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ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 The Suicide Squad (2021)

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(字幕版)

Wikipediaより抜粋

政府職員のアマンダ・ウォラーは、「スターフィッシュ計画」として知られる秘密の実験を行っているナチス時代の研究所ヨトゥンヘイムを破壊するため、減刑と引き換えに犯罪者を集めた特殊部隊タスクフォースX、通称スーサイド・スクワッドを南米の島国コルト・マルテーゼに送り込むが…。

以下、ネタバレあり

目次

 

Nom-nom!

人食い鮫のKing SharkことNanaue(ナナウエ)。
人間を頭からガブガブ食べたり、真っ二つに引き裂いたりしますが、知能は子供の可愛いキャラクター。
声は、スタローンが吹替をしているのは有名ですが、モーション・キャプチャーを担当したのは、ウォラーの部下のジョン・エコノモスを演じたスティーヴ・エイジー

また、監督がスタローンに声のオファーをする時の逸話も好きです。

(海外サイト)Code Listより

ガン監督 : I wrote this role for you in The Suicide Squad.
スタローン: Oh yeah?
ガン監督 : Yes, it is a big shark, a little chubby, that eats humans.
スタローン: Anything for you, brother.
監督が、貴方のためにナナウエという役割を書いたと言い、「大きくてぽっちゃりした人食いざめです。」と説明すると「お前のためなら何でもするよ、兄弟!」と快諾したそうです。

 

ハーリーン・クインゼルのスタント・シーン

ハーレイ・クインを演じるハーリーン・クインゼルは、あの鍵を開けるシーンは自分でスタンとしたとインタビューで語っています。
足先がアップで映りますが、自分の足だと説明。

The People(People.com)での記事(英語)でも紹介されています。カッコいい!

 

 

Bill the Cat ⇒ いたち?

Corvus on X: "@JamesGunn When I see Weasel I think of this guy: https://t.co/VnWXYKdkap" / X

監督のtwitterにもあるように、あのイタチのウィーゼルの外見は、Bill the CatというBerkeley Breathedのマンガに登場する猫のキャラクターからヒントを得たと言われています。
また、映画内での説明では、“27人の子供を殺害したとされるシリアルキラー”という設定でしたが、あるインタビューで監督がウィーゼルの冤罪をほのめかしています。

IndieWireの記事より抜粋

“There’s a lot of people in prison for crimes they didn’t commit,” Gunn said with a laugh. “Don’t you think that if there were 27 [dead] kids and Weasel was living on the block, that you’re going to blame Weasel. Is he guilty?

ナナウエと違い、最初から気持ち悪がってしまって、ごめんなさい。

 

ポルカ・ドット・マン

S.T.A.R.ラボの研究員だった母親によって、宇宙のウイルスに人為的に感染させられ、能力を得たが、体に出来る水玉膿疱を定期的に排出しなければ死ぬという後遺症に苦しんでいるポルカ・ドット・マン。
彼を演じたデヴィッド・ダストマルチャンは、白斑を患っており、子供時代にいじめられたことがあるため、ポルカ・ドット・マンという役にとても共鳴したと語っている。

関連記事(英語)

THE HOLLEYWOOD REPORTER

NME

 

カメオ出演

冒頭の刑務所のシーンでは、お馴染みのキャラクターらしき人物が出演。
ラットキャッチャー2のシーンで、Kaleidoscopeが映っていました。
Calendar Manとして登場したSean Gunnは、Weaselとの二役。
彼と並んでいたのは、Double Down
バーのシーンで、Lloyd Kaufmanが出演していることには全く気付きませんでした。

 

【ロケ地】コルト・マルテーゼ政府宮殿

 
 
 
 
 
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南米あるという設定の架空の国コルト・マルテーゼ。
撮影は、パナマ(中米)で行われています。
政府の宮殿として使われた建物は、Palacio Municipal(市庁舎)です。
ハーレイ・クインを救出に行くシーンが、大好き。

 

【ロケ地】クラブ:La Gatita Amble

 
 
 
 
 
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映画に登場したクラブ、“La Gatita Amble”は、米アトランタにあるClermont Loungeで撮影されました。

 

【ロケ地】Trilith Studios

ほとんどの撮影は、アトランタにあるTrilith Studios(旧パインウッド・スタジオ)で行われているようです。冒頭の上陸シーンも、スタジオでの撮影。

 

 
 
 
 
 
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(ネタバレあらすじ)

新たな任務
アマンダ・ウォラー(政府職員)
コルト・マルテーゼ(南米にある島国)にある研究所“ヨトゥンヘイム”で行われてる秘密の実験”スターフィッシュ計画”を阻止するため、研究所ごと破壊することを特殊部隊に命令する。

特殊部隊:タスクフォースX(スーサイド・スクワッド
ハーレイ・クイン
・ブラッドスポート(スナイパー)
・ラットキャッチャー2(ネズミ使い)
・ピースメイカー(暗殺者)
ポルカドットマン(両腕から丸いチップを射出)
・ナナウエ(サメ人間。人食い鮫!)
・リック・フラッグ大佐(エリート軍人)

反政府組織(味方)
・ソル・ソリア:独裁者のシルヴィオ・ルナ将軍に抵抗する組織のメンバー
彼女たちの協力を得て、コルト・マルテーゼの街へ潜入する。

シルヴィオ・ルナ将軍
ハーレイ・クインの大ファン。(反米のシンボル)
彼女を妻にと迎え入れるが、ハーレイにすぐ殺害される。

スターフィッシュ計画とは
宇宙怪獣スターロ(ヒトデの化け物)を利用した非人道的実験。
シンカー:マッド・サイエンティスト
30年間スターフィッシュ計画を指揮する人物。
実は、裏でアメリカ政府が行っていた計画。
ピースメイカーは、アメリカ政府が関与していたデータを消すために送り込まれていた。

ヨトゥンヘイム崩壊
チームとコルト・マルテーゼ軍が争ううちに、研究所ヨトゥンヘイムが崩壊。
宇宙怪獣スターロが解放され、分身を放出し人間に寄生させ、スターロは街を破壊しはじめる。
ウォラーは、チームに任務完了を告げ撤退命令を出すが、メンバーらはスターロを阻止するため、命令に背く。
ウォラーは、命令に背く彼らを殺そうとするが、部下に殴られ気を失う。

ネズミ最強
スターロに苦戦するメンバー。
スターロの分身に乗っ取られたゾンビのような人間たちにも邪魔され絶体絶命のピンチ。
そんな中、ラットキャッチャー2が、街中のネズミを集めスターロを襲わせ、形勢逆転し、スターロを倒すことに成功。

ラスト
ブラッドスポートは、スターフィッシュ計画のデータを引き換えにアマンダ・ウォラーに、チーム全員の安全を保証させる。
溺死したウィーゼルが、奇跡的に一命をとりとめ、浜辺から逃走。
ピースメイカーも、実は死んでおらず、ウォラーから新しい任務が下される。
~おわり~(多分、続く)

 

 
 
 
 
 
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今回も濃いキャラクターが登場し、ワクワクさせてもらえた。
将軍と同じようにハーレイ・クインが大好きなので、彼女を観ていられれば正直満足なところもある。
槍を託されるシーンや、監禁場所から脱出するシーン等、笑いどころも満載!
あとは、イタチの幸せを願うのみ!