ネイビーシールズ(アメリカ海軍特殊部隊)のジョン・ケリーは、シリアの
アレッポでの任務を終えた後、退役。
妊娠中の妻であるパムとともに幸せな生活を夢見ていた。
ある夜、ケリーの家に武装集団が現れ、ケリーは3人を倒すが、妻を殺害した
男を取り逃がしてしまう。
以下ネタバレあり
原作は、トム・クランシーの1993年の作品「容赦なく(Without Remorse)」。
ジャック・ライアンシリーズの一作だが、『クレムリンの枢機卿』『いま、そこに
ある危機』『レインボーシックス』などに登場するジョン・クラークが主人公と
なっているスピンオフ的な作品。
元海軍特殊部隊(Navy SEALs)員であるジョン・ケリーが、CIA工作員ジョン・
クラークを名乗るまでの過程を描いている。
映画「今そこにある危機」の時は、ウィレム・デフォーがジョン・クラークを
演じています。
「トータル・フィアーズ」では、リーヴ・シュレイバーが演じています。
ちなみに、「レインボーシックスシリーズ 」(Tom Clancy's Rainbow Six)という
ゲームでも、ジョン・クラークは活躍しています。
古くはN64からソフトがあり、現在もシリーズ化され販売されています。
ジョディ・ターナー=スミスが演じたカレン・グリア少佐は、
ジャック・ライアンシリーズに登場する、ジェームズ・グリアの姪という設定。
(ジェームズ・グリアは、ジャック・ライアンのボス)
【映画ロケーション】
撮影は、ドイツのハリウッドと呼ばれるスタジオ・バーベルスベルクにて。
映画のテーマは、復讐劇。
最愛の妻と、出産前の娘を殺された主人公が、殺害犯を追う…といった内容。
犯人を追ううちに、国家を揺るがす恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。
残念ながら、簡単に黒幕が予想出来てしまう。
主人公以外の有名俳優が、ジェイミー・ベル(CIA局員)とガイ・ピアース
(国防長官)しかいないため、冒頭から二択なのだ。
せめて、CIA長官や大統領役にも名の通った俳優がキャスティングされていれば…。
マイケル・B・ジョーダンは熱演していたが、個人的にはいまひとつ
ジョン・ケリーという人物があまり魅力的に思えなかった。
映画はいまひとつだったが、カレン・グリア少佐役のジョディ・ターナー=スミス
がとにかく美しくて、彼女から目が離せなかった。
いったい何頭身!?
アクション好きな方、ジャック・ライアンシリーズファンの方にお勧めします。
個人的には、6.5/10点。