引用:WOWOW
米国のダーク・ストーム社によるグラフィックノベルを実写映画化。米国のプロ暗殺者が娘を救うため、東京で開催される“暗殺者コンテスト”に参加するという奇想天外なストーリー。主演は「キックボクサー リジェネレーション」などのA・ムーシ。格闘家・スタントマンでもあるタフガイという異才だ。監督・脚本・出演は、俳優だが「アンダーワールド(2003)」で原案を担当したり、アメコミ界でも働いたりと活躍するK・グレイヴォー。大量の武器を登場させるなど芸が細かい。WOWOWの放送が日本初公開。
(あらすじ)
シカゴ。妻や娘と暮らすマーカスは一流犯罪者だが、ある仕事で妻が命を落として落ち込む。そんなマーカスは、賞金1000万ドルの“コンテスト”に出場を誘われる。同じ頃、娘の心臓に病気が見つかり、その手術費を稼ごうとマーカスは東京へ。コンテストは最強の暗殺者ドラコスを殺すべく、世界中から集められたプロ、マーカスら7人を競い合わせるものだが、逃げようとしたひとりは主催者に殺される。勝負は24時間後に始まる。
以下、感想など。
原作
この作品の監督(+脚本)であるケヴィン・グレイヴォーが作成、彼の会社である”ダークストーム・コミック・スタジオ”が出版したグラフィックノベルが原作。
ケヴィン・グレイヴォー監督の長編デヴュー作。
日本が舞台だが
賞金1000万ドルのコンテストが日本で行われるという設定。
イメージ映像(スカイツリーや表参道など)では、実際の日本の風景が使われている。
しかし、主人公が到着した会場(ホテル風)のフロントは、明らかに日本人ではない風貌の職員が4名。アジア系の俳優を選んでいるのだろうが、制服のヨレや統一感の無さで日本感が一気に薄れてしまう。(1人は髭面!)
ペントハウスに通された主人公、ペントハウスの壁には安っぽい額に入れられた浮世絵が2枚飾られている。
部屋の奥に入ると「誠」と大きく書かれた額が登場。
絶妙な高さの棚の上に、焼き物らしき花瓶が3つ。
他にも「忠誠 仁 誠 勇 名誉 礼 義」と書かれた、武士道の徳目らしき言葉が書かれた額が登場。
その額を挟むように「義」と「一番」とかかれた額も発見。
面白過ぎる。
主人公の宿泊部屋には、障子。
統一感ないインテリア。
案の定の浮世絵に、「氷雪月海」と印刷された掛け軸。
風花雪月か雪月花の間違いだろうか?
夕食会場は、四方が障子で囲まれた部屋。日本ではありえない障子の配置で違和感大。
さらに、小梅太夫ばりに白塗りした日本髪の女性が配膳。変わった着物を着ている。
ホストの秘書らしき女性は、畳の部屋なのにハイヒールを履いていた。
畳は、土足厳禁よ!
真面目な顔をして演技をしている俳優陣が不憫でならない。
その後も障子、浮世絵、焼き物(いつも複数)、提灯、あやめや菖蒲らしき花などが使われているのを(半笑で)見守る。
映画後半のエレベーターシーン。
エレベーター降りると、「大安」と「勝」という額が。その瞬間、爆発が起こり、全員吹き飛ばされる。
”大安”でも”勝”でもないこの状況、意味をわかっての“あえて”なのか?
日本人であれば一度は観て欲しい作品だ。
ジョン・ウィック風
ネット上での評価は、2/5☆が平均。
ザ・B級のヘンテコ作品だが、アクションは見ごたえあり2点は入る。
世界最大級のオンラインデータベースimdbのユーザーレビューに、When a fifth grade drama class is asked to make a John Wick knock-off.というタイトルで始まるレビューがあった。(自動翻訳)「5年生の演劇クラスで『ジョン・ウィック』の模倣作品を作るように指示されたとき」という意味である。シニカルだが言い得て妙。
ジョン・ウィックを観た事がある人は、皆思い出すはず。
個人的にはヘンテコ映画好きとして、お気に入りの作品となった。
続編を匂わせるラストだったので、続編に期待したい。(本気)
テレビシリーズ(前日譚)
上記記事(2022年9月11日)には、「King of Killers」のテレビシリーズが製作予定だと書かれている。
この映画の前日譚で、全6話の予定。
だが、その後の情報が見つからない。
imdbで検索をしたが、Untitled King of Killers Prequelというページがあったが、詳細は不明。
また、King of Killers 2: Scimitarという作品も検索された。
この映画の続編で、今年2025年に撮影予定とあるが、調べてもわからなかった。
主人公のMarcus Garan役の俳優Alain MoussiさんのInstagramより。
Ren Hiro役の俳優Shannon KookさんのInstagramより。
Martial Arts Action Cinema公式Instagramより。
