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トップガン マーヴェリック Top Gun: Maverick (2022)

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WOWOWよりあらすじ抜粋

米海軍のエリートパイロットチーム“トップガン”はかつてない世界の危機を回避する、絶対不可能な“極秘ミッション”に直面していた。ミッション達成のため、チームに加わったのは、“トップガン”史上最高の戦闘機パイロットでありながら、常識破りな性格のため海軍の中心から追いやられたマーヴェリックだった。彼は若いパイロットたちを育成する役割を引き受けるが、極秘ミッションのタイムリミットはすぐそこまで迫っていた。

以下ネタバレ注意

 

ダークスター

冒頭、トム・クルーズ演じるマーヴェリックがテスト飛行をするダークスターは、ロッキード・マーティンのスカンクワークスが開発中の軍用極超音速無人航空機SR-72の有人機型の架空機だと言われている。
SR-71(世界最速有人実用機)は、ブラックバードと呼ばれ、沖縄・嘉手納飛行場にも配備されたという。
マーヴェリックが、ダークスターを滑走路に移動させるシーンで、スカンクワークスのスカンクのロゴが映っています。

 

空母セオドア・ルーズベルト

USS Theodore Roosevelt, CVN-71
撮影に使われている空母。

 

空母エイブラハム・リンカーン

USS Abraham Lincoln, CVN-7
映画冒頭、「Danger Zone」が流れる中、Director of Photographyのクラウディオ・ミランダの名前が表示される際、リンカーン大統領のボブルヘッドがちらっと映ります。

Royal Bobbles - Abraham Lincoln V2 Bobblehead

 

J/125

メーカー:J/Boats(設計:Rod Johnstone)
ジェニファー・コネリー演じるペニーとのセーリング・シーン。
案の定、スタントダブルではなく、本人が演じています。
サンフランシスコ湾での撮影。

 

ポルシェ

ペニーの車が、ポルシェ911(1973)だったのは、前作でチャーリーが乗っていたポルシェ356のオマージュから。

 

アイスマン

前作をリアルタイムで観ているものとしては、ヴァル・キルマー演じるアイスマンが登場にしびれました。
咽頭がんの手術により声を失うも、2021年に声のクローンを作成するAI技術によって再び自身の声で会話が出来るようになったという。
トム・クルーズは、ヴァル・キルマーとの再演のため尽力したと言われている。

 

レーニン

キャストたちは、水中から脱出を試みるウォータープログラムや実際の戦闘機に乗るという過酷な訓練を行ったと言われている。
ビーチでのフットボールシーンでは、上半身裸での撮影のため、キャストたちは皆筋トレに励んでいたようだ。
また、ルースターのピアノのシーンも、実際にマイルズ・テラーが弾いていた。

 

イラク原子炉爆撃事件

Wikipediaより抜粋
1981年6月7日、イスラエル空軍機がイラク・タムーズに建設中だった原子力発電所空爆・破壊した武力行使事件。イスラエル空軍側の作戦名はオペラ作戦(別名バビロン作戦)。
映画での某国のウラン濃縮プラントを破壊するという特殊作戦は、この事件を参考にしていると言われている。

 

ロケ地

P-51 マスタング

Inyokern Airport
P-51マスタングがある格納庫は、イニョカーン空港での撮影。

 

ダークスター試験飛行

Naval Air Weapons Station China Lake
ダークスターの試験飛行のシーンでは、こちらの海軍基地での撮影。

墜落後のカフェ

Halfway House cafe
墜落後、たどり着いたカフェ。

 

ビーチのシーン

Breakers Beach
ビーチのシーンは、サンディエゴのブレイカーズ・ビーチにて。

 

ペニーの自宅

ペニー・ベンジャミンは、前作では名前が二度出ただけで画面に登場しなかった人物。

 

ひとこと

大満足!
トム・クルーズトム・クルーズによるトム・クルーズのための作品。
だが、素晴らしかった。
36年後、というのも良かったのかもしれない。

マイルズ・テラーは、ルースターがメインの続編「Top Gun: Rooster(借)」を提案しているようだ。

個人的には続編は、メンバーがそろえば良いが、中途半端な作品になるならやめたほうが良い気がする。

ルースターよりも、グレン・パウエルが演じるハングマンのほうが魅力的だったし。

カッコいい。