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ランボー ラスト・ブラッド Rambo: Last Blood (2019)

Rambo: Last Blood [DVD]

故郷のアリゾナに戻ったジョン・ランボーは、友人マリアとその孫娘ガブリエラと

共に、牧場で穏やかな日々を過ごしていた。

ある日、ガブリエラは、彼女を捨てた実父の居場所を知り、ランボーやマリアに

黙って1人でメキシコに会いに行ってしまう。

ガブリエラを追いメキシコへ向かったランボーは、彼女が人身売買カルテル

誘拐されたことを知る。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

シルヴェスター・スタローン、歳を取りながらもがんばっていました。

ただ、残酷なシーンが苦手な私は、牧場での戦いのシーンは、ほぼ早送り。

早送りでも、あまりに残酷な殺し方に、硬直しながら観ていました。

 

ランボー・シリーズ、最後の作品という触れ込みでしたが

カンヌ映画祭で「この映画が成功したら、ランボーを演じ続ける!」と

言ってしまったスタローン。

しかし、ラジー賞ゴールデンラズベリー賞)では、2部門で授賞。

ということで、最後のランボー作品となるでしょう。

 

長髪ではないため、トレードマークのバンダナは最後まで出てきませんでした。

バンダナ姿、観たかったな…と思いながら、ラストを迎えると

エンディングロールで、過去のシリーズの映像が使われており

若きランボーの姿が映し出され感慨深いものがありました。

ちなみに、弓矢のシーンはあり。

 

 

ランボーが聴いていた曲:The Doors “Five To One”

ザ・ドアーズは、ベトナム戦争時、米兵に人気のバンドだったと言われています。

 

 

【映画ロケーション】 主にスペインでの撮影

 

 牧場シーン:ブルガリア Zheleznitsa 

 

ランボーが集団からボコボコにされるシーン:

スペイン Mirador de cueva roja 駐車場

 

 

ストーリーは、娘同様に可愛がり育てたガブリエラが、実の父に会いに行った

メキシコで人身売買カルテルに誘拐されてしまう。

ランボーは、売春宿で働かされていたガブリエラを救出するも、ヘロインの

過剰摂取で亡くなり、復讐を誓う、というよくある展開で、ラストも予想は

ついてしまう。

 

冒頭の、遭難者の救出シーンでは、2人が亡くなったことにショックを受け

遭難者を全員救えなかった⇒戦場で仲間を救えなかった…と落ち込んでいた。

牧場に家はあるのだが、ランボー防空壕のような地下室に住み、

牧場の土の下に、お手製の地下トンネルが張り巡らされていた。

ベトナムでのPTSDが原因で、普通の場所では、安らげないという設定だろう。

PTSDについて、もう少し深堀すればいいのにと思ったが、それもまた

よくある設定かもしれない。

 

地下トンネルでの戦いは、ベトナム戦争でのクチの地下トンネルを連想させ

ベトコンのブービートラップに似たものも多かった。

ただバンバン撃ち合うよりも、トラップ等、見どころもあったはずなのに

とただただ残念。

次回は、アクション0の作品はどうでしょうか?