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映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

クイーンの帰郷 Królowa 全4話(2022)

 
 
 
 
 
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Netflixより
ラァグクイーンとしての顔をもつパリの有名な仕立て屋が、数十年ぶりにポーランドの小さな町に帰郷。疎遠だった娘とのきずなを取り戻そうとするが…。

以下ネタバレあり

 

Tomasz Ossoliński

 
 
 
 
 
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Tomasz Ossoliński(@tomasz_ossolinski)がシェアした投稿

衣装担当は、ポーランドのファッション・デザイナーのTomasz Ossoliński
主人公のSylwester Borkowski(別名:ロレッタ)の表向きの職業は、仕立て屋。
パリにある一流のテイラーという設定のため、いつも体形にフィットした素晴らしいスーツを着ている。

 

アントニー登場

 
 
 
 
 
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Antoni Porowski(@antoni)がシェアした投稿

主人公の店で働くアントニー役に、Netflixシリーズ「Queer Eye 」のメンバーとして有名なアントニ・ポロウスキが出演。
ご両親がポーランド人で、確かポーランド語も話せると言っていた記憶が。
LGBTQ+作品としてぴったりなキャスティングだと思いながら観ていました。
(出演は、第1話と第4話。)

 

ロケ地 Madison Avenue

 
 
 
 
 
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Butik Madison Avenue(@madisonavenue_warszawa)がシェアした投稿

Madison Avenue
主人公が経営するテイラー(店舗内)の撮影には、ポーランドワルシャワにあるMadison Avenueが撮影に使われました。
ワルシャワにある店から出ると、パリに移動しているというのが面白い。

 

他のLGBTQ+作品

ドラマを観ながら、他のLGBTQ+作品を思い出していた。
個人的には、ロビン・ウィリアムズが出演した「バードケージ」が一番に頭に浮かんだ。
他にも「Mr.レディMr.マダム 」(La Cage aux Folles)や「キンキーブーツ」等。
似た設定を指摘するレビューなども見かけたが、ポーランドで作られた作品として価値があると思っている。

 

ポーランドでのLGBTQ+

上記Youtube動画より
ポーランドには、LGBTQ(性的マイノリティー)を、家族の概念を「損なう」価値観だと否定する県や自治体がある。
こうした地域は「LGBTフリーゾーン(禁止地域)」と呼ばれている。
しかし欧州連合EU)がこの方針に反対し、ポーランドへの補助金を凍結すると示唆したことで、方針を後退させる県も出てきた。(以上抜粋)
しかし、まだまだ偏見は根深く、ゲイ・プライド(Gay Pride)パレードが妨害されるようなこともたびたび起きているようだ。

 

ロケ地 Konstancin-Jeziorna

炭鉱の町のシーンは、ワルシャワ近郊のコンスタンチン=イェジオルナで撮影されました。
ポーランドのサイトの記事によると、最後の炭鉱夫たちのショーは、かつて製紙工場があった場所で撮影されたと書かれていました。

 

ネタバレ感想

主人公:シルヴェストル(Sylwester Borkowski)
昼の職業:仕立て屋
夜の職業:ドラァグクイーン(別名:ロレッタ)
ある日、彼の店にポーランドに住む孫イザ(Izabela Nowak)からの手紙が届く。
病気になった母のために、腎臓提供してほしいという内容だった。
家族の再建になればと、シルヴェストルポーランドへ向かうことに。

彼はかつて住んでいたポーランドの鉱山の町に到着する。
孫娘のイザが迎えに来て、予約をしたホテルに連れて行ってくれる。
自宅へ行き、娘ヴィオラ(Wioletta Nowak)と会うが、ヴィオラからかたくなに拒絶されてしまう。
実は、イザが母親を救うために、シルヴェストルに嘘をついていたのだった…。

見どころ
・孫イザの三角関係からの妊娠(父親はどっち?)
・シルヴェストのカミングアウト
・シルヴェストと娘ヴィオラの雪解け
・炭鉱事故(イザのBF2人が生き埋めに!)
・炭鉱企業のオーナー=シルヴェストの昔の恋人
・炭鉱夫(遺族)のための慈善イベント開催

イザのBFの一人が亡くなったことには驚いたが、そのことがラストの慈善イベントにつながっていくため、悲しいけれど必要な展開だった。

家族の再建がメインテーマだが、個人的にはシルヴェスタの過去の恋人との再会がとてもよかった。
恋人(炭鉱オーナー)からもらった指輪を毎日つけていたという話しに切なくなった。

 

関連動画

 

 

 
 
 
 
 
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