。2人ともハンガリーの俳優。
ヨーロッパのほとんどのシーンは、ブタペストでの撮影だった。

 

 図書館のシーン(エドワード・スノーデンに電話をするシーン)

ブタペスト工科大学の図書館

 

最後の日本のシーンは失笑。
日本食ギャグを考えてくれてありがとう。
ゲーム画面や夜景の看板、カラオケのロゴなど、日本らしくなさ満載で面白かった。

 

 

(ネタバレあらすじ)

オードリーは、私物を置いたまま連絡が取れなくなった恋人のドリューからメールで別れを告げられ、落ち込んでいた。
親友のモーガンは、彼女を励まそうとするが、オードリーは彼への思いが吹っ切れずにいた。

その後、仕事中にオードリーはイケメン客から誘われ、彼の車までついていき、そのまま連れ去られてしまう。
イケメンの名はセバスチャンといい、CIAの職員だった。
彼から、ドリューがCIAのスパイで、現在行方不明だと聞かされる。
ドリューに関する情報を聞かれるが、彼女は何も知らなかった。

オードリーは、あわてて自宅へ戻り、親友のモーガンに説明しようとするが、同時にドリューも突然現れる。
直後、部屋が銃撃され、オードリーは、撃たれたドリューからウィーンへ行き、自分のトロフィーを協力者に渡すように頼まれる。
その後、モーガンが連れ込んでいた男がドリューを殺害。
怒ったモーガンは男をバルコニーから突き落とす。

 

突然、陰謀に巻き込まれたオードリーとモーガン
とりあえずトロフィーを持ってウィーンへ向かう。
待ち合わせ場所のカフェに現れたのは、あのCIAのセバスチャン。
セバスチャンを怪しんだオードリーが、トロフィーを出し渋っていると、そこにまた殺し屋が現れ、銃撃戦になる。

2人は、なんとかカフェから逃げ出し、モーガンの両親からの協力でプラハにあるロジャーという男性の家でかくまってもらうことになる。
プラハ行きの車内で、トロフィーに隠されたUSBを発見!)
ロジャー宅で夕食をふるまわれるが、なんとロジャー本人は既に殺されており、2人はロジャーになりすましたスパイに薬を盛られていた。

USBのありかを聞かれ、とっさにトイレに流したと答えたオードリー。
一味は、2人を連れ去り、縛り上げて拷問しようとするが、助けに現れたセバスチャンによって一命を取り留める。
セバスチャンに連れられパリに来た2人は、彼の上官に会い、同じようにトイレに流したと説明。
2人は、無事帰国できることになる。

 

しかし、空港に向かう途中、オードリーはセバスチャンに自分の膣の中に隠していたと明かし、車内で取り出す。
3人は、独自で調べようと、USBの中身を確認することに。

 

モーガンが、元カレ?のエドワード・スノーデンの協力で暗号解読!)
世界中の様々な情報にアクセス出来るバックドアが入っていた。

  

3人がアムステルダムの安宿に宿泊していると、セバスチャンの同僚に突然襲われるが、同室のバックパッカーに救われる。
同僚は、犯罪組織にUSBメモリーを売って大儲けしようとしていた。
彼のスマホを使い、犯罪組織に接触
ベルリンで行われるパーティーで会うことになるが、現れたのは死んだはずのドリューだった。

ドリューは、セバスチャンが本当の裏切り者だとオードリーを説得しようとするが、オードリーはセバスチャンが悪人とは思えず躊躇しているとドリューが彼を撃ち、オードリーもドリューに襲われ、絶体絶命に。
そこへ、殺し屋をやっつけたモーガンが、今度はドリューめがけて砲丸を投げ彼を倒し、事件は解決する。
撃たれたセバスチャンは、防弾ベストのおかげで、肋骨を折っただけで済んだ。
(セバスチャンとオードリーのキスシーン)
モーガン、セバスチャンの上官にスパイになりたいと懇願。)

1年後のオードリーの誕生日。
東京のとあるバーの誕生日を祝うが、実は2人はセバスチャンとともにスパイとして活動していた。
~終~

 

残虐なシーンな苦手な私でも楽しめるコメディ・アクション作品。
指紋認証のために指を切り落とすシーンは、早送りしてしまいましたが、後はそれほど嫌な思いはしませんでした。

オードリーとモーガンの固い絆も良く描かれていた。
B級作品かな?と侮っていたが、意外にも楽しめた。
カーチェイスシーンもなかなか。

個人的には、CIAの上官が、X-Fileのスカリーこと、ジリアン・アンダーソンだったのが嬉しかった。

モーガンがかなり下品な発言をします。(USBを隠す場所もあれですし。)
小学生以下のお子様は観ないほうが良いかも。

7.5/10点 もう少しロケ地探しが楽しめたらよかった!?