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ブラインデッド:ゾウズ・フー・キル S2 全8話 Den som dræber - Fanget af mørket 

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WOWOWより抜粋

犯罪者の心理に詳しいプロファイラーのルイーセは、亡くなった母親の友人アリスと再会する。アリスは5年前、当時18歳だった息子マークスを何者かに殺されたが、犯人は見つかっていなかった。犯行の手口から3件連続した殺人事件の中の一つと考えられており、末期がんであるアリスはルイーセに捜査への協力を頼む。

以下ネタバレあり

目次

 

原作:Elsebeth Egholm

エルセベート・エゴームの小説を原作に、デンマークで2011年から3シーズン製作され、アメリカでリメイクされるほどの世界的人気となった北欧サスペンスドラマ「ゾウズ・フー・キル 殺意の深層」の続編(シーズン2)「ダークネス:ゾウズ・フー・キル」。女性プロファイラーのルイーセが、S1に続き登場。

5年前に息子を殺されたというルイーセの母の友人に頼まれ、連続殺人事件の捜査に協力し、地元刑事のカリーナらとともに、真相究明していく。数名の脚本家がエピソード・ライターとして参加している。

 

原題:Den som dræber

原題の「Den som dræber (Fanget af mørket)」は、
"Den, som dræber en anden, straffes for manddrab med fængsel fra 5 år indtil på livstid".
デンマーク刑法第237条の殺人条項からの引用です。

 

#1 再来 (各話あらすじ部分はWOWOWより抜粋)

プロファイラーのルイーセは、亡き母の友人アリスに呼ばれてフュン島へ。脳腫瘍で余命わずかと宣告されたアリスは、5年前に息子マークスを殺した連続殺人犯を捕まえたがっていた。ルイーセは捜査責任者のカリーナに話を聞くが、最初は資料を開示してもらえない。そんな中、アリスの話から、ある事実にたどり着く。一方、息子のヨハネスと暮らす殺人犯のピーダ。妻はシンガポールに長期出張しており、長らく帰ってきていなかった。

冒頭から犯人は判明している設定のドラマ。
犯人は、エリート妻とは離婚寸前のピーダ。(妻は昇格し、シンガポールへ。)
夫婦問題がストレスでの殺人なのだろうか?
家庭内では善き父、善き夫風。
アリスの息子マークスらの殺害理由は、自分より優秀な人物を痛めつけて殺害したいというものなのか?コンプレックスが原因?

事件のヒント:事前に被害者宅に空き巣に入り、大切なものを盗む。

#2 動機

ヴィリアムが拉致されてからの数日間、警察はこれまでと同じ森を中心に捜索活動を進めるが、遺体は発見されない。ヴィリアムの父ゴームは連続殺人とは無関係の誘拐事件だと考え、息子は生きていると主張する。ルイーセたちも犯人はまだどこかに被害者を監禁しているかもしれないと考え直し、ヴィリアムの車の行方を追う。一方、ピーダの息子ヨハネスは誕生日を迎える。ピーダは誕生日を祝福しながらも、ぎこちない様子を見せる。

ヴィリアムが狙われた理由は、裕福で、嫌味な奴という理由か?
色々な映画やドラマでもよく見る設定だが、何故犯人は被害者の物をコレクションするのだろう。“勲章”のようなものだとよく説明されるが、気持ち悪い。
捜査側としては、それが証拠になるので助かる事もあるのだろうが。

事件のヒント:被害者の才能を表す物を盗んでいる。⇒妬み?

 

#3 追跡

ヴィリアムが拉致されてからの数日間、警察はこれまでと同じ森を中心に捜索活動を進めるが、遺体は発見されない。ヴィリアムの父ゴームは連続殺人とは無関係の誘拐事件だと考え、息子は生きていると主張する。ルイーセたちも犯人はまだどこかに被害者を監禁しているかもしれないと考え直し、ヴィリアムの車の行方を追う。一方、ピーダの息子ヨハネスは誕生日を迎える。ピーダは誕生日を祝福しながらも、ぎこちない様子を見せる。

ピーダは、事件に集中しているため、息子のことは二の次に。
そのために、息子との溝が出来ていく。

事件のヒント:犯人が盗む物は、家族からの愛情が伝わる品か?

 

#4 挑発

ヴィリアムが殺され焦りが募るカリーナたちは、公に情報提供を求めることにする。余命わずかのアリスはなかなか進まない捜査にいらだち、自ら犯人を捜そうとする。アリスの行動に激怒したルイーセは、アリスの家を出て恋人のデーヴィズと会う。一方、警察は連続殺人事件と類似した手口で6年前に森で暴行を受けたという大学教員に話を聞く。しかし事件との関連や信憑性はやや疑わしかった。そんな中ピーダが動き出す。

アリスは余命を考え、何としてでも犯人を捕まえたいと考え、情報提供よりも犯人を煽るためにネットを利用し、懸賞金をかけることに。
案の定、ピーダはアリスを狙うことに。
アリスも犯人と刺し違える覚悟で、元密売人から銃を手に入れる。

事件のヒント:6年前の殺人未遂事件が浮上。
       殺害未遂な理由は、初めての事件だからか?

 

#5 糸口

アリスの死を受け止め切れず、ひどく傷つくルイーセ。警察は、アリスがマークス殺害時の映像を見てショックを受け自ら死を選んだのだと考えたが、アリスの弟カイに別れの電話がなかったことから、ルイーセは他殺の可能性を疑い始める。カリーナたちを説得し、拳銃の出どころや当夜の周辺の状況を洗っていくと……。一方、ヨハネスとの関係がさらにぎくしゃくしているピーダは、ヨハネスにある事実をバラされ焦りを募らせる。

アリスに煽られたピーダは、マークス殺害の映像をアリスに見せた後に殺害。
自殺だと判断する警察に呆れつつ、すぐに他殺と判明しホッとする。
犯人がヨットを利用したことが判明し、少しずつほころびが出始める。

事件のヒント:監視カメラ映像に犯人の映像が。

 

#6 接触

ヨハネスをエリオトの別荘に送る途中で立ち寄ったガソリンスタンドで、ピーダは偶然ルイーセにお金を貸すことに。翌日、ルイーセはピーダにお金を返しにやって来る。一方、捜査ではアリスの家にあったUSBメモリーが、カスパの会社のロゴ入りだと判明。カスパが顧客に配っていたものだと分かり、取引相手の中から犯人像とマッチする人物を絞り込むことに。そんな中、バーで飲んでいたルイーセの前に現われたのは……。

ルイーセと犯人が偶然にも接触。お互い好印象。
北欧ドラマ、意外とこういう設定多し。(簡単に関係を持つ。)

事件のヒント:犯人のピーダは、家族に恵まれていなかった。
       両親が離婚。弟は父、ピーダは母に。義父とそりが合わず家を出る。

 

#7 予感

ルイーセは、ピーダに自分が警察に協力しているプロファイラーだと打ち明けてしまう。それを知ったピーダは、ある行動に出る。その夜、ルイーセが港の写真を見ていると、犯人が港に来た時にしていた手袋が帰る時には外れていることに気付く。カリーナが手袋を捜しに港へ行くと……。一方、ルイーセがカスパの顧客から絞り込んだ10人を6年前の暴行被害者フィエレスンに見せに行くと、思わぬ事実が発覚する。

ルイーゼと関係を持ち、彼女がプロファイラーだと知ったピーダは、急遽身辺整理を始める。
明日、ノルウェーに引っ越すと父に言われるが、納得いかないヨハネス。
仕事とは違い、息子に明日引っ越すは強引すぎたが。

事件のヒント
ピーダは、6年前の暴行事件の被害者の教え子と判明。
論文の実験結果の改ざんを発見し、報告をした人物。
ピーダは、論文を取り下げ、大学を辞め妻と別居し、無職の状態が2年続く。

 

#8 対峙(最終回)

ピーダを捜し始める警察。ヨハネスが以前にルイーセに会っていたことを知ったカリーナは、ルイーセにピーダとの関係を問いただす。しかしルイーセは、お金を借りただけとウソをつく。一方、ピーダはデンマークに戻っていたマシャと会い、ヨハネスをマシャに託すことを決意。ヨハネスを連れに自宅へ戻ろうとするが、家には大勢の捜査員の姿があった。自分が犯人だと知られたことに気付いたピーダが取った次なる行動とは……?

ルイーセのプロファイリング
・父親からの拒絶(愛情不足)。
・父と似た学問を学び、博士号を得るが、改ざんが発覚し大学を辞める。(挫折)
・エリートな妻との別居(離婚話し)。(ストレス)
・自分がなれなかった、父のような優秀な男性を憎む。(犯行動機)

 

【ロケ地】警察署

Funen Police | Main police station
実際の警察署の外観が使われています。

【ロケ地】3話 防犯カメラ発見

防犯カメラを見つけた店:Lille Skensved Autoværksted(自動車整備工場)
ルイーセとカリーナが、アストン・マーティンの映像を発見する。


個人的教訓
・他人と比べない。
・過去を悔やまない。
・間違えたら、やり直せばよいだけ。
・離婚しても、新しい出会いがある。
・すぐカッとしない。(血圧上がる)
・暴力では何も解決しない。

とにかく、息子のヨハネスの幸せだけを願って、観終えました。

 

 
 
 
 
 
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