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刑事リバー 死者と共に生きる  River S1 #1

見えない誰かと話しをする、というような奇行をする変わり者として有名なロンドン警視庁のジョン・リバー警部補。
しかし、検挙率80パーセントという敏腕刑事でもあった。
リバーは殺害された相棒の事件を追い、マスコミの注目を浴びることになり、上層部は彼に精神科の受診を命じられてしまう。

以下ネタバレあり

 

このドラマを観ると、この歌がずっと頭に残ってしまいます…。

 

【ドラマ ロケーション】

相棒を殺害した容疑者(Christopher Riley)が車を降り、立ち寄ったスーパー。
TFC Dalston(スーパーマーケット)

 

上記スーパーでリバー警部補に追われ、ライリーが逃げ込んだアパート。
ロンドン Middlesex Street

 

恋人を殺害した罪で逮捕されたAten Olamaへの面会後、相棒Ira Kingと車内で話すシーン。
ロンドン South Dock

 

相棒のStevieことJackie Stevensonの実家。(ネコを引き取りに行くシーン)
外で弟と出会う。

 

※ネタバレ注意
(死者と話す警部補)
主人公のリバー警部補が、死者と会話が出来る人物だということは、冒頭すぐに判明する。
殺害され、死者(幽霊)として彼に同行する相棒スティービー役にはイギリスの名女優Nicola Walker。(個人的にかなり好きな俳優さん。)
冒頭のハンバーガーショップのドライブスルーシーンで、二人の関係性がうまく描かれており、すぐにドラマに引き込まれていった。

(相棒の死)
ティービーが殺害された事件は、3週間前。
彼女の母親や弟らも第一話に登場している。
彼女を殺害した犯人が乗った車を発見したリバー警部補(とスティービー)。
結果的に、リバーに追い詰められて、窓から逃げ出そうとした容疑者は自滅してしまう。
その直後、初めてスティービーの後頭部が映し出され、彼女が頭を撃たれたことが確認できる。(後頭部に穴が開いている)

(謎の男)
謎の男(死者)として登場するのが、Eddie Marsanが演じるThomas Cream。
職場の廊下を歩くリバーに、毎回絡んでくる。
リバーが原因で亡くなったのか?
それとも、リバーに逮捕され、死刑になったのか?もしや、悪魔?

(行方不明事件)
同僚のスティービーの事件とは別に、少女の行方不明事件を捜査するリバー。
ティービーのかわりの相棒として、Adeel Akhtarが演じるIra Kingがリバーに同行する。彼は、リバーの奇行(死者と話す様子=1人で話す)を観るが、あえてリバーに尋ねずに、リバーとともに捜査していくところが良い。

ロミオとジュリエット
行方不明の少女を殺害した容疑者として、BFのAten Olamaが逮捕されていた。
彼は、彼女が亡くなっているが、自分は殺していないと供述するばかり。
少女は、リバー警部補の捜査中には現れず、自宅で彼に語り掛けていく。
少女のブログに書かれた言葉“Heaven is here ..”が、ロミオとジュリエットから引用された言葉と気づき、ついに彼女の遺体を発見する。
少女の遺体を発見したリバーの側に少女が現れ、事件の真相について語り、BFは釈放されることになる。

(心中未遂)
BFは、リバーから彼女の遺体を発見したこと、事件の真相について語られ、釈放が決まるが、彼の姿と共に、ロミオとジュリエットの“Here, here will I remain ....”という部分が(BGMのように)語られていく。
彼が後追い自殺をしようと考えていることに気づいたリバーは、慌てて彼のもとへ走り、彼に生きるんだと声をかける。
実は、少女とBFは、心中を計画していた。死ぬことが怖くなったBFは少女を救おうとしたが、彼女が亡くなってしまい、自分をずっと責めていたのだった。

~第一話 終わり~

 

判明していないことは2点。
①警視庁の廊下に出没する謎の男(死者)が、何故、リバーに絡むのか。
②相棒スティービーは何故殺されたのか?

 

全6話の短い連続ドラマのため、スティービーの事件の真相は最終回で判明されるのだろう。
まずは、第二話が待ち遠しい!