ウエストハーバー高校の教師パトリック・ミラーは、教室内で生徒のアレックス・ウィリアムズと口論後、行方不明に。
前日の夜、恋人のヴァネッサは、コニーアイランドへ行ったパトリックが怯えながら警察に連絡するよう電話で伝えてきたのを最後に、連絡が取れなくなったと説明。
携帯の発信区域から、ミラーの車がすぐに発見されるが、そこには大量の血痕が残っていた…。
以下ネタバレあり
【ドラマ ロケーション】
事件現場：コニーアイランド 遊歩道側
（事件の流れ）
行方不明：パトリック・ミラー
ウエストハーバー高校 国語教師
他の教師、生徒からも信頼され、何度も表彰を受けている優秀な教師。
恋人：ヴァネッサ・ギャロ 夫と離婚後、パトリックと結婚予定。
離婚寸前の夫：マックス・ベイリー
職場は、自動車修理工場。借金あり？
ヴァネッサとの復縁を望んでいる。
2人の間には息子が一人。
パトリックが教え子と？
マックスが、パトリックをつけていた時に、ウエストハーバー高校の女生徒と親し気にしている様子を目撃。
マックスは激怒し問いただそうとしたが、パトリックは女生徒を逃がし、金を出すから口外しないで欲しいと頼んできた。
パトリックとマックスの口論
事件発生の数日前、パトリックの勤務先の駐車場にマックスが乗り込み「ヴァネッサと別れないと、生徒と付き合っていることをバラす。」と脅す。
生徒のアレックス・ウィリアムズが、目撃。
事件当日
校内にて、パトリックは、生徒のアレックス・ウィリアムズと口論となる。
恋人ヴァネッサに、気分転換にコニーアイランドへ行くと話し、1人で車で出かける。
・アレックス・ウィリアムズ アリバイ有り
・マックス・ベイリー アリバイ有り 息子のサッカーの試合観戦後に、外食。
コニーアイランドから帰る直前、ヴァネッサに電話をしている途中で何者かに襲われ、行方不明に。
ジェシカ・サンチェス
ウエストハーバー高校の生徒。
2年前、メキシコのタンピコからアメリカへ。現在は、おばと暮らしている。
パトリックとの恋愛関係は完全否定。
ギャングから抜け出すため、ミラー先生が助けてくれていたが、ギャングがその話を聞きつけ、先生を殺害したと聞いていた。
死体発見
ジェシカが案内した場所で、パトリック・ミラーの死体が発見される。
バットでの撲殺。
捜査協力
ギャングを抜けたいジェシカは、捜査に協力する。
メキシコでは、ギャングに囲まれ育ち、そのままメンバーに。
偽の診断書を準備し、治療目的でアメリカへ来るが、アメリカにもメキシコ・ギャングが存在し、逃げられない状態。
・窃盗
・みかじめ料集め（脅迫⇒暴力まで）
・14歳の時に殺人 被害者：ギャングの財産を奪ったと疑われた男
リーダーのミゲルに死ぬか殺すかと命令され、おじに銃を頭につきつけられる。
ナタで殺害。
ギャング一斉逮捕
パトリックの死体についていた唾液のDNAから、マルコ・ゴメスが容疑者として浮上。
ジェシカは、ゴメスから殺害に関する話を聞き出すことに。
ジェシカは、リーダーから友人ケイラ殺害を命じられるが、ギリギリでテストだったことがわかり、改めて仲間の信頼を得る。
マルコ・ゴメスが、ミラーを殺害したと話したところで、FBI突入。
ジェシカも仲間とともに逮捕された（フリ）をする。
メキシコへ送還
ジェシカは、FBIが証人保護プログラムに申請している間にNYPDに逮捕され、移民税関捜査局の管轄に。
マギーは、ジェシカがメキシコへ送還されたら殺されてしまうと判事に必死に訴えるが、DT16sメンバー＝暴力的な犯罪者とみなされ、たとえFBIに捜査協力し、成果が出たとしても、亡命申請は出来ないと判断されてしまう。
判事から、退去命令が出される。
～おわり～
今回は、救われない結末だった。
メキシコで生まれ、ギャングが身近にいたため、判断が出来ない少女の頃から、ギャングのメンバーとなる。
殺すか殺されるかのギリギリの状況の中、殺人も行い、逃げ出すためにアメリカに来るが、そこにもギャングがおり足を洗うことが出来なかった。
まだ、高校生。
FBIに協力しても、ギャングはギャング、と判断され、亡命申請は却下されメキシコに送還されることに。
仲間を裏切った彼女は、メキシコで殺されてしまうだろう。
まだ、10代の少女。
ギャングに囲まれた環境で、学も職も頼る人もいない。
もし、銃を突き付けられた中、殺せと命令されたら？
あなたの選択は？
