美しくてエレガントな女性暗殺者のエヴァ。組織の命令に従って次々と殺しの任務をこなしてきた彼女だったが、実はあるトラウマを抱え、ひそかに心苦しんでいた。その上、彼女はある暗殺計画を遂行中、標的の人物を取り違えるという致命的なミスを犯し、窮地に立たされることに。実はそれは、エヴァとその上司のデュークを狙って組織の幹部サイモンが仕組んだ罠だった。デュークをサイモンに殺されたエヴァは、復讐に立ち上がる。
以下ネタバレあり
- 【ロケ地】Worcester Regional Airport(MA,USA)
- 【ロケ地】マンダリンオリエンタル・ボストン
- 【ロケ地】Wingaersheek Beach
- 【ロケ地】Boston Chops
- 【ロケ地】Boston Sand & Gravel
- 【ロケ地】ラストシーン
- マシュー・ニュートン監督降板
- EVEから「AVA」に
- ママも凄腕の工作員!?
- 【あらすじ】ネタバレ
【ロケ地】Worcester Regional Airport(MA,USA)
冒頭、主人公のエヴァが、ターゲットのピーターを迎えに行った空港。
パリ・ル・ブルジェ空港ではなく、米マサチューセッツ州にあるWorcester Regional Airport。
ロケ地は、ほぼマサチューセッツ州(ボストン)での撮影。
【ロケ地】マンダリンオリエンタル・ボストン
主人公エヴァのボストンでの滞在先ホテル:Mandarin Oriental, Boston
【ロケ地】Wingaersheek Beach
フランス・ノルマンディで釣りをするデュークのもとへ行くシーン。
こちらも、フランスではなく、マサチューセッツ州にあるWingaersheek Beach。
【ロケ地】Boston Chops
レストランのシーン:Boston Chops Downtown
【ロケ地】Boston Sand & Gravel
サイモンを追い詰めた場所:ボストン・サンド & グラベル
Leonard P. Zakim Bunker Hill Memorial Bridge(吊り橋)のたもと
【ロケ地】ラストシーン
主人公が最後に歩く通り ボストン・ビーコンSt
遠くに牛角(ボストン店)が映る。
マシュー・ニュートン監督降板
当初、マシュー・ニュートンが監督予定だったが、複数の暴力事件で告発され、批判が高まり、テイト・テイラーが監督になったという。
主役を演じたジェシカ・チャステインは、MeToo運動を支持していたため、ニュートン監督作品に出演=偽善と批判を浴びることになる。
EVEから「AVA」に
当初、映画のタイトルと主人公の名前はEVEだったが、ドラマ「キリング・イブ」との類似性等を考え、AVAに変更したという。
(監督就任に関する記事では、映画名が「EVE」と書かれている。)
ママも凄腕の工作員!?
エヴァの母親のボビー役が、ジーナ・デイヴィスだったことに喜ぶ私。
映画「ロング・キス・グッドナイト」で、ジーナ・デイヴィスは、記憶を亡くした凄腕のCIA工作員を演じている。
この映画での、ジーナ・デイヴィスは凄かった!
【あらすじ】ネタバレ
主人公:エヴァ
・プロの殺し屋
・父親との確執⇒入隊
・アルコール依存症でボロボロだった過去あり
・軍人時代の上官デュークに声をかけられ、殺し屋に
ビジネスマン殺害(inフランス)
・英国ビジネスマン殺害指令
・殺害前、ターゲットに狙われた理由を問いただす。
・ターゲットとの会話は禁止されている。
ボストンの実家
・父親:死亡
・母親:心筋梗塞で入院中
・妹:ジュディ 歌手 エヴァの元カレと交際中
将軍を罠にかけ、部屋に誘い込み、自然死(心臓発作)を装うために毒物を足の指の間に注射するが、将軍の部下に邪魔され、仕方なく頸動脈を切り、部下と銃撃戦の末、逃走。
サイモンの策略
デュークのボスであるサイモンは、エヴァを殺すために、あえて間違った指示を出し、エヴァをサウジアラビアに向かわせていた。
フランスでの暗殺時、盗聴していたのは、サイモンの長女カミーユだった。
デュークはエヴァをかばうが、サイモンはひそかにエヴァ暗殺指示を出す。
サイモンの部下が、ジョギング中のエヴァを襲うが、逆に殺されてしまう。
元カレのマイケル
エヴァの妹ジュディは、マイケルのギャンブル依存について相談に来る。
ジュディには、マイケルの居場所を知らないと答えたが、エヴァは、マイケルを探しに馴染みの賭博場へ向かう。
賭博場の女ボス・トニと闘い、マイケルを連れ出すが、マイケルには多額の借金があることが判明する。
デュークの死
エヴァがボストンで襲われたことから、デュークはサイモンの計画に気づき、サイモンを殺害しようとするが、返り討ちにあい、池に沈められてしまう。
サイモンは、デュークの死に際の映像をエヴァに送りつける。
ショックを受けたエヴァは、マイケルに一緒に逃げようと誘うが、彼から妹のジュディが妊娠していることを理由に、断られてしまう。
その後、マイケルのため、再度トニのもとへ向かい、借金を返済する。
宿敵サイモン
ホテルに戻ったエヴァは、サイモンに襲撃され、激しいバトルに。
サイモンはホテルから逃げ出すが、エヴァはサイモンを追い、殺害。
ボスであるサイモンを殺害したことで、家族の命が狙われると考えたエヴァは、妹のもとへ生き、母とすぐにヨーロッパ以外の国へ行くよう警告をし、スイスの銀行口座と暗証番号を渡す。
立ち去る前、マイケルからデュークからの手紙を渡される。
手紙には、自分の人生には満足していると書かれていた。
追われる身に
傷だらけの顔を隠して歩いていくエヴァを、父サイモンの復讐のため、カミーユが、エヴァの後を追っていた。
~おわり~
似たような設定の映画やドラマがあるために、新鮮味は感じられない。
美しき暗殺者を演じるジェシカ・チャステインの七変化を楽しむのが一番!
この映画より「The 355」のジェシカ・チャステインのほうがカッコ良さそう!