オーウェン・キャサリーの10代の息子コナーが父の死を目撃する。やがてモンタナ州の荒野で殺し屋、ブラックウェル兄弟に追われていることに気づく。そして、彼を保護する任務を負ったスモークジャンパー（山林火災初動部隊）のハンナ・フェイバーが追跡する一方で、彼らを焼き尽くそうとする山火事が迫ってくる。
以下ネタバレあり
目次
原作 Those Who Wish Me Dead
マイケル・コリータの小説「Those Who Wish Me Dead」を基に作られた作品。
メイキング映像
映画のメイキングシーンが楽しめる動画です。
火の見やぐらは、上の部分と土台部分だけを別々に建てて、合成したことがわかります。
ロケ地 Albuquerque
Sandia Peak Tramway
Albuquerque, New Mexico, USA
コナー・キャサリーを演じたフィン・リトルくんのinstagramより。
砂漠の中に森を再現
山火事のシーン（炎のシーン）を撮影するために、砂漠の真ん中に森を再現したという。
その砂漠の真ん中の森に、実際に、リスやヘビ、小鳥などが住み着いたため、炎のシーンの前に、動物を追い払わなければならなかったという。
監督がインタビューで、砂漠の真ん中に出来た森に、どうやって動物たちが移動してきたのか不思議だと語っていた。
ねたばれあらすじ
ハンナ・フェイバー
スモークジャンパー（山林火災初動部隊）
自分が指揮した山火事で、3人の若いキャンパーと仲間の命を救えなかったことがトラウマとなり、モンタナ州パーク郡にある火の見やぐらに配置されることに。
暗殺事件
父：オーウェン・キャサリー（会計士）
子：コナー・キャサリー
オーウェンは、ニュースで上司の地方検事が妻と共にガス爆発で死亡したことを知る。二人は大企業の不正を告発しようとしていたため、オーウェンは次は自分たち家族が狙われると考え、義理の兄弟である副保安官のイーサン・ソーヤーのもとへ向かうことに。
暗殺犯（兄妹）
ジャック ・ブラックウェル
パトリック・ブラックウェル
オーウェン・キャサリーが逃走したことに気づいた2人は、義理の兄弟のもとへ向かうと考え、待ち伏せする。
オーウェンが運転する車を撃ち、車は転落。
怪我を負ったオーウェンは、息子コナーに暗殺者の黒幕に関する証拠を渡し、警察ではなくテレビ局を呼べと言ってコナーを逃がし、2人に殺害される。
暗殺者らは、目撃した女性も殺害し、注意をそらすため山に火を放つ。
ハンナとコナーの出会い
ハンナが火の見やぐらで勤務中、落雷にあい、怪我を負う。
その後、地上をパトロール中に、逃げてきたコナーと出会う。
ハンナは、コナーを火の見やぐらに連れて行き話を聞くが、落雷で無線が使えないため、徒歩で町へ行くことを計画。
イーサンの家
オーウェンを殺害した暗殺者兄弟は、息子コナーがいないことに気づき、イーサンの家へ向かう。
妊娠中の妻のアリソンは、2人に銃を向けられ、イーサンに連絡するよう命令されるが、危険だという暗号を伝え、2人を撃退し暗い森へ逃走。
アリソンからの連絡で、急いで自宅に戻ったイーサンだが、待ち構えていた暗殺者らに捕まり、コナー探しを手伝うよう命令される。
火の見やぐら
暗殺者らは、火の見やぐらを発見し、イーサンに誰もいないか確認した後に火を放てと命令する。
暗殺者らの姿を確認したハンナらは、静かに身を潜めていた。
イーサンは、人がいないふりをするが、誰かと話していることを気付かれ、暗殺者（パトリック）が火の見やぐらに向かい発砲。
怪我をしたイーサンを残し、2人は逃走する。
暗殺者らが2人を追うが、密かに暗殺者らを追跡していたアリソンの襲撃にあいジャックは死亡。パトリックが2人を追う。
アリソンは、夫イーサンのいる火の見やぐらに向かい、酸素マスクを着けて救出を待つことに。
最後の戦い
暗殺者のパトリックは、すぐに2人に追いつくが、ハンナも登山用の斧で闘い、パトリックに大けがを負わす。
山火事の炎が迫る中、パトリックを置き去りにし、2人は川へ飛び込み山火事がおさまるのを待つ。
ラスト
山火事が燃え尽きた朝、ハンナとコナーのもとに仲間のジャンプチームが到着。
イーサンは撃たれた怪我で亡くなるが、アリソンは生き残っていた。
FBIや警察と同時に、メディアも現場に到着する。
コナーは、父に言われた通りに、メディアに証拠を公開しようと待っていた。
これからのことが不安だと言うコナーに、ハンナは一緒に考えて行こうと励ます。
～おわり～
山火事もので似た映画（「ファイアー・ストーム」等）を観たことがあるため、あまり期待していなかったが、意外と夢中で楽しめた。
アンジェリーナ・ジョリーが主演なので、派手なアクションシーンを期待してしまうが、スモークジャンパー以上の活躍は無く、真っ当な展開だった。
ついつい（映画）「ソルト」的アンジェリーナを求めてしまう。
個人的には、ニコラス・ホルトにこんな役やらせたくなかった。
美しさを極めて行って欲しい。
