1993年。1年前の“バッファロー・ビル事件”で世間の注目を浴びるもトラウマに悩まされ、デスクワークを続けてきたFBIの新人捜査官クラリス。そんな彼女は同事件でクラリスに命を救われた女性キャサリンの母親で、当時は上院議員だったが今は司法長官になったルース・マーティンに呼び出され、女性2人が殺された事件を調べるため、特別捜査班“ViCAP”に加わるよう命令を受ける。
男性ばかりの職場で上司クレンドラーとの対立に苦しむ中、新たな同僚エスキヴェルや友人アーデリアを味方につけ、クラリスは行動科学をもとに捜査を開始する。次第に見えてくる二つの事件の関連性。やがて第3の殺人事件が発生する一方、クラリスはキャサリンから連絡を受け……。
以下ネタバレあり
羊たちの沈黙のその後
今回の作品は、2021年アメリカCBS製作のテレビシリーズ。
映画「羊たちの沈黙」(1991年)は、第64回アカデミー賞で主要5部門受賞した名作。
このドラマは、「羊たちの沈黙」のその後が描かれている。
配給権問題
配給権の問題で、このドラマではハンニバル・レクター博士に関する表現が出来ないようだ。
CBSは小説「羊たちの沈黙」のみ権利を持っており、その他(小説・映画)は、NBCとデ・ラウレンティス・フィルムが権利を持っているという。
クラリスが所属する特別捜査班ViCAPのメンバーと友人
右から順番に役名で
・マーレイ・クラーク
・ポール・クレンドラー (ボス クラリスに厳しく当たる)
・アーデリア・マップ (クラリスの友人 同居)
・シャーン・トリパティ
その他
・ルース・マーティン司法長官
・キャサリン・マーティン(司法長官の娘)
羊たちの沈黙の事件で、司法長官の娘のキャサリンは、バッファロー・ビルに誘拐・監禁されていた。事件のトラウマで、今も苦しんでいる。
バッファロー・ビルが、ふくよかな女性を狙っていたため、事件後、痩せている設定。
連続殺人事件
川から2人の女性の惨殺遺体が発見され、特別捜査班ViCAPが捜査を担当。
唯一、クラリスを偏見無く受け入れたエスキヴェル捜査官と共に捜査を始める。
猟奇的な連続殺人事件と思われたが、クラリスは犯人は猟奇的な事件と間違われるよう死体を遺棄した、冷静な人物とプロファイリングする。
被害者の共通点
・被害者は臨床試験を受けていた。
・被害者の子供達は、何らかの障害を持って生まれた。
・治験の結果は、公表されていない。
・被害者らは、記者と共に告発しようとしていた。
実行犯
女性記者の自宅で、殺し屋と鉢合わせしたクラリスとエスキヴェル捜査官。
クラリスは、殺し屋を撃ち、雇い主を聞き出そうとすると、殺し屋は、取引を持ち掛けてくる。
記者発表
クレンドラーは、クラリスから詳細を確認するが、実行犯と取引しないと言い、記者の前で「事件を起こした連続殺人鬼は逮捕した。町は安全ですので御心配なく。」とだけ言うよう命令される。
クラリスを思い上がった新人と言い、陰謀に関してはクラリス抜きで捜査すると話す。
クラリスは、クレンドラーの命令を無視し、記者に真実を伝えはじめる。
被害者3名の名前と、女性記者の名前を伝え、連続殺人鬼に無差別に殺されたのではなく、真実を語ろうとして殺されたと説明。事件はまだ終わっておらず、事件を解決するまではワシントンDCに残ると話す。
~つづく~
クラリスは、事件によるPTSDにいまだ苦しんでいるという設定。
同じ事件の被害者である司法長官の娘、キャサリンとの関係も気になる。
キャサリンは、今後、また事件に巻き込まれそうで怖い。
もしくは、逆に事件を起こさなければ良いのだが…。
第1話目として、一応実行犯は逮捕出来たが、彼の雇い主は判明せず。
この事件をひっぱっていくのか、新たな事件が起こるのか?が気になるところ。
クラリスには違和感無し。