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ディナー・イン・アメリカ Dinner in America (2020)

ディナー・イン・アメリカ(特典なし) [DVD]

youtu.be

WOWOWより抜粋

アメリカの片田舎で、星条旗をあしらった服に身を包み、退屈な家族やいじめっ子の同級生たちに囲まれながら息苦しい日常生活を送る、内気で孤独な少女のパティ。彼女の唯一の楽しみは、お気に入りのパンクバンド〈サイオプス〉の曲をかけながら自室で踊りまくること。そんなある日、彼女の目の前に、パトカーに追われて逃げる不審で怪しげな男のサイモンが出現。実は彼こそ、〈サイオプス〉の謎の覆面リーダー、ジョンQだった!

 

以下ネタバレあり

 

 

 

ロケ地 2人が出会った路地裏

WEST ALLEY  ミシガン州ボンティアック
警察から追われるサイモンをパティが助けた路地裏。
壁の絵や、裏口の階段等、映画そのまま。

 

ロケ地 サイモンが逃げ込んだ店

Ceramics By Bob & Hazel
ドラッグを売り歩くサイモンが、パトカーに並走され、逃げ込んだ店。

 

挿入歌 Watermelon

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パティが歌う挿入歌「ウォーターメロン」が、とてもかわいらしい歌で耳心地が良い。
この歌を聴いて感動するサイモンが、実はピュアな人だと気づかされる重要なシーン。

 

ネタバレあらすじ

サイモン
パンクバンド”サイオプス”のボーカリストのサイモンは、臨床試験の被験者になった時に知り合ったベスと出会い、彼女の自宅に付いていく。
ベスの母親に誘惑されキスをしたところをベスに見つかり、大騒ぎに。
ベスの家族に追いかけられたサイモンは、窓ガラスを割り脱出し、前庭に火をつけ逃走。指名手配となる。

パティ
職場のペットショップへ行く途中、大人しいパティは、陸上部のデリックとブランドンにいじめられる。
帰宅後、パティは両親(ノーマンとコニー)と弟のケビンと夕食をとっている時に、友達(シシーとカレン)とロック・コンサートに行く許可をもらおうとして失敗する。
パティが夢中になっているのは、パンクバンド”サイオプス”のボーカル、ジョンQ
パティは日々、下着姿の写真と自作の歌詞を送り続けているが、覆面ボーカルのため、ジョンQ=サイモンであると知らずにいた。

2人の出会い
ドラッグを売っていたサイモンは、警察官に見つかり逃走。
逃げ込んだ裏道で、ペットショップをクビになったばかりのパティと出会う。
パティの家に一週間滞在することになるが、パティが実は自分の熱狂的なファンだと知り、慌ててトイレの窓から逃げ出す。

メンバーとの意見の食い違い
パティの話から、自分の知らないところで、サイオプスの他のメンバーが仕事を決めたことに激怒するが、メンバーは音楽マネージャーに気に入られようと必死だった。
サイモンは、パンクバンドが媚びてどうする?と言うが、メンバーと決裂する。
仕方なくパティの家に戻ったサイモンは、パティの弟のケビンとドラッグを吸って、仲良くなる。

復讐計画
翌日、サイモンとパティは、ペットショップのオーナーに対し、未払いの給与を要求するため、バスで向かう。
バスの中で、パティをイジメている陸上部員と遭遇し、サイモンが彼らに絡むも2対1でぼこぼこにされてしまう。
激怒したサイモンは、友人に車を借り、陸上競技場へ行き、二人をおびき出し気絶させ、着ていたトラックスーツを脱がせて裸にしたあと、服を燃やし、死んだ猫を体に乗せて、立ち去る。
パティの元の職場へ向かうと、新しい美人の店員がおり、パティは彼女のためにクビになったことに気づく。サイモンとパティは、オーナーに激怒し、念願の小切手を受け取る。
2人はハンバーガーショップへ行き、キス。その後、ゲームセンターでデートを楽しむ。サイモンは、パティが欲しがったクマの大きなぬいぐるみをゲットする。

サイモンの自宅
翌朝、サイモンはパティが就職の面接へ行くことを止め、ある家へ連れて行くことに。到着したのは、立派な家。地下の部屋に忍び込んだサイモンは、パティに自分がジョンQであることを告白する。信じないパティに、パティが今まで送ったファンレターを見せる。
サイモンは、パティの歌詞や音楽を絶賛し、関係を持つが、お手伝いさんに見つかり、サイモンの家族に連絡されてしまう。
パティは、サイモンの前で歌うと、サイモンは感動し、二人で曲作りをしようとするが、そこに母親が到着する。
サイモンの家族と共に夕食をとることになったパティは、彼が裕福な家の異端児で、家族から疎まれていることを知る。唯一、サイモンの弟ダニーだけが、サイモンの味方だった。帰り道、パティがサイモンに「私は、バカなのかな?」と質問をすると、サイモンは自分自身を過小評価をするなと言い、「お前はパンクロッカーだ。」と告げる。

ライブ会場
サイモンは、秘密のライブ会場へパティを連れて行き、音楽マネージャーともめるが、会場で演奏をはじめる。
サイモンが、パティのために、パティのお気に入りの「Dinner in America」を歌いはじめると、警察が現れサイモンは逮捕されてしまう。
言うことを聞かないサイモンに起こったマネージャーが、警察に通報していたのだった。
パティは、シシーとカレンからガールバンドに誘われる。

ラスト
刑務所にいるサイモンとパティは、手紙で交流を続けている。
週末の30分の面会でデートを重ね、パティはサイモンの友人の仕事(裏稼業)を手伝っていた。
バスに乗っているパティは、女子の2人組に以前のようにバカ呼ばわりされいじめられるが、足をかけてきた一人の顔面を殴り、もう一人の胸ぐらをつかみ暴言を吐いたあと、バスを降りる。
パティは、サイモンと同じマスクをかぶり、二人で録音した歌を聴き踊りだす。

~おわり~

 

感想

裕福な家の中で異質な存在だったサイモン。
弟以外の家族からは犯罪者扱いされている、パンクロッカー。
パティは、少々風変わりな若い女性。
他人から見下され、からかわれることも多いが言い返せないでいた。
彼女の生きる糧は、パンクバンド”サイオプス”のボーカル、ジョンQ
顔を隠して歌うサイモン(ジョンQ)と、ジョンQと知らずに彼を助けるパティが偶然出会い、火花が弾けるように、二人の力が相乗効果を発揮していく。
多少下品なシーンもあるが、許容範囲。
とにかく、映画から伝わるパワーが凄い。
特にラストで、覚醒するパティが最高!
この歳でも、2人からパワーをもらい、元気になりました。

 

陰険でイジメてくる奴がいたら、言ってやれ!「いい加減にしな、くそったれ!」