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カオス・ウォーキング Chaos Walking (2021)

カオス・ウォーキング(字幕版)

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WOWOWよりあらすじ抜粋
2257年。“新世界”と呼ばれる星に地球から移住し、共同体“プレンティスタウン”を作った人々は、先住生物“スパクル”たちと戦い、すべての女性が殺された上、自分たちの思考が“ノイズ”になって他人に知られる事態に困惑する。そこへ宇宙船が不時着し、地球の若い女ヴァイオラが来訪する。女性と会ったことがない同世代の若者トッドは緊張するが、やがて彼とヴァイオラは女性が多い別の入植者たちの共同体と接触し……。

以下ネタバレあり

 

原作 パトリック・ネスの同名3部作

心のナイフ 上 (混沌の叫び1) (混沌の叫び 1)問う者、答える者 上 混沌の叫び人という怪物 上 混沌の叫び

第一部「The Knife of Never Letting Go」(心のナイフ)
第二部「The Ask and the Answer」(問う者、答える者)
第三部「Monsters of Men」(人という怪物)
映画は、第1部の作品を基に作られている。
原作は、ガーディアン賞(Guardian Children's Fiction Prize Award)受賞。

トムホの災難

①戦闘シーンでスタントマンに殴られ、鼻骨折。(Looper参照
②水中で息を止めるシーンで、気を失う。(詳細記事、確認できず。)
③この映画の出演・再撮影で、大ヒット作品の出演を逃す。
 映画「1917 命をかけた伝令」映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」
④撮影中、親知らずを抜歯するが、寝込むことに。(yahoo!entertainmant
作品自体も、試写会での評判が悪く、再撮影が入るも、映画の評価は低いままだった。撮影がはじまったのは、2017年。公開まで約4年かかっている。

ロケ地 カナダ・サン=ポーラン

 
 
 
 
 
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この地域にある、Baluchonの森や庭園などで撮影が行われたという。
他にも、カナダ・ケベックスコットランドアイスランドで撮影されたと言われていますが、細かい場所はわからず。

ネタバレあらすじ

西暦2257年
トッド・ヒューイットは、養父であるベン・ムーアとキリアン・ボイドに育てられ、プレンティスタウンに暮らしていた。
トッドは、自分が生まれる前、人類が今の惑星に入植するが、原住民と激しい戦闘になり、女性全員が殺害されたと聞かされていた。そのうえ、入植以降、お互いの心の声が筒抜けになるノイズという現象が起こるようになった。彼らの町の首長デヴィッド・プレンティスだけは、ノイズをコントロール出来ていた。

宇宙船墜落
ある日、トッドが住む町の近くに宇宙船が墜落し、住民らが周囲を捜索。トッドは、唯一の生存者である女性を発見する。女性を始めて見たトッドは衝撃を受ける。
女性は、住民たちによって首長のデヴィッドのもとに連れて行かれる。
尋問を終えた後、デヴィッドは住民らに説明しようと外に出るが、女性を監視していた首長の息子デイヴィが、彼女の持ち物を探りはじめ、誤って武器を稼働させ、その隙をついて女性は逃げ出してし、デヴィッドらが宇宙船の母船で冬眠状態にあるうちに殺害しようと計画していることを耳にしてしまう。

逃走
女性は、トッドの家の納屋に逃げ込むが、すぐに見つかってしまう。トッドは、彼女を助けようと養父たちと共に匿い、トッドはベンからファーブランチという植民地の場所を教えられ、そこへ行けば彼女の命は助かると説明する。
しかし、すぐにデヴィッドらが現れ、トッドのノイズから、彼女を納屋に匿っていることがばれてしまう。女性は、納屋にあった壊れたバイクを修理し、追手から逃げ、トッドも彼女のあとを追う。
キリアンは、デヴィッドに撃たれて亡くなり、ベンはデヴィッドに命令され、2人の追跡に参加させられることになる。

ファーブランチへの旅
トッドは、女性と合流し、トッドの愛犬マンチーとともに、ファーブランチへ向かう。
彼女は、ヴァイオラと名乗り、 4,000 人以上の乗客を乗せた大型コロニー船から来たことや、両親が地球を出発し新世界への 64 年間の旅の間に亡くなったと話す。
トッドは、本当の両親を知らないことを告げる。
途中、原住民のスパクルに遭遇し、トッドは殺害しようと戦い始めるが、ヴィオラが止め、スパルクは何もせず立ち去っていく。

ファーブランチ到着
二人は追手をかわし、ファーブランチに到着する。
そこは、男性も女性も子供がいる町で、首長は女性だった。
プレンティスタウンと敵対しており、プレンティスタウンの男は皆縛り首にするという決まりがあったが、まだ若いトッドは首長の一存で処刑を逃れることになる。

母親の日記
トッドは、カバンの中から養父が入れてくれた母親の日記を発見する。文字が読めないトッドのかわりに、ヴァイオラが読み上げてくれる。
日記には、女性達は原住民に殺害されたのではなく、デヴィッドと彼に洗脳された男達によって殺されたことが書かれていた。殺害理由は、女性は男性のノイズを聞くことが出来るが、男性は女性の考えがわからず、疑心暗鬼になったためのようだ。

ヘブン
ファーブランチの首長から、ヘブンという場所へ行けば、ヴァイオラの母船に連絡が出来ると聞き、2人で向かおうと決めるが、ファーブランチにデヴィッドらが到着する。
デヴィッドは、ベンにトッドが降伏するよう説得に行かせるが、ベンはノイズを使いヴァイオラの幻影を見せ、2人を逃がす。
2人は、牧師のアーロンに追われ、愛犬マンチーをアーロンに殺害されてしまうが、川を下り何とか逃げおおせる。

コロニー船の残骸

2人は、残骸となった最初のコロニー船に到着する。アンテナが故障しているため、修理しようとするが、すぐにデヴィッドらに追いつかれてしまう。
トッドは、ベンが人質になっているため降伏し、牧師アーロンがヴァイオラを殺そうとするが、ヴァイオラはガシェットをアーロンに投げつけ、アーロンは焼死する。
デヴィッドはベンを殺害し、逃げるトッドを撃ち、とどめをさそうとするが、トッドはノイズを使い、彼に殺された町の女性達の幻影を見せ、デヴィッドを動揺させる。その隙にヴァイオラが、デヴィッドを崖から突き落とし、殺害する。
空に巨大なコロニー船が現れ、プレンティスタウンの男達は逃げていった。

ラスト
トッドは、コロニー船の医務室で目を覚ます。トッドは、ヴァイオラ達がこの星にとどまることを知り、喜ぶ。
~おわり~

 

 
 
 
 
 
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感想

日本の映画サイトでも、海外の映画サイトでも酷評されていた作品。
どこまで酷いのか?と思ったが、意外にも楽しめた。
ツッコミどころはあれど、設定は面白かった。「サトラレ」慣れしているので、違和感も無し。
確かに、男性だけ思考がダダ洩れというのは、悪人であればあるほど都合が悪いでしょうが、女性全員殺害するとは。
当初の計画では、原作が3部作のため、続編も計画されていたと思うが、評価が低いため、続編の製作は無さそう。残念。

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